「be going to」と「will」の違いとは?未来表現の英語の正しい使い方紹介!

be going to will 違い

英語において未来を表す表現として代表的なものに「be going to」と「will」があります。日本語訳だとどちらも同じような解釈で使われる印象ですが、英語ではそのニュアンスは違います。今回はこの2つの単語の使い分けについて解説します。

“be going to” と “will” の違い

私たち日本人は中学生で「未来形」という表現を習い、そこでこの「be going to」と「will」が出てくるのですが、何が違うのか、いつ使えばいいのか、混乱しますよね。

では実際に英語ではどう解釈しているかというと、「思いつきの推量」と「現在進行で進んでいる事実」がこれから起きるであろう「未来」を表現しています。

「will」は助動詞であり、助動詞は全て「推量」を意味するため、とっさの思いつきを表現し、「be going to」は現在進行系であり、助動詞を伴わない文は全て「事実」を意味するため、計画達成に向けて行動していることを表現しています。

両者の意味合いの違いは、「思いつきの未来」と、「計画的に決めた未来」ということです。

1. 「be going to」の使い方

「be going to」は助動詞を使っていないため、これから実際に起こる「事実」を表します。
そして「go」を現在進行形として用いることで、その事実に向かって進んでいるという意味合いになります。前々から計画していた予定に向かって準備を着々と進めているといったニュアンスを持つため、今後起こることになる「未来の事実」を表現できます。

We’re going to have an exam soon.
ぼくたちはもうすぐ試験を受けるからね。

Something bad is going to happen.
何か悪いことが起きようとしている。

また「be going to 動詞」とせず、単純な現在進行形の形にした場合でも「未来の事実」を表すときもあります。こちらは「be going to 動詞」よりもさらに直前に迫った事実を意味します。日常的な会話の中ではこちらの方が好まれます。

I am studying for today’s math exam.
今日は試験の為に数学の勉強するつもりです。

I think she is coming back soon.
彼女はもうすぐ帰ってくると思います。

2. 「will」の使い方

助動詞は基本的に「推量」を表す品詞であり、「will」も例外ではありません。また「will」は助動詞の中でもかなり強い推量を意味することに付け加え、「意思」の意味ももつので「絶対にこうなる、こうなりたい」という願望や予想をするというニュアンスから未来に当たる表現になります。

しかし、「be going to」とは違い、あくまで咄嗟の思いつきや願望なので、実際にその行動を本当に行うかどうかはわかりません。

You will be a great soccer player.
あなたはとても上手なサッカー選手になるでしょう。

I will be there this Thursday evening.
今週の木曜日の夕方に伺おうと思ってます。

be going to と will の使い分けの感覚を掴むコツ

この二つの意味を整理すると以下のように分類できます。

be going to:すでに決まっている予定や計画を意味し、その予定に向けて現在も行動を行っている。必ず起こる事実を表現する。

will:咄嗟の思いつきの行動や発言であったり、誰かに対してそうあって欲しいと思う願望を表現する。あくまで推量であり、実現するかは不明。

どちらも「未来」を表すような解釈ができますが、どちらを使うかでそのニュアンスは大きく異なります。

「類義語」にまつわる英語表現の使い分けを覚えよう!

今回は「be going to」と「will」の意味合いの違いと使い分けについて紹介しました。日本語に訳すと意味の違いがわかりにくい単語はそれぞれの英単語が持つニュアンスを理解しましょう。そうすればそれぞれの使い方や使い分けが明確にわかります。

これらを使いこなせるとあなたの英語の表現の幅が広がることは間違いないので今回紹介した例文を参考にしてぜひ実践の英会話でも役立ててみてください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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文/ Aki
翻訳/ Aki
画像/Drew Beamer, CC Licensed

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