最終更新日: 2025年02月24日
1985年に公開された「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は公開後、高い評価を受け、1985年の全世界における最高の興行収入を記録しました。みんながあの「デロリアン」に夢中になりましたよね。ストーリー、コメディ、キャストの演技が高く評価され、アカデミー賞やサターン賞など複数の賞を受賞しています。後にPART2と3も作成されました。そんな「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のシリーズから英語の名言・名ゼリフを紹介します。
VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨
目次
1.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の英語版タイトル
バック・トゥ・ザ・フューチャーの英語版タイトルはそれぞれ、以下の通りです。英語の原題も邦題も変わりません。
- バック・トゥ・ザ・フューチャー:Back to the Future
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2:Back to the Future Part II
- バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3:Back to the Future Part III
この映画は、時間旅行を通じて家族の絆や自己実現、運命と選択の問題を深く掘り下げている作品で、「未来は決まっていない。君が作るものだ」というメッセージが込められています。細部まで作り込まれた設定や、1955年と1985年の風景の違いなど、細かな配慮も大ヒットのポイント。現在では1980年代の最高傑作のひとつとされ、2007年にはアメリカ国立フィルム登録簿に登録されました。
2.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあらすじ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
1985年のカリフォルニア州ヒル・バレーに住む高校生マーティ・マクフライは、友人の科学者ドク・ブラウンが発明したデロリアン型タイムマシンで、誤って1955年にタイムスリップしてしまいます。過去では、若き日の両親と出会いますが、母親が彼に一目ぼれしてしまい、両親が結ばれなくなる危機に陥ります。マーティは過去を変えずに両親を結びつけ、1985年に戻ろうと奮闘します。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
マーティとドクは2015年の未来へ旅し、マーティの息子が窃盗容疑で捕まる危機を回避しようとします。しかし、老いたビフ (悪役キャラ)がスポーツ年鑑 (1950年から2000年までのスポーツの試合結果が記載された本で、未来の情報を含んでいるため、過去に持ち込まれると歴史を変える力を持っている)を使って過去の自分に金儲けの方法を教えてしまい、歴史が変わってしまいます。マーティとドクは1955年に戻り、ビフの企みを阻止しようとしますが、ドクが1885年にタイムスリップしてしまい、マーティは1955年に取り残されてしまいます。
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3
1955年に残されたマーティは、1885年の西部開拓時代に飛ばされたドクを救出するため、その時代へタイムトラベルします。ドクは西部の鍛冶屋として生活していましたが、マーティは彼がその時代で殺されるという墓石を発見します。マーティとドクは、危険な西部の環境で生き延び、未来に戻る方法を見つけようと奮闘します。
3.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名言・名ゼリフ10選
1.”Roads? Where we’re going, we don’t need roads.”
「道路? 我々が向かう先に道路は必要ない」
エクセントリックな科学者である「ドク・ブラウン」の言葉です。この発言の直後「デロリアン(時間旅行に使用する車)」が空中に浮かび上がり、未来へと飛び立ちます。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- where we’re going:私たちが向かうところ
- don’t need:必要ない
特に「where we’re going」という表現は、目標や目的地を指す際によく使われます。
2. “If you put your mind to it, you can accomplish anything.”
「心さえ決めれば、何でも成し遂げられる」
映画全体を通じて繰り返し使われ、自信を持って夢に向かって努力することの大切さを強調するセリフです。また、時間旅行によって引き起こされる因果のパラドックスを象徴的に表現しているとも言える表現です。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- put your mind to it:心を込めて取り組む
- accomplish:達成する
3. “Your future is whatever you make it. So make it a good one!”
「君の未来は君次第だ。だから、良い未来を作るんだ!」
「ドク」がマーティ・マクフライとジェニファーに伝える言葉です。このシーンは、ドクが未来へと旅立つ前に、マーティとジェニファーに対して人生の指針となるアドバイスを与えます。このフレーズは、未来はまだ決まっておらず、自分自身で形作るものであるというテーマを表しています。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- whatever you make it:あなたが作り上げるもの
- make it a good one:それを良いものにして
「whatever you make it」は、自分の選択や行動によって未来が決まることを示しています。
4. “The future isn’t written. It can be changed. You know that.”
「未来は決まっていない。変えることができる。君はそれを知っているはずだ。」
「マーティ」が「ドク」に、ドクの墓石の写真を見せ彼の未来を心配します。これに対して、ドクが未来は変えられると主張し、このセリフを言います。さらに、ドクは自分の運命を1枚の写真で決めさせるわけにはいかないと述べ、自分の心が正しいと信じることに従って生きると宣言します。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- isn’t written:書かれていない
- can be changed:変わることができる
- you know that:あなたはそれを知っている
5.”Great Scott!”
「なんてこった!」
このセリフ は「ドク」が頻繁に使う口癖です。このフレーズは、驚きやショック、落胆を表現する感嘆詞として使われます。
⚪︎解説
驚きの感覚を伝えるために、気軽に、または誇張された方法で使用されることが多いです。現在ではやや古い表現とされ、日常会話での使用頻度は低下していますが、映画やドラマなどではよく使われています。似ている意味として”Oh my God!”や”Holy cow!”などがあります。”Great Scott!”は、驚きを表現する独特かつ不快感を与えない感嘆詞として、英語圏の大衆文化に長く親しまれてきた表現です。
6.”Nobody calls me chicken.”
「誰も俺を臆病者とは呼ばせない」
「マーティ」の有名なセリフです。マーティの性格や物語の展開に重要な役割を果たしています。マーティが自身のプライドを守ろうとする性格を象徴しており、彼が「臆病者」や「腰抜け」と呼ばれることに強く反発する様子を表しています。この反応は、マーティの欠点であると同時に、物語を通じての成長のきっかけとなっています。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- nobody calls me :誰も私を呼ばない
- chicken:臆病者
7. “You’ve given me something to shoot for. Just knowing that I’m going to be around to see 1985.”
「あなたは私に目標を与えてくれた。1985年を見られるということを知っただけでも。」
このセリフは「ドク」が、1955年にマーティ・マクフライが1985年に戻る直前の場面で、マーティに伝える別れの言葉です。完全なセリフは以下の通りです。”You’ve really made a difference in my life. You’ve given me something to shoot for. Just knowing that I’m going to be around to see 1985. That I’m gonna succeed in this!” 1955年のドクにとって、1985年まで生きていることを知り、そして時間旅行に成功することへの期待が表現されています。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
-
- something to shoot for:目指すべき目標
「shoot for」は「~を目指す」という意味の慣用句です。
- something to shoot for:目指すべき目標
-
- just knowing that:~ということを知っているだけで
「just」は「単に」「ただ」という意味で強調の役割を持っています。
- just knowing that:~ということを知っているだけで
-
- I’m going to be around:私はそこにいる予定だ
「be around」は「存在する」「生きている」という意味で使われています。
- I’m going to be around:私はそこにいる予定だ
-
- to see:~を見るために
この文脈では「経験する」「目撃する」という意味合いで使われています。
- to see:~を見るために
8. “Anyone can make their future whatever they want it to be. I have to live my life according to what I believe is right in my heart.”
「誰でも自分の望む未来を作ることができる。私は自分の心が正しいと信じることに従って生きなければならない。」
このセリフは4で紹介した”The future isn’t written. It can be changed. You know that.”の後に続くセリフです。ドクは自分の運命を1枚の写真で決めさせたくないと考え、このセリフを言います。ドクはマーティに、未来は変えられること、そして自分の心が正しいと信じることに従って生きると宣言します。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
-
- make their future:自分の未来を作る
未来は自分で形作れるという考えを表現しています。
- make their future:自分の未来を作る
-
- whatever they want it to be:望むようなものにする
「whatever」は「何でも」という意味で、選択の自由を強調しています。
- whatever they want it to be:望むようなものにする
-
- live my life according to:~に従って人生を生きる
「according to」は「~に従って」という意味で、生き方の指針を示しています。
- live my life according to:~に従って人生を生きる
-
- what I believe is right:自分が正しいと信じること
個人の信念や価値観の重要性を強調しています。
- what I believe is right:自分が正しいと信じること
-
- in my heart:心の中で
内面的な感情や信念を表現する慣用句です。
- in my heart:心の中で
9.”I’ve never picked a fight in my entire life.”
「人生で一度も喧嘩をしたことはない」
このセリフは、マーティの父親である「ジョージ」の発言です。「マーティ」が1955年に戻り、若き日の父ジョージに、母ロレインを救うよう説得しようとしています。これに対してジョージが「自分は生涯一度も喧嘩をしたことがない」と言って、このセリフを発します。このシーンは、臆病で自信のない若きジョージが、勇気を出してロレインを守るという重要な転換点を示しています。マーティの助言と励ましにより、ジョージは最終的にビフに立ち向かい、ロレインを救うことになりました。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
- pick a fight:喧嘩を売る
「pick a fight」は、故意に喧嘩を始めることを意味します。
- in my entire life – 私の人生全体で
「entire life」は「全人生」を指し、経験の範囲を強調しています。
10.”I’m your density. I mean, your destiny.”
「僕はあなたの密度です…僕は君の運命の人だ」
これは、マーティの父親「ジョージ」のセリフです。1955年、若きジョージ・が後の奥さんとなる「ロレイン」に話しかける際に、緊張して言葉を間違えてしまうシーンです。彼は “I’m your destiny”(あなたの運命です)と言おうとしましたが、代わりに “I’m your density”(あなたの密度です)と言ってしまいました。このシーンは、臆病で自信のないジョージの性格を表現すると同時に、彼とロレインの関係の始まりを示す重要な場面です。
⚪︎覚えておきたい英単語・語句
-
- density:密度
- destiny:運命
- I mean:つまり
誤りや誤解を修正する際に使われる表現です。
4. バック・トゥ・ザ・フューチャーの動画をチェック!
【映画で英語】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』スケボーで逃げるシーン
5. まとめ
今回は、誰もが熱狂したデロリアンで有名な「バック・トゥ・ザ・フューチャー」から、名言・名ゼリフを紹介しました!動画もチェックして、楽しく英語を学びましょう。
VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨