映画「ジュラシック・パーク」シリーズの名言、名ゼリフ10選!

最終更新日: 2025年07月17日

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恐竜映画の金字塔である「ジュラシック・パーク」シリーズ(「ジュラシック・ワールド」を含む)は、その迫力ある恐竜とスリリングな展開、そして哲学的・ユーモラスな名言で世界中の映画ファンを魅了し続けています。2025年に新作も公開予定!そこで今回は、シリーズの名ゼリフや名場面を通して、映画が伝えるメッセージや英語表現まで幅広く紹介します。

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1. ジュラシック・パーク&ワールドの英語タイトルとあらすじ

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ジュラシック・パーク・シリーズ(1993〜2001)


原作はマイケル・クライトンの小説(1990年発表)。映画化権は出版前にユニバーサルが購入し、シリーズが誕生しました。舞台はコスタリカ沖孤島「イスラ・ヌブラル」「イスラ・ソルナ」。琥珀に封じ込められた恐竜のDNAから現代に恐竜が蘇ります。科学の暴走・倫理・自然の摂理など哲学的なテーマが根底にあり、それを象徴する名言も多数登場します。

ジュラシック・パーク: Jurassic Park (1993)

遺伝子工学で蘇った恐竜たちを展示する世界初のテーマパーク「ジュラシック・パーク」。実業家ハモンドに、パークへ招待された考古学者グラント、古植物学者サトラー、数学者マルコム、そしてハモンドの孫たち。しかし、最新の安全システムが暴走し、恐竜が脱走したことで、ティラノサウルスやラプトルなどの猛威に晒されるサバイバルを強いられることに…。最先端科学への過信、自然の驚異、そして生命の力の前に人間の限界が問われる物語です。

(監督:スティーヴン・スピルバーグ)

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク:The Lost World: Jurassic Park (1997)

前作から4年後、今度は恐竜たちが繁殖していた未公開の島「サイトB(イスラ・ソルナ)」が舞台。マルコム博士らは野生化した恐竜の生態調査のため島へ赴きますが、インジェン社によるティラノサウルスの「サンディエゴ」移送計画が進行。恐竜と人間の衝突が島内外で激化し、都市でのパニックも描かれます。

(監督:スティーヴン・スピルバーグ)

ジュラシック・パークIII:Jurassic Park III (2001)

資金に困っていた古生物学者グラント博士は、恐竜の住むイスラ・ソルナ島へ“ガイド役”として再び同行することに。実はスポンサーを名乗るカービー夫妻の本当の目的は、島で消息を絶った息子エリックの救出でした。一行は、ティラノサウルスをも凌駕する巨大肉食恐竜スピノサウルスの襲撃を受け、次々と危機に見舞われます。途中、翼竜プテラノドンの巣にも立ち入り、空中からも脅威にさらされます。極限状態のなか、仲間たちの間に不信や対立も生じますが、一方で人間同士の協力や家族の絆も描かれます。

(監督:ジョー・ジョンストン)

ジュラシック・ワールド・シリーズ(Jurassic World Series, 2015〜)


ジュラシック・パーク事件から22年後、新パーク「ジュラシック・ワールド」として再建–恐竜との共存コンセプトは継続しながらも、人間の欲望や企業倫理、遺伝子操作技術の進歩など現代的テーマへと拡大。「パーク」3部作の世界・キャラクターを引き継ぎつつ、新主人公たちを加え、かつてないスケールとスリルが描かれます。

ジュラシック・ワールド:Jurassic World (2015)

旧パークの悲劇から22年後、イスラ・ヌブラル島に巨大企業が運営する新たな恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープン。遺伝子操作によって生み出された新種“インドミナス・レックス”がコントロールを失い、パーク内はたちまち大混乱に陥ります。恐竜行動学者オーウェンとパーク責任者クレアは、恐竜たちの脅威の中で人々の救出に奔走。パークの目玉であった夢の空間が、一転して生存をかけたサバイバルの舞台へと変わります。圧倒的な映像表現とスリル、そして遺伝子工学の光と影を描いた新時代の開幕作です。

(監督:コリン・トレボロウ)

ジュラシック・ワールド/炎の王国:Jurassic World: Fallen Kingdom (2018)

火山の噴火による絶滅の危機が迫るイスラ・ヌブラル島。オーウェンとクレアは火山噴火による絶滅危機から恐竜を救うミッションに臨みますが、実は恐竜たちは世界各国のバイヤーへ違法売買され、兵器化も計画されていたという陰謀に巻き込まれます。恐竜の“命の価値”が大きなテーマとして浮かび上がります。また、逃亡する恐竜たちと、新たなハイブリッド恐竜“インドラプトル”の登場で、物語は人類と恐竜の関係が問い直される展開へ。シリーズ屈指のサスペンスとメッセージ性が際立った一作です。

(監督:J.A.バヨナ)

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者:Jurassic World: Dominion (2022)

“炎の王国”事件から数年、恐竜はついに世界中へ拡散し、人類と恐竜が共存する新たな時代が到来。かつての主人公オーウェン&クレアに加え、グラント博士やマルコム博士、サトラー博士ら旧キャストも再集結し、巨大バイオ企業を巡る陰謀と地球の未来を賭けた壮大な戦いが繰り広げられます。シリーズの集大成として、恐竜と人間がどのように共存するか、自然との関係にどんな決着がつくのか…多層的なストーリーと歴代キャラクターの活躍が印象的な完結編です。

(監督:コリン・トレボロウ)

2. ジュラシック・パークシリーズの名言、名ゼリフ10選

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1. Life finds a way.


「生命は道を探す(生命は必ず道を見出す)」

『ジュラシック・パーク』(1993)で、マルコム博士がパークの説明を聞き、生態系の予測不能性や自然の力を象徴して語った台詞。後に恐竜のメスだけのはずが繁殖する現象がまさにこの予言を証明することになる。

※マルコム博士:『ジュラシック・パーク』シリーズの主要人物。数学者でカオス理論の専門家。科学の暴走や人間の過信に対して警告を発し、物語の哲学的・倫理的な軸を担う。度々予言者のように鋭い指摘で事態の危険性を訴え、皮肉とユーモアを交えた名言も多い。1作目と2作目で主人公級の活躍を見せ、新シリーズでも重要な役割を果たす。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • finds a way :道を見出す

2. Your scientists were so preoccupied with whether they could, they didn’t stop to think if they should.


「科学者たちは、できるかどうか夢中で、すべきかどうか考えなかった」

『ジュラシック・パーク』(1993)で、マルコム博士が遺伝子操作の危険性についてパーク関係者を諭す場面で発言。科学倫理への鋭い警鐘として有名。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • preoccupied :夢中になって、頭がいっぱいで
  • whether they could : 彼らができるかどうか
  • stop to think :立ち止まって考える

3. God creates dinosaurs. God destroys dinosaurs. God creates man. Man destroys God. Man creates dinosaurs.


「神が恐竜を作り、神が恐竜を滅ぼす…。人間が神を滅ぼし、恐竜を作る」

『ジュラシック・パーク』(1993)の食事シーンで行われる哲学的対話。人間の傲慢さを皮肉る流れでマルコム博士やサトラー博士たちが繰り広げる名言。続けて「恐竜が人間を食べ、女性が地球を受け継ぐ」とサトラー博士がユーモラスに返す。

※サトラー博士:『ジュラシック・パーク』を代表する女性科学者であり、シリーズ初期のヒロイン。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • creates :創造する、作る
  • destroys :破壊する、滅ぼす

4. Life cannot be contained.


「生命は制御できない」

『ジュラシック・ワールド』(2015)・『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)の両作で使われているセリフ。法廷などでマルコム博士が再び生命の力と人間の愚かさについて警告を発するシーン。新シリーズを貫くテーマ的メッセージとなっている。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • cannot be contained :コントロールできない、封じ込められない

5. Let’s go save the world.


「さあ、世界を救おう」

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)で恐竜救出のため、オーウェンとクレアが困難に立ち向かう場面での決意表明。クライマックスの直前、チームとして踏み出す力強い台詞。

※オーウェン:『ジュラシック・ワールド』シリーズの主人公。元海軍軍人で、ヴェロキラプトルの行動研究・訓練を担当。自身が育てたラプトルたちと信頼関係を築き、恐竜を「武器」や「商品」として扱う他のパーク関係者とは異なり、対等な生命として敬意を持つ。勇敢で機転が利き、クレアと共に危機を乗り越える姿が印象的。

※クレア:『ジュラシック・ワールド』シリーズのヒロイン。パーク運営責任者で、パークの効率化やビジネス的な側面を重視していたが、事件を通じて恐竜への認識を変えていく。オーウェンとは一時期恋人関係にあり、互いに認め合いながら行動を共にする。シリーズを通じて成長し、強く頼れる存在へ。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • save :救う

6. We not only lack dominion over nature, we’re subordinate to it.


「我々は自然を支配できないばかりか、従属している」

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(ドミニオン)』(2022)で、マルコム博士が現代社会と自然との関係を総括し、“自然への服従”という作品全体の教訓を示す。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • lack dominion over: ~を支配できていない
  • subordinate to:~に従属している

7. Happy life is accepting you can’t control your life.


「幸せな人生のコツは、人生はコントロールできないと受け入れることだ」

『ジュラシック・ワールド』(2015)でパークのオーナーであるマスラニが、パーク運営者クレアに向けて語る。人生の不確実性を受け入れることの大切さを教えるウィットに富んだ一言。

※マスラニ:マスラニ社のCEOで、ジュラシック・ワールドのオーナー。壮大な夢を持ってパークの再興を果たすが、遺伝子操作や商業主義の陰で新たな脅威を生み出す結果にも。楽観的でユーモアも持ち合わせ、時に経営者としてのジレンマも描かれる。オーウェンを信頼し、パーク運営の重要なカギを握る人物。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • accepting :~を受け入れること
  • control:管理する、支配する

8. Change is like death. You don’t know what it looks like till you’re standing at the gates.


「変化は死のようなものだ。実際にその場に立ってみなければ、どんなものか分からない」

このセリフは『ジュラシック・ワールド/炎の王国(Jurassic World: Fallen Kingdom)』において、マルコム博士が米国上院の公聴会で証言する場面に登場します。同作の冒頭とラスト(終幕)の両方で引用されており、物語全体の“導入”と“まとめ”を兼ねた、非常に印象的な言葉です。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • till you’re standing at the gates :門の前に立つ(最期を迎える)まで

9. Boy, do I hate being right all the time!


「まったく、いつも自分が正しいのが嫌になるよ!」

『ジュラシック・パーク』(1993)、予想通り事態が悪化しつつあるパーク内で、マルコム博士が皮肉を込めて吐き捨てる。ユーモアとかすかな絶望が交錯する名言。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • all the time :いつも

10. God help us, we’re in the hands of engineers.


「神よ助けて…僕らは技術者の手の中だ」

『ジュラシック・パーク』(1993)でシステムトラブルを抱える中、マルコム博士が不安のあまり放った皮肉交じりの台詞。

⚪︎覚えておきたい英語表現

  • in the hands of :~の手の中にある、~にゆだねられている

3. ジュラシックシリーズの動画をチェックしよう

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4. まとめ

映画「ジュラシック・パーク」シリーズは、1993年の1作目公開から長年愛されつづけています。そのリアルな恐竜に、没入感を覚えること間違いなし!2025年の新作公開を機に、ぜひ過去作も振り返ってみてください。

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ライター コンテンツ監修者:Eri

留学経験なしで英語を習得した純日本人。英会話スクールとオンライン英会話スクールの両方で勤務し、生徒への学習アドバイスや外国人講師の採用を経験。長年の英語学習業界の経験と自身が英語を習得した方法やコツを元に、英語学習ライターとして活動中。

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