「ocean」と「sea」と「marine」の違いとは?「海」にまつわる英語表現集!

海, 英語, sea, ocean

暑い夏がやってきます。海は英語では「sea」という人が多いと思いますが、他にもオーシャンと言ったり、マリンという言葉もちらほら聞きますよね。今回はそんな 3 つの単語の違いと使い方を紹介したいと思います!

ocean、 sea、 marine の使い分け

それでは、それぞれの単語の意味を知り、どのように使い分けるのかを知っていきましょう。

1. ocean

  ocean は「地中海」に対して「外洋」を表す表現です。広い海を表す言葉で、the ~ で表される海洋や大洋など、「◯◯洋」「◯◯ 海」を表します。アメリカでは sea と同じ意味で用いられます。

 ちなみに、世界の海洋はそれぞれ

大西洋… the Atlantic Ocean

北極海… the Arctic Ocean

インド洋 … the Indian Ocean

太平洋 … the Pacific Ocean

南極海 … the Antarctic Ocean

と言います。

The ship was laying on the bottom of the ocean off the coast of Japan.
その船は日本の海底に沈んでいた。

The cargo boat was on its voyage toward the Atlantic Ocean.
その貨物船はインド洋に向けて航海中でした。

2. sea

 sea はどのような意味があるのでしょう。辞書では海を表す最も一般的な語であると紹介されることが多いです。sea は比較的狭い範囲の海を表します。
 いくつか sea を使った海の名前をご紹介しましょう。

日本海 … the Sea of Japan

地中海 … the Mediterranean Sea

カスピ海 … the Caspian Sea

死海 … the Dead Sea

カリブ海 … the Caribbean Sea

 カスピ海や死海は非常に大きな「湖」ですが、日本語でもカスピ海と言われているように sea で表します。
いずれも海洋よりは小さいですよね。 

He hurried down the path toward the seashore.
彼はの方に向かって小さな道を駆けていった。

My room faces the sea.
私の部屋はに面している。

This river leads to the sea.
この川はに注ぎ込んでいる。

3. marine

では、 marine は上記の 2 単語と比べてどのように違うのでしょうか。
marine を使った代表的なものを見てみましょう。

マリンスポーツ … marine sports

海洋生物 … marine life

海上保険 … marine insurance

 お気づきでしょうか。どれも名詞としては使われておらず、形容詞として使われているんです。
 marine は名詞の前で、形容詞として使われます。意味は日本語からわかるように「海の」や「海に住む」、「船舶の」等の意味があります。「海」関連で marine を言う時は形容詞として使われているんです。
 名詞として使うと「海」そのものから若干離れて、「海兵」や「海軍」などを表すようになります。

I love to try to find marine life in tide pools on the beach. 
海のものが好きです。

There are many causes of marine pollution.
海洋汚染にはたくさんの要因がある。

英語の「海」を使った表現

Tell that to the Marines!
誰がそんなことを信じるんだ!(うそつけ!)

直訳すると「海兵に伝えて」という意味です。元々小説には  ‘’ Tell it to the marines because the sailors won’t believe you. ‘’「海兵に言えよ。船員は信じないから。」 と書かれており、そこから転じて上記の意味になりました。

A drop in the ocean.
焼け石に水

直訳すると「大きな海の中に一滴垂らす」ということで、少しの努力や助けでは役に立たないという意味です。

Worse things happen at sea.
元気を出して。

at sea は「航海中」や「海上で」という意味です。直訳すると「もっと悪い事は航海中に起こる」という意味で、落ち込んでいる誰かを励ます時に使えます。

The people in Honk Kong are all at sea with the new policies.
香港の国民たちは新しい政策に戸惑っている。

be all at sea は「途方に暮れている」という意味です。 all は completely や totally でも代用できます。

After hiring a new manager, the company saw a sea change in their marketing strategy.
新しいマネージャーが来てから、会社はマーケティング戦略で大きな変化が起きました。

sea change は「大きな変化」という意味です。〜においてという時の前置詞は in です。

Though they encountered a sea of troubles, they finally managed to arrest the suspect.
多くの困難があったが、彼らはついに容疑者を逮捕した。

a sea of は「たくさんの」「大量の」という意味があります。日本語の「人の海」は、人がたくさんいることを表しており、それと似た感覚があります。 a sea of blood 「血の海」、 a sea of flame 「火の海」、 a sea of trouble 「たくさんの困難」のように使います。

The guy spends oceans of money on jewelry.
その男は宝石にとんでもない額のお金をつぎ込む。

oceans of ~ (an ocean of ~) は「莫大な◯◯」と言いたい場合に使えます。a sea of よりももっとたくさんというニュアンスがあります。 oceans of money 「莫大なお金」や oceans of trouble 「多くの困難」、oceans of time 「莫大な時間」のように使われます。

「海」にまつわる英語を理解して使い分けられるように!

いかがでしたか。同じ海でもそれぞれ微妙な違いがあり、少しややこしかったですね。ちなみに「海の日」は marine day と言うんですよ。ちょっとした学びを楽しんで、英語学習に役立てていただけたら幸いです!

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ライター/ Shinichiro
画像/Unsplash

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