最終更新日: 2021年01月26日
アップルの伝説と知られているスティーブ・ジョブズ。恐らく彼の名を知らない人はいないでしょう。彼は、アップル製品を作るだけでなく、いたるところで講演し、学生やビジネスパーソンを鼓舞するような名言をたくさん残してきました。
目次
アップル創業者スティーブ・ジョブス(Steve Jobs)の生涯
スティーブ・ジョブス(Steve Jobs,1955 年 2 月 24 日—2011 年 10 月 5 日)はアメリカのサンフランシスコに生まれ、1976 年、21 歳の時に 26 歳のスティーブ・ウォズニアックと共にアップル社を設立しました。
ジョブズの指導のもとに、アップルは 1980 年代に初代マッキントッシュを導入し、好評を博しました。ですが社内の権力闘争の末、ジョブズは 1985 年に退社し、NeXT Computer Corporationを設立しました。
1986 年、コンピューターアニメーションのチームを買収し、ピクサー・アニメーション・スタジオを立ち上げました。しかしジョブスが離れた後のアップルは低迷し、倒産寸前に追い込まれました。
1996 年、アップルは当時の NeXT Software を買収し、ジョブズは再び自分が設立したアップルに戻ってアップルの難関を乗り越えさせることができたのでした。それ以来、ジョブズは iPod、iPhone、iPad などのヒット製品を連発しました。
スティーブ・ジョブスの心に沁みる名言 10 選【英語 & 日本語】
“Stay hungry, Stay foolish” これは誰もが知っている有名な名言ですね。それ以外にも、ジョブスが残した奥深い名言がたくさんあるので、今日はそれを紹介したいと思います。
1. Stay hungry. Stay foolish.
ハングリーであれ、愚かであれ。
● foolish 愚かな、分別のない、不知な(形)
これは 2005 年、当時 56 歲だったジョブスがスタンフォード大学卒業式で卒業生に送った言葉でした。常識に囚われず、現状に満足せず、とにかく未来を飢えて、馬鹿みたいに追い求めることを伝えたかったのではないかと思います。
2. I want to put a ding in the universe.
私は、宇宙に響くような一撃を与えたいんだ。
● put a ding 一撃を加える
すごい迫力のある言葉ですよね。どうりでジョブスは、狂おしいくらい世界を変えられるという信念を持っていて、驚きと喜びの瞬間を感じさせるアップルの製品を生み出したわけです。
3. Creativity is just connecting things.
クリエイティビティとは、ただ物事を繋ぎ結びつけることにしか過ぎない。
● connecting 連結する(形)
ピカソはかつてこう言いました。『良い芸術家は真似をする。偉大な芸術家は盗む。』ジョブスもこの言葉を引用し、他人のアイデアを盗むことは恥と認識せず、すごいと思ってきたアイデアは盗んでいると言っていました。
4. Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.
あなたの時間は限られている。だから、他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。
● limited 限られた(形)
ジョブズは決して妥協しない卓越した人物です。他人の意見で自分の心の声が埋もれないこと、外の雑音に自分の心が支配されないようにすること、自分の心と直感に従う勇気を持つことが大切であると教えてくれる一言です。
5. Simple can be harder than complex: You have to work hard to get your thinking clean to make it simple.
シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
● harder than 〜より難しい
複雑になりがちな思考もシンプルに整理しておくことで、山をも動かす力があるとジョブスも言っています。物事をシンプルに捉えると、思わぬアイデアを思いつくかもしれません!シンプルに考えようと思えさせてくれる名言ですね。
6. You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。
● backward 後方へ(副)
自分が創業した会社を離れることなど、ジョブズはこれらの紆余曲折がなかったなら、今の成功はなかったことを後に気付きます。ジョブスがここで言う点と点や繋がりは、時間が経ってからやっと全体像がわかるようになることかもしれません!
7. Do you want to spend the rest of your life selling sugared water, or do you want a chance to change the world?
残りの人生を砂糖水を売ることに費やしたいか、世界を変える機会が欲しいか?
● the rest of 残りの
この名言は、当時ペプシコーラの社長を務めていたジョン・スカリー氏を経営陣に迎えようと、18 か月の交渉の末、ジョブスが用いた口説き文句です。新しいことに大胆に挑もうというチャレンジ精神が溢れている名言としても知られています。
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8. Remembering that you are going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you have something to lose.
「自分もいつかは死ぬ」ということを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最高の方法です。
● Remembering that ~ということを覚えておくこと
「誰もが死ぬ」という事実を目の前にして、自分の心に従わない理由はないと、ジョブスも言っています。悔いの残らないために、常に「死」を意識しているジョブスの人生観を表す一言だと思います!
9. If today were the last day of your life, would you want to do what you are about to do today?
もし今日が人生で最後の日だとしたら、今日自分がやろうとしていることをやりたいと思うか?
● If today were もし今日が~であれば
この言葉はジョブスが 17 歳 の時に読んで印象に残っていたと言及していました。「死」を身近に意識することで、人生の大きな選択をする上で、最も直感に基づく決断ができることでしょう。
10. Quality is more important than quantity. One home run is much better than two doubles.
量より質が重要だ。2 本の二塁打より、1 本のホームランのほうがずっといい。
● better than 〜よりも良い
大事なのは量より質。1996 年に Apple 社に復帰したジョブズは経営再建のため、既存の製品やモデルをカットし、そこそこの製品ではなく自分たちにしか作れないものに注力したのです。
スティーブ・ジョブズに学ぶプレゼン術 (Present Like Steve Jobs)
いかがでしたか?革新的な製品を世に送り出し、世界を変えた偉人と言っても過言ではないジョブスが発した名言は、いろいろな人から人生の参考として崇められています。この記事のジョブスの名言を読んでいるあなたにも、是非勇気を与えられると嬉しいです!
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ライター/ Yuka
画像/ flickr