最終更新日: 2022年07月28日
「接頭辞」とは、単独では用いられず、常に他の語の上について、その語とともに一語を形成するもので、そしてそれは語調を整えたり、意味を添加したりします。例えば、日本語だと、「お話」「こ犬」などの「お」「こ」を意味します。そこで今回は、たくさんの英単語をラクに覚えるためにぜひ知っておきたい、「接頭辞」について詳しく説明し、具体例として、接頭辞「co-」を持つ英単語を紹介します!
目次
英単語攻略に欠かせない「接頭辞」とは!その覚えるメリットって何?
「接頭辞(せっとうじ)」とは、英語では prefix(プレフィックス)といい、英単語の前(頭)にくっつきます。例えば、commerce(商業・貿易)という言葉を分解すると、
com(接頭辞)+merc(語根)
という構造であることがわかります。ちなみに、語根(ごこん)とは、単語を分析した最小単位のことです。com には「一緒に・ともに」という意味があり、merc には「商売」という意味があるので、ふたつ合わせると「一緒に商売をする」=「商業・貿易」になることがわかります。
そして、「接頭辞」を覚える大きなメリットは、「接頭辞」さえわかれば英単語の意味を知らなくても意味を推測できるということです。例えば、漢字では魚へんが魚を意味することを知っていれば、「鯱」という字を見て意味がわからなくても、「魚へんだからきっと魚の種類の何かだろう」と推測できますよね。
英語の「接頭辞」も漢字と同じです。例えば com- という「接頭辞」には、「ともに」と「完全に」という2つの意味があります。それを知っていれば、com__という知らない単語に出会っても、「頭に com があるから、一緒に何かをするという意味の単語か、完全な何かを表すような単語かな?」と推測が可能です。
接頭辞〔co-(=共同、協力)〕を持つ英単語を紹介!
いくつかある「接頭辞」の中で、今回は実際に、接頭辞〔co-(=共同、協力)〕を持つ英単語をいくつか紹介していきたいと思います!接頭辞〔co-〕はその意味・性質として、「共同、協力」を表します。
例えば、coeducation の場合、
〔co-〕+〔education(=教育)〕=〔coeducation(=(男女)共学)〕
Coeducation in schools is better than segregation.
(男女共学は男女別学よりも良い。)
例えば、coexistence の場合、
〔co-〕+〔existence(=存在)〕=〔coexistence(=共存)〕
Peaceful coexistence is our only real hope.
(平和的な共存が我々の唯一の本当の望みだ。)
例えば、coexist の場合、
〔co-〕+〔exist(=【自】存在する)〕=〔coexist(=【自】共存する)〕
The two communities coexist peacefully.
(その2つの共同体は平和的に共存している。)
例えば、cooperate の場合、
〔co-〕+〔operate(=【自】動く、【他】操作する)〕=〔cooperate(=【自】協力する)〕
They are cooperating to bring peace to the world.
(彼らは世界に平和をもたらすため協力している。)
このように、「接頭辞」を覚えることで、見覚えのない英単語に出くわしてもどうにか推測することができます!
「接頭辞」についてもっと理解するために、
もう一度、ボイスチューブの動画でおさらいしてみましょう!
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日本語同様、英語にももちろん無数に単語があり、それを全て覚えようとしていたら一生かかってしまうことでしょう。それではキリがないので、接頭辞などをうまく活用し、効率良く英単語を覚えていきましょう!
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