最終更新日: 2026年08月04日

「ifの後って現在形?過去形?」
英語を勉強していると、このように迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
実は、if構文には決まったパターンがあります。使われる時制によって、「いつも成り立つ事実」「未来に起こる可能性」「現実とは異なる仮定」「過去への後悔」など、伝えられる意味が変わるのです。
英語では、このようなifを使った文をConditional(条件文)と呼びます。Conditionalは全部で5種類あり、それぞれ使い方が決まっています。
この記事では、ネイティブ講師による解説動画も参考にしながら、5つのConditionalの違いを例文とともにわかりやすく解説します。
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目次
「if構文」と「仮定法」は同じ?違いを簡単に解説

英語の文法を勉強していると、「if構文」や「仮定法」という言葉を目にすることがあります。この2つは混同されがちですが、厳密には少し意味が異なります。
if構文は、if(もし〜なら)を使った文全体を指す表現です。一方、仮定法は、現実とは異なる状況や、実際には起こらなかったことなどを表す文法です。
例えば、この記事で紹介する5つのConditional(条件文)のうち、
- Zero Conditional:一般的な事実
- First Conditional:未来に起こる可能性
は、条件を表すif構文ですが、現実に起こり得る内容を扱います。
一方、
- Second Conditional:現実とは異なる仮定
- Third Conditional:過去への後悔
- Mixed Conditional:過去の出来事が現在に与える影響
は、実際とは異なる状況を表すため、日本の英文法では「仮定法」として学ぶことが一般的です。
なお、英語ではこれらをまとめてConditional(条件文)と呼ぶことが多く、ネイティブ向けの教材や動画でも「Zero Conditional」「First Conditional」のように分類して解説されています。今回紹介する動画でも、このConditionalという考え方に沿って5種類の条件文が紹介されています。
まずは「if構文には5つのパターンがある」とイメージしておくと、それぞれの違いが理解しやすくなるでしょう。
Conditional(条件文)は5種類!まずは全体像を押さえよう
if構文は、英語では「Conditional(条件文)」と呼ばれ、大きく次の5種類に分類されます。
| 条件文 | 基本の形 | 主な意味 |
| Zero Conditional | If + 現在形, 現在形 | いつも成り立つ事実・一般論 |
| First Conditional | If + 現在形, will + 動詞の原形 | 未来に起こる可能性 |
| Second Conditional | If + 過去形, would + 動詞の原形 | 現実とは異なる仮定 |
| Third Conditional | If + 過去完了形, would have + 過去分詞 | 過去への後悔・反省 |
| Mixed Conditional | If + 過去完了形, would + 動詞の原形 | 過去の出来事が現在へ与える影響 |
最初は難しく感じるかもしれませんが、それぞれの条件文は「どんな場面で使うのか」が決まっています。
まずは、動画で全体の流れを確認してみましょう。その後、各Conditionalを一つずつ詳しく見ていきます。
【英文法】条件・仮定の「if」5つの意味と使い方を徹底解説!
Zero Conditional|いつも成り立つ事実を表す条件文

まず紹介するのは、Zero Conditional(ゼロ条件文)です。
Zero Conditionalは、「いつもそうなる」「必ず起こる」といった普遍的な事実や一般論を表すときに使います。
基本の形
If + 現在形, 現在形
if節と主節のどちらも現在形になるのが特徴です。
例文
- If you heat water to 100°C, it boils.(水を100℃まで熱すると沸騰します。)
これは、動画でも紹介されているZero Conditionalの代表的な例です。「水を100℃まで熱すると沸騰する」というのは、世界中どこでも成り立つ事実です。そのため、未来や仮定ではなく、現在形を使って表現します。
英語学習に置き換えると、次のような文もZero Conditionalになります。
- If you study English every day, your English improves.(毎日英語を勉強すると、英語力は向上します。)
ここで伝えているのは、「毎日勉強すれば必ず英語力は伸びる」という一般的な事実です。
Zero Conditionalのポイント
Zero Conditionalは、「いつも成り立つこと」を表す条件文です。
科学的な事実だけでなく、習慣や一般論を説明するときにもよく使われます。
「これは未来の話なのか、それとも一般的な事実なのか」を意識すると、次に紹介するFirst Conditionalとの違いも理解しやすくなります。
First Conditional|未来に起こる可能性を表す条件文

次に紹介するのは、First Conditional(第一条件文)です。
Zero Conditionalが「いつも成り立つ事実」を表すのに対し、First Conditionalは「現在の行動が未来にどのような結果をもたらすか」を表します。
基本の形
If + 現在形, will + 動詞の原形
if節では現在形を使い、主節では「will」を使って未来を表すのが基本です。
例文
- If you study every day, your English will improve.(毎日勉強すれば、あなたの英語は上達するでしょう。)
動画では、「今勉強する」という現在の行動が、「英語力が向上する」という未来の結果につながる例として紹介されています。
また、結果が100%確実ではない場合は、willの代わりにmightを使うこともできます。
- If you exercise regularly, you might lose weight. (定期的に運動すれば、体重が減るかもしれません。)
Zero Conditionalとの違い
Zero ConditionalとFirst Conditionalはどちらも現在形を使うため、混同しやすいポイントです。
違いは、「一般的な事実」を表すのか、「未来の結果」を表すのかにあります。
- Zero Conditional:いつも成り立つ事実・一般論
- First Conditional:未来に起こる可能性
「未来に起こること」を伝えたい場合は、First Conditionalを使いましょう。
Second Conditional|現実とは異なる「もし〜だったら」を表す条件文

Second Conditional(第二条件文)は、「現実とは異なる状況や、現実には起こりそうにないことを仮定するとき」に使います。
「もし〇〇だったらなあ」と想像するときによく使われる表現です。
基本の形
If + 過去形, would + 動詞の原形
現在や未来について話していても、if節では過去形を使う点が特徴です。
例文
- If I had $10 million, I would buy a Lamborghini.(もし1,000万ドル持っていたら、ランボルギーニを買うでしょう。)
動画では、この例を使って「実際には1,000万ドルは持っていない」という状況を説明しています。つまり、現実ではないことを想像しているため、Second Conditionalが使われています。
ほかにも、次のような例があります。
- If I had more free time, I would travel around the world. (もっと自由な時間があれば、世界中を旅行するのに。)
Second Conditionalのポイント
Second Conditionalは、「実際はそうではないけれど、もしそうだったら」と考えるときに使います。
現実とのギャップがある場面では、ZeroやFirst Conditionalではなく、Second Conditionalが自然です。
Third Conditional|過去への後悔や反省を表す条件文

Third Conditional(第三条件文)は、過去の出来事について「もしあのとき〇〇していたら」と振り返るときに使います。
過去は変えられないため、後悔や反省を表す場面でよく使われます。
基本の形
If + 過去完了形, would have + 過去分詞
if節には過去完了形、主節には「would have + 過去分詞」を使います。
例文
- If I had studied every day, I would have improved my English. (もし毎日勉強していたら、英語はもっと上達していただろう。)
動画では、「勉強しなかったこと」を後悔する例として紹介されています。
同じように、
- If I had left home earlier, I would have caught the train.(もっと早く家を出ていたら、その電車に乗れたのに。)
というように、過去には実現しなかった出来事について話すときにも使われます。
Second Conditionalとの違い
Second ConditionalとThird Conditionalは似ていますが、大きな違いは「いつの話をしているか」です。
- Second Conditional:現在・未来の仮定
- Third Conditional:過去への後悔・反省
現在や未来についての想像ならSecond Conditional、過去を振り返るならThird Conditionalを使う、と覚えておくと区別しやすくなります。
Mixed Conditional|過去の出来事が現在に影響しているときに使う条件文

最後に紹介するのが、Mixed Conditional(ミックス条件文)です。
Mixed Conditionalは、その名のとおりSecond ConditionalとThird Conditionalを組み合わせた条件文です。
「過去の出来事が、現在の状況につながっている」と伝えたいときに使います。
基本の形
If + 過去完了形, would + 動詞の原形
前半はThird Conditional、後半はSecond Conditionalの形になります。
例文
- If I had studied medicine, I would be a doctor now.(もし医学を勉強していたら、今ごろ医者になっていたでしょう。)
動画では、この例を使ってMixed Conditionalを説明しています。
この文では、以下のように「過去」と「現在」がつながっています。
- 過去:医学を勉強しなかった
- 現在:そのため医者ではない
もう1つの例を見てみましょう。
- If I had started learning English earlier, I would speak English fluently now.(もっと早く英語学習を始めていたら、今ごろ流暢に話せるでしょう。)
このように、過去の選択が現在の状況に影響している場合にMixed Conditionalを使います。
Mixed Conditionalのポイント
Second Conditionalは「現在・未来の仮定」、Third Conditionalは「過去への後悔」を表します。一方、Mixed Conditionalは「過去の出来事と現在の結果を結び付けて表す」条件文です。
次のように時間軸で考えると、違いがイメージしやすくなります。
過去:「もっと勉強していたら」
↓
現在:「今ごろ英語を話せるのに」
5つのConditionalを見分けるコツ

ここまで紹介した5つのConditionalは、「いつの話をしているのか」を意識すると見分けやすくなります。
- Zero Conditional:一般的な事実 「いつも・必ず 」
- First Conditional:未来の結果「これから・将来」
- Second Conditional:現実とは違う想像「もし〜だったら」
- Third Conditional:過去への後悔「あのとき〜していれば」
- Mixed Conditional:過去が現在へ与える影響「今ごろ〜なのに」
文法だけを覚えようとすると混乱しやすいため、「どんな場面で使うのか」をイメージしながら覚えるのがおすすめです。
間違えやすいポイント

✅ if節では未来のことでも「will」は使わない
英語では、未来のことについて話していても、if節では現在形を使うのが基本です。
❌ 間違い
If it will rain tomorrow, we’ll stay home.
⭕️ 正しい表現
If it rains tomorrow, we’ll stay home.
未来を表す「will」は、主節で使うことを覚えておきましょう。
✅ Second ConditionalとThird Conditionalを混同しない
Second Conditionalは「現在や未来についての仮定」、Third Conditionalは「過去への後悔」を表します。
「今の話なのか」「過去の話なのか」を意識すると、どちらを使うべきかを判断しやすくなります。
練習問題で理解度をチェック!
最後に、5つのConditionalを使い分ける練習をしてみましょう。
問題1
If you ______ English every day, your vocabulary ______.
(study / improve)
<解答>
If you **study** English every day, your vocabulary improves.
(Zero Conditional)
問題2
If I ______ more free time, I ______ around the world.
(have / travel)
<解答>
If I had more free time, I would travel around the world.
(Second Conditional)
問題3
If she ______ earlier, she ______ the train.
(leave / catch)
<解答>
If she had left earlier, she would have caught the train.
(Third Conditional)
動画でも最後にクイズが用意されているので、理解度を確認したい方はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
if構文は難しく感じられることがありますが、実際には次の5つのConditionalに分類できます。
- Zero Conditional:いつも成り立つ事実
- First Conditional:未来に起こる可能性
- Second Conditional:現実とは異なる仮定
- Third Conditional:過去への後悔
- Mixed Conditional:過去の出来事が現在に与える影響
最初は文法の形だけを覚えようとするのではなく、「どんな場面で使う条件文なのか」を意識すると、それぞれの違いが理解しやすくなります。記事で全体像をつかんだら、最後は動画でもう一度復習してみましょう。解説を聞きながら例文を確認することで、5つのConditionalの使い分けがより自然に身に付くはずです。
VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨
コンテンツ監修者:Eri
