最終更新日: 2025年07月29日
「どちらか」や「一方の」と表したい時に使う英語「Either」と「Neither」。しかし肯定文と否定文で意味や使い方が変わったりして、使い分けがうまくできないという方も多いことでしょう。今回は紛らわしい英文法「Either」と「Neither」の意味や違い、使い分けをイラストや例文と一緒に解説します。
目次
「Either」と「Neither」の違いは?
「Either」は「どちらか一方」という意味です。「Neither」は not either を省略してできた英単語で either の否定を表し、「どちらも〜ない」という意味になります。
「Either」は either【íːðər | ái-】とアメリカ英語では「イーザー」、イギリス英語だと「アイザー」と発音します
「Neither」は neither【níːðər | nái-】とアメリカ英語では「ニーザー」、イギリス英語だと「ナイザー」と発音します。
どちらも【th】の発音があるので、舌を上歯と下歯で軽く挟み、発音すると同時に、奥に引くように発音しましょう。
「Either」を使った肯定文
- I want either of these hats.
「この2つの帽子のうち、どちらか1つ欲しい」
「Neither」を使った否定を表す文
- I want neither of these hats.
「この2つの帽子のうち、どちらともいらない」
「Either」の意味や使い方
either A or B「AかB、どちらか〜」
- You can have either fish or chicken.
「魚かチキン、どちらか食べることができます」 - If I won the lottery, I want to purchase either a car or a house.
「もし宝くじに当たったら、車か家どちらかを買いたい」
either + 単数名詞 / either of + 複数名詞「どちらか一方の〜」
- You can have either of the two dishes.
「2種類のうちから1つ食べることができます」 - You can buy either laptop.
「どちらのパソコンを買ってもいいです」
「Either」+否定は「どちらも〜ない」
- He doesn’t either smoke or drink.
「彼はお酒もタバコもどちらもしない」 - I haven’t watched either of these movies.
「どちらの映画も見たことない」
Me either.「わたしも〜ない」
- A: I like cats. 「猫が好き」
B: Me too. 「わたしも(好き)」 - A: I don’t like dogs. 「犬が好きじゃない」
B: Me either. 「わたしも(好きじゃない)」
「Neither」の意味や使い方
neither A nor B「AもBも〜ない」
- I neither smoke nor drink.
「タバコもお酒もしません」 - He speaks neither English nor Japanese.
「彼は英語も日本語も話さない」
neither + 単数名詞 / neither of + 複数名詞「どちらとも〜ない」
- Neither of the answers are correct.
「どちらの答えも正しくありません」 - I want to watch neither of these movies.
「どちらの映画も見たくない」
Neither do / am I. 「わたしもそうではありません」
- A: I don’t like this movie. 「この映画好きじゃない」
B: Neither do I. 「わたしも(好きじゃない)」 - A: I didn’t do homework. 「宿題しなかった」
B: Neither did I. 「わたしも(しなかった)」
最後にまとめ!「Either」と「Neither」の違いを整理しよう!
「どちらか〜」
- either 「どちらか一方の」(肯定)
- neither「どちらとも〜ない」(否定)
- either A or B「AかBどちらかの」
- Neither A nor B「AかBどちらとも〜ない」
相手に同調
- Me too.「わたしも〜だ」(肯定)
- Me either.「わたしも〜ない」(否定)
- Neither do / am I.「わたしも〜ない」(否定)