クリスマス映画『ホーム・アローン』で英語を学ぼう|心に残る名言7選

最終更新日: 2025年12月18日

クリスマス映画の定番として、世界中で長年愛され続けている『ホーム・アローン(Home Alone)』。子どもが主役のコメディ映画ですが、実は英語学習にもぴったりな作品です。

セリフはシンプルで聞き取りやすく、日常会話で使える表現が多いのも特徴。この記事では、1990年公開の第1作目『ホーム・アローン』に焦点を当て、作品の背景やあらすじ、キャラクター紹介に加え、英語学習に役立つ名言・名台詞7選を詳しく解説します。

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映画『ホーム・アローン(Home Alone)』とは?

about home alone

『ホーム・アローン(Home Alone)』は、1990年に公開されたアメリカのファミリー向けコメディ映画です。脚本は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フェリスはある朝突然に』などで知られるジョン・ヒューズが手がけています。

クリスマス休暇を舞台に、「家に一人取り残された少年」が知恵と勇気で泥棒に立ち向かう物語が描かれています。本作は世界的な大ヒットを記録し、その成功を受けて複数の続編も制作されました。中でも、今なお“クリスマス映画の名作”として語られているのが第1作目です。

タイトルの”Home Aloneは「家に一人きり」という意味。英語では “alone”(物理的に一人)と”lonely”(寂しい)のニュアンスが異なりますが、この映画はまさにその違いを物語として体感できる作品でもあります。

映画『ホーム・アローン』のあらすじ

overview

クリスマス休暇を利用して家族旅行に出かけることになったマカリスター一家。しかし、出発当日の朝の大混乱の中で、末っ子のケビンだけが家に取り残されてしまいます。

最初は「誰にも邪魔されない自由」を満喫するケビン。好きなものを食べ、夜更かしをし、家を独り占めする生活を楽しみます。しかしそんな中、近所で空き巣を繰り返す泥棒コンビが、ケビンの家を狙っていることを知ってしまいます。

家族も大人もいない状況で、ケビンは自分の家を守る決意を固めます。知恵と工夫を武器に、大人相手に立ち向かうケビンの姿は、笑いとともに成長の物語として描かれていきます。

『ホーム・アローン1』のメインキャラクター

main characters

ケビン・マカリスター(Kevin McCallister)


本作の主人公。8歳の少年で、家族の中では少し軽く扱われがちですが、非常に頭が良く行動力があります。一人で過ごす中で、恐怖を乗り越え、精神的に大きく成長していきます。

ハリー&マーヴ(The Wet Bandits)


ケビンの家を狙う泥棒コンビ。間抜けでどこか憎めない存在ですが、物語にスリルとコメディ要素を加える重要なキャラクターです。

マカリスター一家


ケビンの母ケイトをはじめとする大家族。忙しさの中で見落としてしまった「家族の大切さ」が、物語を通して改めて描かれます。

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『ホーム・アローン』の英語の名言・印象的なセリフ7選

quotes

※以下は、映画本編で実際に使われているセリフの中から、文脈をもとに英語学習にも適した表現を厳選して紹介しています。

1. I made my family disappear.


「家族を消しちゃった。」

朝目覚めたケビンは、家の中が異様なほど静かなことに気づきます。いつもなら聞こえてくる家族の声や物音がなく、誰も起こしに来ない朝。キッチンやリビングを確認しても、そこにいるはずの家族の姿は見当たりません。前夜、家族に腹を立て「みんないなくなればいい」と願っていたケビンは、その願いが本当に叶ったと思い込み、驚きと同時に高揚感を覚えながらこの一言を口にします。物語の始まりを強く印象づける象徴的なシーンです。

英語学習ポイント
“make + O + 動詞”の使役構文。会話でよく使われる自然な表現です。”disappear”は「見えなくなる」「完全に消える」ニュアンスが強く、”be gone”よりも感情的・ドラマチックな響きがあります。子どもが感情的に使うことで、誇張表現として自然に成立する英語です。

2. This is my house. I have to defend it.


「ここは僕の家だ。守らなきゃ。」

近所をうろつく怪しい男たちが空き巣であることに気づいたケビンは、恐怖を感じながらも状況を冷静に見つめ直します。大人も警察も頼れない中で、「ここは自分の家で、逃げる場所はない」という現実を受け入れ、一人で立ち向かう覚悟を決めます。このセリフは、子どもだったケビンが自ら責任を引き受ける決意を固める瞬間を象徴しています。

英語学習ポイント
“have to”は、状況や責任から生じる「〜しなければならない」を表す基本表現です。”must”よりも日常会話で使われやすく、自然な義務感を伝えられます。”defend”は「守る」という意味で、意見や自分自身を守る場面でも使える動詞です。

3. Buzz, your girlfriend.


「バズの彼女だ。」

家族が集まる中で、兄バズにからかわれ続けていたケビンは、写真を使って仕返しをします。軽い冗談のつもりだった一言が家族全体を巻き込む騒動へと発展し、ケビンはさらに孤立していきます。この出来事が、後に家族と離れ離れになるきっかけとなる、物語序盤の重要なシーンです。

英語学習ポイント
英語では、主語や動詞を省略し、名詞フレーズだけで意味が通じることがよくあります。このセリフも状況とイントネーションによって意味が補われる、口語英語らしい表現です。日常会話でも”Your phone”や ”My turn”のような形が頻繁に使われます。

4. I’m not afraid anymore.


「もう怖くない。」

一人で過ごす中で数々の経験を積んだケビンは、かつて怖れていた存在や状況と正面から向き合えるようになります。暗闇や孤独、そして泥棒への恐怖を乗り越え、自分自身の成長を実感した瞬間に、この言葉が生まれます。精神的な変化をはっきりと示す、物語後半の重要なセリフです。

英語学習ポイント
“not ~ anymore”は「以前はそうだったが、今は違う」という変化を表す定番構文です。感情や状態の変化を伝えるときに非常に便利で、”I’m not nervous anymore”のように応用できます。”afraid”は一時的な恐怖を表す語としてよく使われます。

5. I hope Santa brings me a family.


「サンタさんが家族を連れてきてくれますように。」

クリスマスイブ、教会で一人静かに祈るケビン。これまで「自由」を楽しんでいた彼は、孤独な時間を通して家族の存在の大きさに気づきます。いたずら心や強がりではなく、本心から家族を求める気持ちがあふれ出るこの祈りの場面は、物語の感情的な転換点となっています。

英語学習ポイント
“I hope (that) + 主語 + 動詞”は、願いや期待を表す基本構文です。”that”は省略されることが多く、会話ではとても自然に使われます。”bring”は「物を持ってくる」だけでなく、「人を連れてくる」という意味でも使える点がポイントです。

6. I’ll be home for Christmas.


「クリスマスには家に帰るよ。」

家族との再会が近づき、物語がクライマックスへと向かう中で登場する一言。「家に帰る」という言葉には、単なる場所への帰還だけでなく、家族のもとへ戻るという温かい意味が込められています。クリスマス映画らしい余韻を感じさせるシーンです。

英語学習ポイント
“will”は、その場で決めた意志や未来の行動を表すときによく使われます。”be home for + イベント”は英語圏で定番の言い回しで、「その行事のときは家にいる/帰る」という意味になります。家族との時間を強く連想させる表現です。

7. Merry Christmas.


「メリークリスマス。」

長い一夜を乗り越え、家族との再会を果たした後に交わされる、穏やかで温かな挨拶。ここまでの出来事をすべて包み込むように物語を締めくくり、『ホーム・アローン』が単なるドタバタコメディではなく、家族の物語であることを強く印象づけます。

英語学習ポイント
“Merry Christmas”は単なる挨拶ですが、使われる場面によって感情の重みが変わります。”merry”は「陽気な・楽しい」という意味で、”happy”よりも感情が外に出るイメージがあります。英語では、行事の挨拶がそのまま気持ちを伝える表現になることが多いです。

VoiceTube おすすめ動画でおさらい

【映画で英語】クリスマス定番映画!『ホーム・アローン』のワンシーンで英語

まとめ

『ホーム・アローン』は、笑って楽しめるだけでなく、英語学習にも役立つ名作クリスマス映画です。特に第1作目は、物語・英語表現ともに完成度が高く、初心者にもおすすめ。ぜひ映画を観ながら、今回紹介したセリフにも注目してみてください!

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ライター コンテンツ監修者:Eri

留学経験なしで英語を習得した純日本人。英会話スクールとオンライン英会話スクールの両方で勤務し、生徒への学習アドバイスや外国人講師の採用を経験。長年の英語学習業界の経験と自身が英語を習得した方法やコツを元に、英語学習ライターとして活動中。

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