英語の「関係代名詞」は、日本語にはない英語特有の文法なので、混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。「関係代名詞」を理解すれば、長文を作る時に役立つだけではなく、ネイティブらしい話し方になります。本記事では、英会話を勉強している方向けに「関係代名詞」の役割や基本的な3つの使い方をご紹介します。ぜひお役立てください!
目次
英語の「関係代名詞」とは?
英語の「関係代名詞」には、2つの文を一つにまとめて、ある名詞(先行詞)に説明を追加する役割があります。頻繁に使われる「関係代名詞」は、「which」「who」「that」「what」です。
日本語の場合、「私が訪れた場所」というように「名詞」の前から修飾語しますが、英語の場合は異なります。「the place I visited」というように、「名詞」の後ろから修飾するのが「関係代名詞」の特徴です。
「関係代名詞」の基本的な3つの使い方
さまざまな使い方がある「関係代名詞」ですが、基本的な3つの使い方をご紹介。ここからは、関係代名詞の前にある名詞は「先行詞」と表します。
主語の働きをする「関係代名詞」
「関係代名詞」には、主語の働きをするものがあり、主格とも言われています。主語としての使い方は、先行詞+関係代名詞+動詞です。
I have a girlfriend who is from Fukuoka.
私は福岡出身の彼女がいます。
先行詞の「girlfriend」を修飾しているのは、「who」以降の文です。物が先行詞のときは「which」を用います。
目的語の働きをする「関係代名詞」
目的語の働きもする「関係代名詞」。目的格とも呼ばれる代表的な使い方です。主語の働きをする関係代名詞とは異なり、先行詞+関係代名詞+主語+動詞の順番で表します。
There is the house I grew up in, which my mother also grew up in.
ここは私の母が育った家です。
「which」以降の文が「house」を修飾し、目的語の役割をしています。
所有の働きをする「関係代名詞」
「whose」は所有の働きをする「関係代名詞」です。先行詞が所有している物や人を説明するときに使います。
I have a friend whose mother is a world-renowned interpreter.
私には、お母さんが世界的な通訳者の友人がいます。
例文の場合、「友人」が所有しているのは「お母さん」です。その「お母さん」がどんな人なのかを説明するために「whose」以降の文章が足されています。先行詞が物の場合も、「関係代名詞」は「whose」です。
英語の「関係代名詞」を使った実用英会話で使える例文
次は、日常英会話に役立つ「関係代名詞」を使った例文を見てみましょう。
I saw Little Women, which was based on a book.
私は本に基づいた映画を観ました。I can call one of my friends who knows this area very well.
このエリアをよく知っている友達を呼べるよ。This class is mostly for students whose learning has been hindered by the pandemic.
私たちはロケーションがロサンゼルスの中心にあるホテルを予約しました。
【「what」を使った例文】
I know what you’re saying.
あなたが言っていることがわかるよ。He is so rude, you know what I mean?
彼はすごく失礼だと思う。(私の言いたいことが)わかるよね?
関係代名詞としての「what」は、the thing(s) thatを省略したものです。そのため、「what」には「先行詞」が最初から含まれています。「you know what I mean」という表現は、ネイティブがたびたび使う表現ですので覚えておきましょう。
まとめ|英語の「関係代名詞」は簡単!英会話で練習しよう
今回は、英語の「関係代名詞」の役割、基本的な3つの使い方についてご紹介しました。複雑に考えがちな「関係代名詞」は、思っているよりも難しくありません。役割や文法をしっかり理解したら、とにかくアウトプットすることが英会話上達の秘訣です。日常英会話で「関係代名詞」を使って練習しましょう!
楽しく生きた英語を学びたいなら、VoiceTubeアプリ!
新しい動画を日英字幕付きで毎日更新!ニュース、アニメ、コメディー、教育などチャンネルも豊富で、気楽に楽しく英語を学べるから、毎日の英語学習が楽しくなる!
ライター/ Yuka Kaneda
画像/ Holly Mandarich,CC Licensed