最終更新日: 2025年10月17日

「It’s not the years, honey, it’s the mileage.」(年じゃないさ、走行距離の問題だ。)
この名言を聞いてピンときた人も多いのではないでしょうか?そう、映画史に残る冒険家 インディ・ジョーンズ のセリフです。世界中の秘宝を追い求める彼の物語は、アクションだけでなく、ユーモアや哲学も満載!そのひとつひとつの言葉には、英語で人生を語るヒントが隠れています。今回は、そんなインディ・ジョーンズのシリーズを振り返りながら、名言・名台詞10選を英語と日本語で解説していきます。
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目次
1. インディ・ジョーンズとは?概要と歴史
考古学者であり冒険家の インディ・ジョーンズ(Indiana Jones)。世界中の秘宝を求めて命懸けの冒険を繰り広げる彼は、アドベンチャー映画の象徴的存在です。主演は ハリソン・フォード(Harrison Ford)、監督は *スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)、製作は ジョージ・ルーカス(George Lucas)。1981年から2023年までに公開された5作品は、考古学・歴史・アクション・ユーモアが融合した不朽のシリーズとして、今なお世界中にファンを持っています。
*第5作『運命のダイヤル』のみジェームズ・マンゴールド(James Mangold)が監督を務めています。
ちなみに、英語タイトルは”Indiana Jones”ですが、日本語では「インディアナ」ではなく、愛称の「インディ」がタイトルになっています。
2. 主要キャラクター紹介
インディアナ・ジョーンズ(Indiana Jones)
考古学者であり冒険家。大学では教授として教鞭をとりつつ、世界各地の秘宝を追い求めます。帽子(fedora hat)とムチ(whip)がトレードマークで、知性と勇気を兼ね備えた“学者にして戦士”の象徴的ヒーローです。愛称は「インディ」です。
マリオン・レイヴンウッド(Marion Ravenwood)
『レイダース/失われたアーク』で登場。強気で独立心のある女性で、インディのかつての恋人でもあります。危険な状況でも冷静に立ち向かう姿が印象的な、シリーズ屈指の人気ヒロインです。
ショートラウンド(Short Round)
『魔宮の伝説』で登場するインディの少年助手。小柄ながら勇敢で、インディの危機を何度も救います。ユーモアと純粋さを兼ね備えたムードメーカー的存在です!
ヘンリー・ジョーンズ(Henry Jones Sr.)
『最後の聖戦』に登場するインディの父。聖杯研究の第一人者で、息子とは正反対のタイプです。学者肌で真面目だが、親子の冒険を通じて絆を深めていきます。
ルネ・ベロック(René Belloq)
『レイダース/失われたアーク』の宿敵。フランス人考古学者で、インディと同じ遺物を狙うライバルです。知的で狡猾、常に一歩先を行くが、その野心が命取りに。
マット・ウィリアムズ(Mutt Williams)
『クリスタル・スカルの王国』で登場する若者で、後にインディの息子と判明。無鉄砲で反抗的だが、心根は熱く正義感が強い人物です。
3. インディ・ジョーンズ全5作品の紹介
『レイダース/失われたアーク(Raiders of the Lost Ark, 1981)』
冒頭のペルー遺跡で“巨大な岩から逃げる”名場面が登場し、アドベンチャー映画の象徴となりました。ナチスが狙う“聖櫃(アーク)”を追ってエジプトへ向かうインディは、数々の罠と敵を乗り越え、歴史の真実に迫ります。
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(Indiana Jones and the Temple of Doom, 1984)』
インドの秘境で子どもたちを奴隷にした邪悪なカリ族(Thuggee cult)に挑む物語。ややダークでスリリングな展開が特徴で、アクションシーンの迫力はシリーズ屈指です。人身供犠や呪いなど、ホラー的要素も強く、“冒険の裏に潜む闇”を描いた異色作。インディと少年助手ショートラウンドの絆も印象的です。
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(Indiana Jones and the Last Crusade, 1989)』
インディの父・ヘンリーと共に“聖杯(Holy Grail)”を探す冒険へ。親子の絆、信仰、勇気をテーマにした感動作で、シリーズの中でも特に人気の高い一作です。ショーン・コネリー演じる父との軽妙な掛け合いが魅力で、アクションとユーモア、そして深い人間ドラマが融合した作品。シリーズの完成度を決定づけたと言われます。
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull, 2008)』
冷戦時代の1957年アメリカを舞台に、超常的な“クリスタル・スカル”の謎を追うインディ。旧ソ連との対決や未知の文明、“異次元存在”の伝説など、新時代の要素を取り入れた異色の冒険が描かれます。老いたインディと若きマットの親子関係を軸に、過去とのつながりや世代交代を描いたドラマ性も。アクションよりも“時代の変化”を感じさせる一作です。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(Indiana Jones and the Dial of Destiny, 2023)』
老年期を迎えたインディが、時を操る古代ギリシャの装置“アンティキティラの歯車”をめぐる最後の冒険へ。かつての恩師の娘ヘレナ・ショウと再び行動を共にし、時をテーマに“過去と未来”“信念と老い”を描く感動のフィナーレです。
4. インディ・ジョーンズの名言・名台詞10選
1. “It’s not the years, honey, it’s the mileage.”
「年じゃないさ、走行距離の問題だ。」
登場作品: Raiders of the Lost Ark(レイダース/失われたアーク, 1981)
負傷したインディを見て「歳ね」と冗談を言ったマリオンに、インディが返した言葉。長年の冒険で鍛えられたタフさと皮肉っぽいユーモアが詰まった、シリーズを代表する一言です。
🗝️ 重要単語
- mileage:走行距離、経験
 - honey:親しみを込めた呼びかけ(恋人・友人間で使う)
 
2. “Snakes. Why did it have to be snakes?”
「ヘビかよ……よりによってヘビとは。」
登場作品: Raiders of the Lost Ark(レイダース/失われたアーク, 1981)
勇敢なインディにも苦手なものが。それがヘビ。「アークが眠る地下の井戸」で無数のヘビに囲まれたときの嘆きです。“Even heroes have fears.”(どんな英雄にも恐怖はある)を象徴する名シーン。
🗝️ 重要単語
- Why did it have to be ~?:「なんで〜なんだよ(不満・皮肉)」
 - snakes:ヘビ(複数形)
 
3. “Fortune and glory, kid. Fortune and glory.”
「富と名声さ、坊や。富と名声。」
登場作品: Indiana Jones and the Temple of Doom(魔宮の伝説, 1984)
若い相棒ショートラウンドに言うセリフ。冒険の動機を軽口で語りながらも、彼の“人間らしい欲”が見える名言です。
🗝️ 重要単語
- fortune:富、運命
 - glory:栄光、名誉
 
4. “Trust me.”
「信じろ。」
登場作品: Indiana Jones and the Last Crusade(最後の聖戦, 1989)
危険な橋を渡る直前、父ヘンリーが息子インディに「Trust me(信じろ)」と声をかける。インディはその言葉を信じ、一歩を踏み出す――“信頼と勇気”を象徴する名場面。
🗝️ 重要単語
- trust:信頼する、信じる
 - imperative(命令形)として使うと「〜しろ」「〜してみろ」という力強い響きに。
 
5. “I’m making this up as I go.”
「行き当たりばったりでやってるんだ。」
登場作品: Raiders of the Lost Ark(レイダース/失われたアーク, 1981)
敵との戦闘中、相棒に「計画は?」と聞かれたインディの返答。即興で危機を切り抜けるインディらしい、皮肉と機転の効いたセリフ。
🗝️ 重要単語
- make up:作り上げる、でっち上げる
 - as I go:進みながら
 
6. “You call this archaeology?”
「これのどこが考古学だっていうんだ?」
登場作品: Indiana Jones and the Last Crusade(最後の聖戦, 1989)
派手な戦闘のさなかに放った皮肉。学問的探求とは程遠い状況に、自らツッコミを入れるようなユーモラスな台詞です。
🗝️ 重要単語
- archaeology:考古学
 - You call this ~?:「これを〜って呼ぶのか?」(皮肉・批判)
 
7. “Archaeology is the search for fact, not truth.”
「考古学とは“真実”ではなく、“事実”を探す学問だ。」
登場作品: Indiana Jones and the Last Crusade(最後の聖戦, 1989)
学生たちに講義するインディの言葉。学問への姿勢と、冷静な探求者としての一面が現れる印象的なセリフ。
🗝️ 重要単語
- fact:事実
 - truth:真実(主観的な信念や価値を含むことが多い)
 
8. “That belongs in a museum!”
「それは博物館に置くべきだ!」
登場作品: Indiana Jones and the Last Crusade(最後の聖戦, 1989)
文化財を私物化する者に対して放つ正義の言葉。“知識と文化は人類の共有財産”という信念を象徴するセリフ。
🗝️ 重要単語
- belong in:〜にふさわしい
 - museum:博物館
 
9. “I’ve got a bad feeling about this.”
「嫌な予感がする。」
登場作品: Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull(クリスタル・スカルの王国, 2008)
『スター・ウォーズ』でもおなじみの台詞。ルーカス作品ならではの“お約束”として登場。
🗝️ 重要単語
- 
have a bad feeling about ~:〜に悪い予感がする
 
10. “And I’ve come to believe it’s not so much what you believe; it’s how hard you believe it.”
「そして、こう思うようになったんだ。何を信じるかじゃない。どれだけ強く信じるかだ。」
登場作品: Indiana Jones and the Dial of Destiny(運命のダイヤル, 2023)
物語終盤で語られる、インディの深い洞察とも言える一言。数々の冒険と挫折を通じて磨かれた“信じる力”を胸に刻むセリフです。
🗝️ 重要単語
- believe:信じる
 - how hard:どれほど強く
 
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6. まとめ
インディ・ジョーンズの名言には、勇気(courage)知恵(wisdom) 信念(belief)が詰まっています。彼のセリフは単なる映画の言葉ではなく、人生の教訓としても、英語学習の素材としても価値があります📝 ぜひ他の人にも紹介してみてくださいね🔍
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