ListenとHearの違いは簡単!使い方を徹底解説

最終更新日: 2024年11月13日

英語には「聞く」を意味する言葉として”Listen”と”Hear”がありますよね!実は微妙な違いがあり、シチュエーションによって使い分ける必要があります。今回はこの2つの違いと、使い方について詳しく解説していきます。

VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨

>>VoiceTube をチェックする<<

ListenとHearの違いとは?

“Listen”と”Hear”はどちらも「聞く」という意味を持っていますが、英語ではニュアンスに違いがあります。ポイントは以下の通りです。

  • 能動的に聞く場合は「Listen」:注意を払って、集中して聞く状況
  • 自然に聞こえる場合は「Hear」:意図せず聞こえた音や、単に耳に入ってきた音

それでは、詳しくそれぞれについて説明していきます。

Listen


“Listen”は、意識的に耳を傾ける、または注意深く音を聞くときに使います。「注意を払って聞く」や「集中して聞く」というニュアンスを含んでいるため、何かに積極的に耳を傾けるイメージです。

  • “Please listen to me.”(私の話を聞いてください)
  • “I always listen to music when I work.”(私は仕事中にいつも音楽を聴いています)

また、例文のように”listen to ~”の形で使われることが一般的です。

Hear


“Hear”は意識せずに音や声が耳に入ってくる場合に使います。自然に聞こえてくる、または、意識していなくても聞こえる音や声を表すため、「ただ音が耳に入ってくる」という受動的な意味合いが強いのが特徴です。

  • “Can you hear me?”(私の声が聞こえますか?)
  • “I heard a strange noise last night.”(昨晩、変な音が聞こえました)

また、例文のように”Hear”の後は目的語が来ます。

ListenとHearのよくある間違い

“Hear”と”Listen”のよくある間違いを紹介します。

間違い例:

“I listen a loud noise last night.”(昨晩、大きな音を聞きました。)

この場合は”Listen”ではなく”Hear”を使います。“I heard a loud noise last night”が正しい表現です。

“Did you listen to what they were saying?” (彼らが言っていたことが聞こえた?)

一見”Listen”が正しいかに思えますが、例えば声が小さくて「ねえ、今の聞こえた?」といったシーンでは“Did you hear what they were saying?”が適切です。

“She was hearing to the teacher carefully.” (彼女は、先生の話を注意深く聞いていた)

この場合は、意識的な行為を示す”Listen”を使った“She was listening to the teacher carefully”が適切です。

ListenとHearの例文

それぞれ例文で確認していきましょう!それぞれ5つずつ紹介します。

Listen


  • “Please listen carefully to the instructions.”
    (指示をよく聞いてください)
  • “I love to listen to jazz music in the evenings.”
    (私は夜にジャズを聴くのが好きです)
  • “He never listens to my advice.”
    (彼は私のアドバイスを全く聞きません)
  • “They listened to the lecture with great interest.”
    (彼らは興味深く講義を聞いていました)
  • “Listen to your heart and follow your dreams.”
    (自分の心の声を聞いて、夢を追いかけなさい)

Hear


  • “Did you hear the thunder last night?”
    (昨夜の雷を聞きましたか?)
  • “I can’t hear you clearly. Could you speak up?”
    (よく聞こえません。もう少し大きな声で話してもらえますか?)
  • “She heard a strange noise coming from the kitchen.”
    (彼女はキッチンから奇妙な音が聞こえました)
  • “I heard that there’s a new restaurant opening nearby.”
    (近くに新しいレストランがオープンするらしいと聞きました)
  • “He was relieved to hear the good news.”
    (彼はその良い知らせを聞いて安心しました)

“Listen”と”Hear”の違いを動画でチェック

動画でも使い方の違いを確認しましょう!

動画をチェックする

VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✍️

>>VoiceTube をチェックする<<

ListenとHearを使ったフレーズ

覚えておきたい”Listen”と”Hear”を使ったフレーズを5つずつ紹介します。

Listen


1. Listen up!「よく聞いて!」や「注目して!」

注意を引きたいときに使います。
例: “Listen up, everyone! We have an important announcement.” (皆さん、聞いてください!大事なお知らせがあります)

2. Listen to your gut「自分の直感に従う」

迷ったときや決断が必要なときに、自分の感覚に従うことを勧める表現です。
例: “If you’re unsure, just listen to your gut.” (迷ったときは、自分の直感に従えばいいんだ)

3. Listen in on 「こっそり聞く」「盗み聞きする」

他人の会話を隠れて聞くときに使います。
例: “He likes to listen in on his colleagues’ conversations.” (彼は同僚たちの会話を盗み聞きするのが好きなんだ)

4. Listen up a storm 特定の音楽などを長時間 / 繰り返し聴く

例: “She listened up a storm of her favorite jazz album over the weekend.” (彼女は週末に大好きなジャズアルバムをたっぷりと聞いた)

5. Are you listening to me? 「聞いてるの?」

相手が話を聞いていないようなときに確認するための表現です。
例: “I’ve been explaining this for hours. Are you listening to me?” (もう何時間も説明してるんだけど、ちゃんと聞いてる?)

Hear


1. Hear (someone) out「最後まで聞く」「話を聞き通す」

相手が話したいことを途中で遮らずに聞くことを表します。
例: “Please hear me out before you make a decision.” (決断を下す前に、最後まで私の話を聞いてください)

▶︎Listenではダメなの?と思った人も多いはず。“Listen to (someone)”の場合は、「最後まで聞く」というニュアンスは含まれません。“Hear (someone) out”は、「最後まで聞く」という意味があり、「忍耐強く聞いてほしい」という意味が込められています。

2. Can’t hear myself think 「うるさくて考えられない」

周囲の音が大きすぎて集中できないときに使います。
例: “It’s so noisy in here, I can’t hear myself think!” (ここはうるさすぎて、考えがまとまらない!)

3. Hear through the grapevine「噂で聞く」

正式な情報源ではなく、口伝えで情報を耳にしたときに使われます。
例: “I heard through the grapevine that she’s getting promoted.” (彼女が昇進するって噂で聞いたよ)

4. Hear from (someone)「(人)から連絡をもらう」

電話やメッセージなどで誰かから連絡を受けることを表します。
例: “It’s been a while since I heard from him.” (彼から連絡が来てから、しばらく経っている)

5. I’ll believe it when I hear it 「実際に見る(聞く)までは信じない」

確信が持てないことについて使う表現です。
例: “He says he’s going to apologize, but I’ll believe it when I hear it.” (彼が謝るって言ってるけど、実際に聞くまでは信じないよ)

ListenとHearの過去形と過去分詞

ListenとHearの過去形と過去分詞をチェックしてみましょう!

Listen


規則動詞で”-ed”を付けることで、過去形と過去分詞形となります。

  • 過去形: listened

I listened to the radio yesterday. (私は昨日ラジオを聴きました)

  • 過去分詞: listened

She has listened to that song many times. (彼女はその曲を何度も聴いています)

Hear


Hearは不規則動詞で、過去形と過去分詞はどちらも”heard”となります。

  • 過去形: heard

I heard a strange noise last night. (昨晩、奇妙な音が聞こえました)

  • 過去分詞: heard

He has heard this story before. (彼はこの話を以前に聞いたことがあります)

まとめ

今回は似ている”Listen”と”Hear”の違いについて解説しました。この2つの単語を使いこなして、よりナチュラルな英語を話せるようになりましょう!

VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨

>>VoiceTube をチェックする<<

 

関連記事

コンテンツ監修者:Eri

留学経験なしで英語を習得した純日本人。英会話スクールとオンライン英会話スクールの両方で勤務し、生徒への学習アドバイスや外国人講師の採用を経験。長年の英語学習業界の経験と自身が英語を習得した方法やコツを元に、英語学習ライターとして活動中。

Exit mobile version