【2023年最新】TOEIC (トーイック)の勉強法は?地道な積み重ねで900点達成!

最終更新日: 2024年05月24日

英語力を試すために TOEIC に申し込んだけれど、「どうやって勉強すればいいの?」「この単語見たことない!難しすぎ…」と感じて半ばあきらめムードの方も多いのではないでしょうか?

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はじめに

 この記事に辿り着いたということは、おそらくTOEICの勉強方法や継続に悪戦苦闘していることでしょう。就活や実力試しのために試験に申し込んでみたものの、結局は勉強しないまま受験してしまったり最悪すっぽかしてしまうことも…
 書店や Amazon を見れば魅力的な対策テキストが並べられ、買ってみて解いてはみるけれど続かない。よく聞く話ですね。
 これからするお話は基本的には大学生向けのTOEIC対策方法ですが、社会人で昇給・昇格のためにスコアアップを狙っている方はもちろんまだ勉強方法をよく知らない初心者の方にも活用いただける内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

大学生が諦めずに TOEIC (トーイック) 対策を続けられる勉強法

目的意識を強く持つ

 勉強を始めるにあたって「なぜTOEICを勉強するのか」の目的を確認しましょう。就職・転職活動のために頑張るのも良いですし、今後仕事に必要になりそうだから、英語でコミュニケーションを取りたいからでも、何でも良いです。自分の中に強い目的意識を持って、学習を継続させられるようになりましょう。

ToDo リストを作る

 TOEICには目標到達点数までの必要な学習時間があります。時間を割り出して、勉強できる時間帯を整理しましょう。できるだけやることを具体的に、明確にして自分の学習サイクルをつくりましょう。

モチベーションを保ち、学習を習慣化させる

 あまり気負いすぎて挫折してしまうのが一番良くないので、まずは少しずつ楽しく英語を勉強していくようにしましょう。たとえ少し予定が狂っても気にしないことです。学習習慣が付けば日々の勉強も苦になりません。

TOEIC は勉強法がすべて

試験直前は模擬試験をガンガン解く!

 TOEICは時間との勝負です。普段は内容理解のためにゆっくり解くのも良いですが、直前は模試の形式で時間を意識しながらときましょう。少なくとも、リスニング45分/リーディング75分のまとまった時間で解く練習が重要です。
TOEICの高得点を得るためには必要な情報を見逃さないための精読力が必要ですが、わからない単語や表現は当然のように出てくるので、わからないまま先に読み進められるようになりましょう。文法問題であろうとトリプルパッセージの問題であろうと、一問あたりの
配点は同じです。制限時間を意識して先に読み進める力が求められます。

リスニングは問題文・選択肢の先読みをする

 リスニングに関しては、パート1とパート2に関しては練習を重ねるうちに聞き取れるようになってくると思います。問題はパート3・4です。パート1・2の時点で集中して聞き取っているのでかなり疲れは溜まっているので、パート3・4を解く際に全てを聞いて答えるのでは時間的にも精神的にも疲弊し、リーディングに影響を与えてきます。

 そこで、リスニング高得点者のほとんどがやっていることは先読みです。具体的には、「誰が」「どこで」「いつ」などの問われている内容を先に理解しておくことでリスニングの負担を減らすことが出来ます。また、さらにおすすめしたいのが4つの選択肢の内容も把握しておくことです。前の設問が読まれている間に次の問題文と選択肢を読むことで、何の話がされるのかのおおよその見当が付きます。

目標スコアまで一直線!目的別オススメの TOEIC 参考書7選!

問題演習

TOEIC 公式問題集 (R/L)

 演習には Educational Testing Service (ETS)より出版されている公式問題集 1~6 がおすすめです。やはりテストを開発している業者の出している問題集ですので信頼感は抜群で、テストを知る目的のみならず、直前の模擬試験まですべてこの問題集で対策することができます。難しめ・簡単めに作られているということもないので、自分の実力を知るにはもってこいの問題集です!

出典元:IiBC

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 (R/L)

 個人的に、一番お世話になったテキストです。文量が本番より少し多いくらいで、難易度は公式と同じくらいのレベルです。コスパがかなりよく、解説もしっかりしていて解きやすいので新しい問題集が欲しくなってきたらこれをおすすめします。

出典元:the japan times 出版

TOEIC L&Rテスト でる模試 リーディング700問 (R/L)

 こちらは、TOEIC800点をコンスタントに狙えるレベルになってきた時にぜひおすすめしたい教材です。解答の根拠は書いてありますが、詳しい解説は載っていないので上級者向けのテキストです。本番のテストに比べて文量も単語も難易度が高く作られているので、高地トレーニングとして活用すると良いでしょう。これを普通に解けるようになっている頃には、本番の試験はかなり簡単に感じられていると思います。

出典元:アスク出版

文法対策

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

 難しい問題から基礎問題まで、この1冊でほぼ完璧に網羅できます。問題の種類別に作られているので、苦手項目をピンポイントで補強することができ、初級者から上級者まで頼れる1冊になるでしょう。とにかく解きまくって慣れたいという方におすすめです。なお、最後にはランダム問題集もついているので、模擬試験感覚で解くこともできます。

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出典元:アスク出版

単語対策

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金・銀シリーズ

 TOEIC対策のための単語集なら金・銀シリーズで決まりでしょう。銀シリーズは初級者の基礎固め向け、金シリーズは中級者〜上級者まで一通りの対策向けです。英語が苦手な方はまずは銀シリーズから、語彙増強の目的の方は金シリーズをおすすめします。日本語・英語音源もダウンロードできるので、リスニング対策にもなるのでコスパがいいです。

出典元:朝日新聞出版社

参考書

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

 文法を勉強するにあたって、もちろん高校まで使っていた文法書を使っても十分に効果はでますが、この文法書もぜひおすすめしたいです。「話すため」と書いてはありますが、実際の中身の情報量は膨大で、リーディングにかなり役立ちます。文法書を1から10まで読み込むことは時間的にも簡単なことでは無いでしょうが、気になった項目をサッと読むだけでも効果が出ますのでおすすめです。例文もおもしろいので、 TOEIC 対策の目的だけでなく、これからの英語学習全般においても使える一冊です!

出典元:東進ブックス

リスニング対策

TOEIC(R) L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング

 おそらく多くの方が苦戦するであろうパート3・4については本書をおすすめしたいと思います。毎日20分、1ヶ月でテキストを解き終える構成になっています。超速リスニングとスピーキングの組み合わせでとにかく英語耳に慣れさせようという気概が感じられますし、また著者の3人の会話がラジオを聞いているようで楽しく学習することができます。

出典元:アルク

VoiceTube アプリ

 少し毛色が変わりますが、 Youtube にアップロードされている動画を見ながら英語が学習できるアプリです。日本語と英語字幕を同時に見ながら学習することができます。単語や文法の解説もしっかり付いており、私が現在唯一利用している英語学習アプリでもあります。動画のジャンルはTOEIC 対策動画はもちろんのこと、CNN 動画や TED のプレゼン、教養系動画など多岐に渡っています。

また VoiceTube はアプリのみならず、時事ネタや文法項目、日常会話表現等を扱ったブログ展開もしており、筆者イチオシのサービスです。基本無料ですので、お金をかけずに楽しく勉強したい方はぜひ。

オススメ教材を使った学習スケジュール/具体的な活用手順

 それでは、これまで紹介してきたオススメ教材を活用した学習スケジュール / 具体的な活用方法について紹介したいと思います。初級者も上級者も基本的にすることは皆同じなので、ぜひ参考にしてください。

問題集を解いてみる

 まずは、自分の実力、よく間違える部分を知るために問題集を何個か解いてみましょう。TOEICの解答用紙を準備して、時間内に解くようにします。最初に述べたように、わからない問題に囚われすぎないことが重要です。

苦手な分野を重点的に復習

 よほど英語初学者でない限りよく間違えるパートや傾向、問題が見えてきます。自分が一番足らないと思う部分を中心に補強していきましょう。以下に具体的なコツを紹介します。

リーディング

 まずパート 5 と 6 についてですが、これは文法と単語の基礎固めができていると問われているものがわかってきます。単語を覚える時に英単語1つに対して1つの日本語を対応させて覚えている方は、’’自動詞か他動詞か’’、’’前置詞は何が後ろにくっつくのか’’という視点を持って覚えてみてください。また接頭語や接尾語で品詞の区別や意味の予想ができるようにもなります。
TOEIC 900 点以上を目指す上級者の方は、複合名詞の可能性や加算・不可算名詞での意味の違い、数量表現の使い分けなどを意識して勉強をすると点数が上がります。また、このレベルになってくるとかなり TOEIC にも慣れて感覚で解けるようになってきますが、流し読みで見落としてしまって落とすこともあるので、スピードを意識しながらも不必要なミスをしないことが前提になります。

 パート7は、問題前半にはシングルパッセージ、後半でダブル・トリプルパッセージが5題連続で出てきます。パート7は完全に時間との戦いです。シングルパッセージでも難しいものや、トリプルパッセージでも簡単なものがあるので、満遍なく解けることが理想です。
ミスをした部分が時間配分の問題でなかったかどうかを確認しましょう。その後、解説を見ながら1つ1つ丁寧に解説を見て行きます。この時わからなかった単語や表現をマーカーなどでチェックしておくなどして、次回以降間違えないように要確認です。問題集をいくつも解いていく中で、何度も出てくる表現がわかってきます。

リスニング

 パート1は写真を見て答える問題ですが、間違いにはパターンがあります。パート1は以前に比べて単語が難化しました。単語がわからないために他の聞きとれた誤った番号を選択することも試験中はよくあるので、単語の学習は日常的に行いましょう。
また、人について言及すると予想していても周辺のモノを描写した文章が正解となる場合もあるので、聞こえてきたものから正解を選びましょう。意味や音が似た単語や、 has/have been + 過去分詞 と is/are being + 過去分詞 などのひっかけにも注意です。

 パート2は、適切なやり取りが出来ているかを聞き分けられるようになる必要があります。疑問詞で始まる問いかけが半分近くを占めますが、例えば where で聞かれたものに対して 〈場所〉を答える選択肢が2つ以上ある場合があるのでそれぞれの文の内容を理解できて初めて正解が選べます。パート1と同様に似た発音の単語でのひっかけがありますので注意します。
近年では問いかけに対して婉曲的に答えたり、質問し返してくる場合もあります。会話の場面をイメージできるように復習では何度も英文を聞き、たくさん練習しましょう。

 パート3・4は、はじめに紹介した先読みのテクニックを駆使して再度解き直してみましょう。これらのパートはとにかく大量の英文に触れることで慣れていくので、復習する際には英文を聞き直すだけではなく、リピーティングやシャドーイングやなどをして文章を理解するように努めてください。わからなかった単語や表現、解説でピックアップされるものは確実に押さえておきましょう。

 リスニングパート全体に言えることですが、1.1倍速で解いてみるのも手です。少し速く感じるかと思いますが、普通の速度に戻した時にはっきり聞こえるようになるのでおすすめです。

時間がない方向け!スキマ時間を英語学習アプリで有効活用

 たとえ丸1日暇な日が作れなくても、ちょっとした移動時間や空き時間で英語が勉強できたら良いですよね。特にバイトや仕事で忙しい大学生や社会人は、通学・通勤時間や休憩時間を有効活用したいものです。
 そこでご紹介したいのが英語学習アプリ VoiceTube を使った学習方法です。 動画は短いもので1分のものから10分のものまで、レベルやジャンルも自分に合ったものを選んで学習することができます。動画に出てきた単語はすぐに調べられますし、さらに AI 発音分析機能などユニークな機能も付いています。TOEIC 関連テキストばかりで飽きてきた時、おもしろい動画を見て英語へのモチベーションを上げたくなってきた時に是非!

TOEIC試験直前から当日まで

前日や当日は詰め込まずコンディションを安定させることに集中

 暗記系の直前対策として詰め込みは効果を発揮しますが、TOEICの出題範囲は膨大です。できるだけ直前は体の調子を整えることに注力しましょう。当日はリスニングを少し聞いて耳を慣らしておくことと、眠くなりすぎないようにお腹いっぱい食べすぎないことをおすすめします。

周囲の環境を気にしすぎない

 いよいよ試験当日。前日は早めの就寝をして当日は準備バッチリとおもった矢先、教室内の環境が…ということもよくあります。電灯がチカチカ点灯していたり同じ教室の受験者や外の雑音が気になることもあるでしょう。試験中は集中しているのでこういった雑音はかなりイライラします。
ですが、周りも皆同じです。イライラする気持ちをグッとこらえて、試験に集中してください。雑念はスコア低下に繋がります。

マークミスは絶対にしないよう、太い鉛筆で!

 これもかなり大事なことですが、本番に薄くて細いシャーペンを使うのは時間の無駄です。TOEICは筆記の試験ではないので、マークが楽になるよう、太くて濃い鉛筆を使いましょう。

まとめ

 以上、TOEIC対策を勉強方法も交えながら紹介してきました。今やテキストだけではなく英語アプリ等でもしっかりTOEIC対策ができる時代になっていますので、息抜きをしながら目標のスコアを目指して頑張っていきましょう。

ライター/Shinichiro
画像 / unsplash

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