最終更新日: 2022年08月25日
「どちらか」や「一方の」と表したい時に使う英語「Either」と「Neither」。しかし肯定文と否定文で意味や使い方が変わったりして、使い分けがうまくできないという方も多いことでしょう。今回は紛らわしい英文法「Either」と「Neither」の意味や違い、使い分けをイラストや例文と一緒に解説します。
目次
「Either」と「Neither」の違いは?
「Either」は「どちらか一方」という意味です。「Neither」は not either を省略してできた英単語で either の否定を表し、「どちらも〜ない」という意味になります。「Either」は either【íːðər | ái-】とアメリカ英語では「イーザー」、イギリス英語だと「アイザー」と発音します。「Neither」は neither【níːðər | nái-】とアメリカ英語では「ニーザー」、イギリス英語だと「ナイザー」と発音します。どちらも【th】の発音があるので、舌を上歯と下歯で軽く挟み、発音すると同時に、奥に引くように発音しましょう。
- 「Either」を使った肯定文
I want either of these hats.
「この2つの帽子のうち、どちらか1つ欲しい」
- 「Neither」を使った否定を表す文
I want neither of these hats.
「この2つの帽子のうち、どちらともいらない」
より細かい違いや使い分け、意味をイラストと例文と一緒に確認しましょう!
「Either」の意味や使い方
either A or B「AかB、どちらか〜」
either A or B で「AかB、どちらか〜」という意味になります。
You can have either fish or chicken.
「魚かチキン、どちらか食べることができます」
If I won the lottery, I want to purchase either a car or a house.
「もし宝くじに当たったら、車か家どちらかを買いたい」
either + 単数名詞 / either of + 複数名詞「どちらか一方の〜」
either + 単数名詞または either of + 複数名詞で「どちらか一方の〜」と表すこともできます。
You can have either of the two dishes.
「2種類のうちから1つ食べることができます」
You can buy either laptop.
「どちらのパソコンを買ってもいいです」
「Either」+否定は「どちらも〜ない」
「Either」は「どちらか一方」という意味ですが、否定文と一緒に使うと「どちらも〜ない」という意味になります。
He doesn’t either smoke or drink.
「彼はお酒もタバコもどちらもしない」
I haven’t watched either ofthese movies.
「どちらの映画も見たことない」
Me either.「わたしも〜ない」
Me either. は否定文で相手に同調するときに使う英語表現です。同じく「わたしも」を表す Me too. は肯定文で相手に同調するときに使います。
A: I like cats.
「猫が好き」
B: Me too.
「わたしも(好き)」
A: I don’t like dogs.
「犬が好きじゃない」
B: Me either.
「わたしも(好きじゃない)」
「Neither」の意味や使い方
neither A nor B「AもBも〜ない」
neither A nor B で「AもBも〜ない」という意味になります。neither に既に否定の意味があるため、not は付け加えず肯定文で使います。また or は not の意味を含む nor に変わります。
I neither smoke nor drink.
「タバコもお酒もしません」
He speaks neither English nor Japanese.
「彼は英語も日本語も話さない」
neither + 単数名詞 / neither of + 複数名詞「どちらとも〜ない」
neither + 単数名詞 / neither of + 複数名詞で「どちらとも〜ない」と表すこともできます。
Neither of the answers are correct.
「どちらの答えも正しくありません」
(= Either of the answers aren’t correct.)
I want to watch neither of these movies.
「どちらの映画も見たくない」
(=I don’t want to watch either of these movies.)
Neither do / am I. 「わたしもそうではありません」
Neither do / am I. で「わたしもそうではありません」と否定文に同調する際に使えます。
A: I don’t like this movie.
「この映画好きじゃない」
B: Neither do I.
「わたしも(好きじゃない)」
A: I didn’t do homework.
「宿題しなかった」
B: Neither did I.
「わたしも(しなかった)」
最後にまとめ!「Either」と「Neither」の違いを整理しよう!
「どちらか〜」
- either 「どちらか一方の」(肯定)
- neither「どちらとも〜ない」(否定)
- either A or B「AかBどちらかの」
- Neither A nor B「AかBどちらとも〜ない」
相手に同調
- Me too.「わたしも〜だ」(肯定)
- Me either.「わたしも〜ない」(否定)
- Neither do / am I.「わたしも〜ない」(否定)
ボイスチューブの動画でさらに復習しましょう!
【BBC1分英語】これでスッキリ!”Both” / “Either” / “Neither” の使い分け
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