映画『もののけ姫』を英語で説明!あらすじ・名言・時代背景まとめ

最終更新日: 2025年08月26日

eye-catch for princess mononoke

ジブリ作品の中でも世界的に人気のある映画のひとつが『もののけ姫』です。1997年に公開された本作は、日本の歴史や自然観を背景にしながらも、環境問題や人間の生き方といった普遍的なテーマを扱っているため、世界中の人々に愛され続けています。この記事では、『もののけ姫』のストーリー、登場キャラクター、名台詞を英語で紹介します!

VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨

>>VoiceTube をチェックする<<

 

1. 『もののけ姫』(Princess Mononoke)とは?

英語タイトルは”Princess Mononoke”です。『もののけ姫』は、スタジオジブリが1997年に公開した宮崎駿監督の歴史ファンタジー映画で、日本、海外、再上映を含めた累計興行収入200億円を超える大ヒットとなり、海外でも高い評価を受けています。『もののけ姫』は単なる冒険物語ではなく、人間と自然、共存と対立という深いテーマを描いています。

英語での説明例


Princess Mononoke is a 1997 Japanese animated historical fantasy film by Studio Ghibli, written and directed by Hayao Miyazaki. The central theme is the conflict between nature and human industry. The film does not present clear heroes or villains, but rather shows complex characters with different values, highlighting the possibility of coexistence.

Advertisements

『もののけ姫』は、スタジオジブリ制作・宮崎駿監督による1997年公開の歴史ファンタジーアニメ映画です。中心テーマは「自然と人間社会の対立」です。単純な善悪ではなく、異なる価値観を持つ複雑な登場人物を描き、共存の可能性を示しています。

2.  もののけ姫のあらすじを英語で紹介

主人公アシタカは、村を襲ったタタリ神を倒したことで呪いを受け、西へ旅立ちます。そこで彼は、人間の町「タタラ場」を率いるエボシ御前と、森の神々に育てられた少女サン(もののけ姫)の戦いに巻き込まれます。

英語での説明例


Ashitaka, the last prince of the Emishi people, is cursed on his arm after killing a demon that attacks his village. The curse slowly drains his life, so he sets out on a journey to the west in search of a cure and a purpose to live. Along the way, he discovers Iron Town, an industrial settlement led by Lady Eboshi. She protects outcasts and gives them work, but her iron-making activities destroy the forest and enrage the gods and animals living there.

Among those who resist her is San, a human girl raised by wolves, feared and respected as the “Mononoke Princess.” Ashitaka is caught in the middle of this conflict between humans and nature. As the struggle intensifies, the balance of the land—and even the fate of life and death itself, embodied by the Forest Spirit—hangs in the balance.

主人公アシタカは、村を襲ったタタリ神を倒したことで腕に呪いを受けてしまいます。呪いは彼の命をむしばみ続けるため、アシタカは「生きる意味を探す旅」として西の地へ向かいます。旅の途中、彼は自然を切り開いて鉄を作る「タタラ場」を築いたエボシ御前と出会います。彼女は病人や元遊女を受け入れ、人々に希望を与える一方で、森を破壊することで神々や動物たちの怒りを買っていました。

その森を守るのが、狼に育てられた少女サン、通称「もののけ姫」です。アシタカは人間と自然、双方の正義の間に立たされ、やがて命と死を司るシシ神(Forest Spirit)の存在をめぐる争いに巻き込まれていきます。

時代背景:室町的世界観


舞台は室町時代をベースとした架空の世界。産業が発展しつつ自然破壊が進んだ時代背景を物語に投影しています。

The film is set in a fictional world inspired by the Muromachi period (1336–1573), when human industry began to expand, often at the expense of nature.

映画は、室町時代(1336〜1573年)に着想を得た架空の世界を舞台としており、人間の産業が発展し、その多くが自然を犠牲にして進められていた時代背景が描かれています。

Advertisements

3. 主な登場キャラクターやキーワード

キャラクター


  • Ashitaka(アシタカ)
    The cursed Emishi prince.(呪われた王子)

  • San / Princess Mononoke(サン/もののけ姫)
    A girl raised by wolves, fighting to protect the forest.(狼に育てられた森を守る少女)

  • Lady Eboshi(c)
    Leader of Iron Town, who values progress but clashes with nature.(タタラ場を率いる進歩的な女性。自然と対立する存在)

  • Forest Spirit(シシ神)
    A mystical deer-like god of life and death.(命と死を司る神秘的な存在)

  • Moro(モロ)
    “The great wolf god who raised San.” (「サンを育てた偉大な狼の神。」)

キーワード


  • もののけ:spirit / monster
  • 呪い:curse
  • 鉄の町(タタラ場): Iron Town
  • 森の神々:the gods of the forest
  • 狼に育てられた少女:a girl raised by wolves

4. もののけ姫の名言・名セリフ7選

1.「曇りなき眼で見定めたい」


“To see with eyes unclouded by hate”

アシタカがタタラ場でエボシ御前に、「その礫の秘密を調べてなんとする」と聞かれ、自分の視点を示す場面です。

ポイント:「曇りなき眼」をシンプルに「eyes unclouded by hate」と訳すことで、偏見や憎しみを払拭したクリアな視点を表現できます。

2.「生きろ。そなたは美しい。」


“Live. You’re beautiful.”

序盤の戦いの後、アシタカが傷ついたサンを励ます場面。サンに生きる意志を伝える重要な瞬間です。

3.「黙れ小僧!お前にサンが救えるか。」


“Be quiet, boy! How could you help her!”

モロ(山犬神)がアシタカに怒りと問いかけをぶつける場面。森の神としての威厳と母性が感じられるシーンです。

ポイント:「Be quiet」はよくある命令形フレーズ。丁寧さより強い命令を表します。

4.「私は山犬だ!」


” I am a wolf!”

サンが人間である自分を否定し、山犬として生きる覚悟をアシタカの前で示す場面です。

5. 「わからぬ。だが共に生きることはできる。」


“I don’t know, but maybe we can find a way to live together.”

終盤、アシタカとサンが和解し、人間と自然ともに生きる道を模索する重要なシーンです。

ポイント:「I don’t know, but …」の構造は対照的な内容をつなげる接続詞「but」の使い方。曖昧さの表現と希望的な結論を自然に繋ぐ表現で、会話文でもよく使われます。

6. 「生きることはまことに苦しく辛い。世を呪い人を呪い、それでも生きたい。」


“Life is suffering. It is hard. The world is cursed. But still, you find reasons to keep living.”

病者の長であるヒイ様の言葉。重い病を患い、社会から差別や孤立を受けながらも生きる人々の代表として、生きる苦しみや周囲への怒りと絶望を吐露した上で、それでもなお生き続けたいという強い意志を表現しています。

ポイント:感情や対比を強調するために、短い文を並べて強調し、最後に逆説の「But still」で希望を示します。

7. 「誰にも運命は変えられない。だが、ただ待つか自らおもむくかは決められる。」


“No one can change their fate. But whether to wait or to go forward is up to us.”

ジコ坊が生死について哲学的に語る場面。人間の運命や意志を冷静に見つめるシーンです。

ポイント:「fate」は「運命」の意味で、文学的表現によく使われます。「But whether…is up to us」の構成で、選択肢の表現と責任の所在を明示し、抽象的概念(運命・選択)を分かりやすく説明します。

5. 「もののけ姫」英語版予告編で英語学習☕️

【ジブリで英語】「もののけ姫」英語版公式予告編

6. まとめ:英語で「もののけ姫」を語ろう

『もののけ姫』は英語でも説明しやすく、あらすじや名言を英語で紹介することで、映画ファンや英語学習者との会話がさらに広がります。海外のファンと話すときは、ストーリーだけでなく「nature vs. human industry(自然と人間社会の対立)」というテーマにも触れると会話が広がりますよ!

VoiceTube は、動画で英語学習ができるサービスです。動画の種類が豊富なので、あなたの好きが絶対ある!再生スピードも調整できるので、リスニングの練習にもぴったりです✨

>>VoiceTube をチェックする<<

 

関連記事

コンテンツ監修者:Eri

留学経験なしで英語を習得した純日本人。英会話スクールとオンライン英会話スクールの両方で勤務し、生徒への学習アドバイスや外国人講師の採用を経験。長年の英語学習業界の経験と自身が英語を習得した方法やコツを元に、英語学習ライターとして活動中。

Exit mobile version