VoiceTube 創業ストーリー：台湾から海外進出へ

最終更新日: 2020年06月18日

会社を立ち上げてまもなく5年に経ちます。
もっと皆さんに VoiceTube のことを知ってもらうため、
VoiceTube はどのようなきっかけで作られたのか、
どのような経緯で日本に進出したのかについて紹介したいと思います。

VoiceTube とは？

2012 年に台湾で設立した「VoiceTube 動画で英語を学ぶ」とは、動画コンテンツを使い新しいカタチの英語学習法を提供しているサービスです。英語学習に熱心な台湾では、既に 170 万人以上 (2017 年 1 月 9 日現在) が VoiceTube を使って学習し、その高い学習効果が評価され、台湾の大学等の講義でも使用されています。

VoiceTube の最大の特徴と言いますと、英語リスニングに特化した Web サービスです。(もちろん、スマホアプリでも使えます！)

空いた時間に好きな動画 YouTube、TED Talks、CNN Student News 等を視聴するだけで (ただの動画ではなく、英語学習に向いたコンテンツを提供しています！)、効率的に英語が学習できます。英語リスニングを上達するのに必要な「リピート機能」、「単語検索」、「速度調整」など各種の学習機能に対応しており、時間と場所を選びません。英語の勉強時間を確保することが難しい方でも、長く続けられると高い評価を得ています。

VoiceTube のこれまで

英語能力が競争力として考えられる今、英語は不可欠です。
VoiceTube 最高経営責任者 (CEO) の Richard Zenn (リチャード・ゼン) が考えたのが、「興味から英語力を鍛える」ということでした。

当時、外資系会社に勤めていた Richard はそこで事業を立ち上げる楽しさと苦しさを覚えました。
その外資系会社を離れ、初めての事業立ち上げに購入代行サービスを初めてみましたが、不発と終わりました。

外資系の会社へ再就職した Richard は、大きな壁にぶつかりました。それは、外国の方とのコミュニケーションでした。職場においての英語能力について痛感した Richard は、YouTube にある英語コンテンツは英語学習の役に立つと目をつけました。そこから、VoiceTube のアイデアが芽吹き、エンジニアの知識を活かし、2012 年に 2 回目となる事業を立ち上げました。

製品完成後は、知名度です。
知名度を上げるため積極的にスタートアップコンテストなどに参加し、台湾国内でいろんな賞を受賞しました。そして、国内に止まらず、国際的なコンテストも積極的に参加しました。その結果、2016 年 6 月には 89 カ国、1000 を超えるスタートアップ会社から Facebook が開催した Fbstart の最高峰のベスト・アプリ・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。

Facebook 受賞の記事リンク

英語版 ▶ Meet VoiceTube: Facebook’s 2016 App Of The Year That Teaches English With Video-Based Lessons
日本語版 ▶ FB最優秀アプリ賞の台湾スタートアップチーム、海外をターゲットに

海外へ進出

2012 年設立から会員数は継続的に増えており、現在会員数は 170 万を超えました。(2017 年 1 月 9 日現在) そして、台湾の市場が順調に成長している中、海外市場への進出も視野を入れました。特に英語学習の特徴から見ると、台湾と日本の状況がよく似ています。日本人の英語のリスニングとスピーキングが苦手な状況に少しでも力になりたいという思いから、2015 年 10 月に初の海外拠点として日本へ進出しました。筆者も初期メンバーとして日本市場の進出を市場調査から始めました。そして、2016 年 6 月にベトナム版をローンチし、ほかの市場への進出も視野に入れています。

今後の展望

昨年の 6 月に入って日本市場向けの正式なプロモーションを始めました。最初は結構苦戦しました。始めての海外進出なので、うまくいかないこともたくさんありました。試行錯誤しながらマーケティング活動に取り組んできました。やはり市場によって有効なマーケティング活動も変わってくるということを改めて実感しました。今後 VoiceTube をさらに多くの方に知ってもらうため、積極的にユーザー様とコミュニケーションを取り、フィードバックを積極的に取り入れ日本のユーザー様にとって最適なサービスを追求します。