最終更新日: 2025年06月08日
「梅雨」は日本の気候を語る上で欠かせない特徴の1つですよね。ジメジメしていたり、雨が続いてちょっと憂鬱な気分になってしまうことも…。でも、自然が潤ったり、空気がきれいになる嬉しい効果も。今回はそんな「梅雨」テーマに「雨」に関するさまざまな英語表現を紹介します!
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目次
そもそも「梅雨」とは?
日本をはじめとする東アジアの広い範囲(中国南部、朝鮮半島南部、台湾など)で見られる、春から夏への移り変わりの時期に雨や曇りの日が続く特有の気象現象のことを指します。
日本では北海道や小笠原諸島を除くほぼ全国で見られます。梅雨の時期は、地域によって異なりますが、一般的に5月末から7月初旬〜中旬にかけて続きます。
「梅雨」は英語でなんと言う?
「梅雨」は英語で、”rainy season”つまり「雨季」と表現します。ただし、完全に梅雨を表せる英単語はないので、梅雨を知らない外国人に日本の梅雨を紹介したい場合は、簡単な説明も加えましょう!
初級編
Japan has a rainy season in the early summer, known as “Tsuyu”.
「日本には初夏に雨季があり、それを”梅雨”と呼びます」
中級編
The rainy season in Japan, known as “tsuyu” or “baiu,” is a period from late spring to early summer when the weather is mostly cloudy and rainy. It usually lasts from early June to mid-July, except in Hokkaido. This season is caused by a stationary front that brings warm, moist air from the south and cool air from the north, resulting in frequent rainfall.
日本の梅雨と呼ばれる雨季は、春の終わりから夏の初めにかけて、主に曇りや雨の日が続く時期です。北海道を除き、通常6月初旬から7月中旬まで続きます。この季節は、南からの暖かく湿った空気と北からの冷たい空気がぶつかる停滞前線によって引き起こされ、頻繁な降雨をもたらします。
上級編
“Tsuyu,” also called the rainy season, is a unique climate phenomenon in Japan and other parts of East Asia. It typically occurs from late May to mid-July. During this period, a stationary front called the “baiu front” brings persistent rain and high humidity. The rainy season is important for agriculture, but can also cause floods and landslides due to heavy rainfall.
梅雨は、雨季とも呼ばれ、日本や東アジアの他の地域に見られる特有の気象現象です。通常、5月下旬から7月中旬にかけて発生します。この期間中、「梅雨前線」と呼ばれる停滞前線が長く雨と高い湿度をもたらします。梅雨は農業にとって重要な時期ですが、大雨による洪水や土砂災害を引き起こすこともあります。」
梅雨時に使える英単語・フレーズ
梅雨時に使える英単語やフレーズを紹介します!
覚えておくと便利な英単語
- folding umbrella:折り畳み傘
- raincoat / Macintosh:レインコート、かっぱ
- rain boots:長靴
- hydrangea:紫陽花
- snail:かたつむり
すぐに使える英語フレーズ
- The rainy season has begun.「梅雨入りしました」
- The rainy season is over.「梅雨が明けました」
- It’s so humid. / It’s so muggy. / It’s so damp.「とてもジメジメしています」
ちなみに…”humid”と”muggy”と”damp”の違いは以下の通りです。
- humid:湿度が高い(蒸し暑い)
- muggy:湿度が高くて不快(蒸し暑くて息苦しい)
- damp:湿っている(暑さは関係ない場合もある
「雨」を表す8つの英語表現と例文
ここからは「大雨」や「小雨」、「夕立」など、さまざまな雨を表す英語表現を8つ紹介します。
1. rain
雨を表す英単語でもっとも代表的なものは動詞 rain です。「雨が降っている」と表現したい場合は、通常現在進行形を表す be+doing と一緒に使われることが多いです。
- It’s raining outside.「外は雨が降っているよ」
- It has been raining since last night.「昨日の夜からずっと雨が降っている」
大雨は?
「大雨」には “heavy rain” , “downpour” , “torrential rain (主に天気予報)” など、色々な表現の仕方がありますが、雨の強弱を表す形容詞は”heavy”「重い」と”light”「軽い」で表します。ちなみに…突然大雨が襲うことを「スコール」と言いますが、本来の “squall” の意味は「突風」という意味なので、正しい意味を一緒に覚えてしまいましょう!
- It looks like heavy rain.「かなり降りそうだね」
- It’s just light rain, I think we can go out.「ただの小雨だから、出かけられると思うよ」
2. wet
“wet” は「濡れた、湿った」という意味以外に「雨の、雨が多い」という意味もあります。”rain”や”rainy”以外の単語で雨を表したいときに使える英単語です。
- You should wear boots on a wet day to keep your feet dry. 「雨の日は足が濡れないようにブーツを履いた方がいいよ。」
- I’m fed up with this wet weather. 「この雨天にはうんざりしている。」
3. pour:激しい雨
pourは飲み物などを「注ぐ」という意味の動詞ですが、水を注ぐようなというニュアンスからバケツをひっくり返したような激しい雨も表現することができます。
- It poured for three days.「三日間激しい土砂降りだった」
4. drizzle:霧雨
霧雨のような、しとしとと雨が降る日は、部屋で雨音を聞きながらゆっくりリラックするのもいいですよね。このようなしとしとと降る雨は英語では”drizzle”といいます。
- It drizzled on and off.「霧雨が降ったりやんだりしていた」
降ったりやんだりは英語で on and off といいます。この表現も一緒に覚えておきましょう!
5. sprinkle:パラパラと降る雨
“sprinkle”は「(水などを)まき散らす」という意味の動詞です。霧吹きなどで水をまき散らしたような、パラパラと降る雨を表すときにも、この”sprinkle”を使うことができます。
- It began to sprinkle.「雨がぱらつき始めた」
6. evening shower:夕立
夕立やにわか雨のような急に降り出してすぐに止む雨を”shower”といいます。そこに夕方を意味する “evening”を付けると”evening shower”「夕立」という意味になります。
- We were planning to have a barbecue, but an evening shower forced us to move indoors.
「バーベキューをする予定でしたが、夕立のせいで屋内に移動せざるを得ませんでした。」
7. sun shower:にわか雨
太陽が出て晴れているのに、同時に雨が降る現象を指します。
- A sun shower surprised us while we were walking in the park; it was raining even though the sun was shining brightly.
「公園を散歩しているときに天気雨に驚きました。太陽が明るく照っているのに雨が降っていたのです。」
8. passing shower:通り雨
短時間で通り過ぎる一時的な雨のことです。すぐに止むことが多く、長くは続きません。
- Don’t worry about the rain; it’s just a passing shower and will stop soon.
「雨のことは心配しなくていいよ。ただのにわか雨だからすぐに止むよ。」
“rain”を使ったイディオム7つ
1. (as) right as rain
「健康状態が良好で調子がとてもよいこと」を表します。この “right” には「(人が)健康な、正常な」という形容詞としての意味があります。
- I caught a cold yesterday, but after I took my medicine and got enough sleep, I feel as right as rain.
「昨日風邪を引きましたが、薬を飲んで十分な睡眠をとったら調子が良くなりました。」
2. It never rains but it pours
(不幸や災難は)立て続けに来る」という意味の慣用表現。直訳の「雨が降る時は決まって土砂降りだ」からも連想できそうですね。
- First, I got locked out of my apartment, then I realized I lost my phone as well, and I couldn’t call anybody. It never rains but it pours!
「まずアパートに鍵がかかって入れなくなり、それから携帯もなくしたことに気づき、誰にも電話をかけることができなかった。災難続きだ!」
3. It’s raining cats and dogs
「大雨、土砂降り」という意味です。別の言い回しとしては、” It’s raining very hard” や “It’s pouring” が使えますね。
- I think I’ll just stay home and read books. It’s raining cats and dogs.
「外は土砂降りなので、今日は家で本を読もうと思う。」
4. Save (it) for a rainy day
「もしもの時に備える」という意味。思いがけない事態に備えて(お金など)を蓄える時に使える慣用表現です。例を見てみましょう。
- It is wise to save for a rainy day. No one can foresee the future.
「もしもの時に備えるのは賢い。未来は誰にも予見できないから。」
5. rain on someone’s parade
「(誰かの計画・楽しい気分)を台無しにする、に水をさす」という意味。何かを言ったり、することで誰かの計画を台無しにしたり、人の気分に水をさすときに使える慣用表現です。
- I don’t mean to rain on your parade, but I have some bad news.
「楽しい場に水をさすつもりはないんですが、悪い知らせがあります。」
6. (come) rain or shine
「何がなんでも、何が起ころうと」という意味。雨天決行(晴雨を問わない)というそのままの意味と、比喩的に「雨が降ろうが槍が降ろうが」といった2つの意味で使われます。
- This Friday, the final game of the soccer tournament will be held, rain or shine.
「今週の金曜日、雨が降っても、サッカーの決勝戦は決行されます。」 - Come rain or shine, I will always be on your side because you are my best friend.
「何が起ころうと、あなたは私の大親友だから私はあなたの味方です。」
7. take a rain check
「また今度誘って下さい」の意味。お誘いを受けてやんわりと「今回は残念ですけど、遠慮しときます」と断る時に使う慣用表現。「今回は残念ですけど、また機会があれば誘って下さい」というニュアンスを伝えることができます。
もともと野球の試合を観戦しに行って、途中で雨が降ってキャンセルになった時に、次回の観戦チケットが貰えたことから “rain ticket”「雨のチケット」と呼ばれるようになりました。今回と同じ条件で、日を改めてというのがポイントです!
- Hey Kenta, let’s go to the nightclub tonight!
- Sorry, I’ll take a rain check.
- ケンタ今夜一緒にナイトクラブに行こう!
- すいません、今夜は残念ですけど行けません。また誘ってください!
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【英単語】「土砂降り」を英語で言うと?雨に関する英単語を紹介
まとめ
今回は「梅雨」をテーマに雨に関する英語表現を紹介しました!雨に関連する英語表現は梅雨時以外でも使えるので、覚えておくと便利です!
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