【保存版】「so that 構文」5つの意味と使い方を例文で完全マスター!

「so」という単語は、それ単体だと「とても」「なので」などの意味になりますが、「so」と「that」が組み合わさってできる「so that」構文の意味はきちんと理解できていますか?中学英語でも出てくるこの「so that」構文ですが、実は5種類の意味を持っています。会話や文面でもとてもよく使われる、非常に重要な文法なんです!

今日はそんな重要かつとても便利な「so that」構文の意味や使い方、さらに同じ意味を持つ他の単語・フレーズまで、例文と詳しい解説付きで詳しくご紹介します。この記事を読めば、複雑な「so that」構文の意味や使い方を完全に理解できること間違いなしです!

「so that」構文の意味は主に5つ

so that 構文の5つの意味はこちらです。

①目的「~のために」
②結果「~ので…だ」
③程度「~なほど…だ」
④結果「とても~なので、…だ」
⑤様態「~のように…だ」

このように、5つも意味がある 「so that」構文ですが、意味だけではなく文法もそれぞれ少しずつ違います。1つずつ文法ルール、例文、言い換えの単語・フレーズを、丁寧に見ていきましょう。

①目的「~のために」

まず、1つ目は「~のために」という目的を表す「 so that」 です。

目的「~のために」:文法ルール

目的用法の「so that」は以下のように文を構成させます。

  • (目的を果たすための行動を表す文)so that + 主語 + 助動詞 + 動詞 (=目的を表す文)

助動詞は、can や will などがよく使われます。もし、so that の前の文が過去形の場合は、助動詞も過去形 (could や would) に変えましょう。 また、so that の後ろに目的を表す文を、前にその目的を果たすために行うことを表す文を置きます。

目的「~のために」:例文

I studied for eight hours yesterday so that I could get a good score on the exam.
(テストでいい点を取るために、昨日8時間勉強しました。)

I will join the party tomorrow so that I can make new friends.
(新しい友達を作るために、明日パーティーに参加するよ。)

My parents save money so that they will go on a trip around the world after their retirement.
(両親は、退職後に世界中に旅行に行くために、お金を貯めている。)

目的「~のために」:言い換え

目的「~のために」を表す「so that」は別のフレーズにも置き換え可能で、一般的に① in order to/that ② to + 動詞 が同じような意味を持ちます。ただし、「in order to/that」はフォーマルな場面でよく使われ、カジュアルな会話の場面などでは、「so that」や 「to + 動詞」がよく使われます。

I went to the bed at 9 pm yesterday so that I would get up at 4 am.
→ I went to the bed at 9 pm in order that I would get up at 4 am.
→ I went to the bed at 9 pm in order to get up at 4 am.
→ I went to the bed at 9 pm to get up at 4 am.
(朝4時に起きるため、昨夜は9時に寝ました。)

また、「so that」以下の文を文頭に持ってくることもできます。しかし、これは少し堅いニュアンスをもち、あまりネイティブの間では使われない言い方です。

I have this medicine every morning so that my blood pressure gets lower.
So that my blood pressure gets lower, I have this medicine every morning.
(血圧を下げるために、私は毎朝この薬を飲みます)

②結果「~ なので…だ」

2つ目は、ある原因で生じた結果を示す際に使われる「so that」を見ていきます。

結果「~なので…だ」:文法ルール

結果用法の「so that」には以下のように文を作ります。

  • (原因を表す文), so (that) + (結果を表す文)

結果用法の際は必ず「so that」の前に「,」(カンマ) を置きます。また、「that」は省略される場合がほとんどです。

結果「~なので…だ」:例文

I did not eat breakfast today, so (that) I am very hungry now.
(私は今日朝食を食べなかったので、今とてもお腹が減っている)

He had alcohol a lot yesterday, so (that) he is feeling very bad.
(彼は昨日お酒をたくさん飲んだので、気分がとても悪い。)

It has been very cold recently, so (that) I have a runny nose.
(最近とても寒いので、鼻水が止まりません。)

結果「~なので…だ」:言い換え

結果用法「so that」とほぼ同じ意味を持つ単語は「therefore」です。ただし、「therefore」は堅い、フォーマルな表現なので、日常会話の中では「, so (that)」が基本的に使われます。

I missed the train, so (that) I was late for the class.
→ I missed the train, therefore I was late for the class.
(電車に乗り遅れたので、授業に遅れました。)

③程度「~ なほど…だ」④結果「とても~なので…だ」

程度と結果は、日本語訳だけを見ると、意味が異なるように見えますが、実は、どちらにも訳せる場面が多く、また、文法は全く同じであるため、今2つまとめて説明します。

程度「~なほど…だ」・結果「とても~なので…だ」:文法ルール

程度・結果用法は、「so」と「that」を切り離して使います。

  • 主語+ 動詞+ so + 形容詞/副詞 + that ~

程度「~なほど…だ」:例文

The cat is so cute that I could die.
(この猫は死ぬほど可愛い。)

I am so busy that I do not have time to eat.
(私は食事をする時間がないほど忙しい。)

This ramen is so delicious that I could eat five.
(このラーメンは5杯食べられるほど美味しい。)

結果「とても~なので…だ」:例文

He talked so fast that I was not able to understand what he was saying.
(彼はとても早くしゃべったので、私は彼の言ってることが理解できなかった。)

The scenery was so beautuful that I took 100 pictures.
(景色がとてもきれいだったので、写真を100枚撮りました。)

It was so hot that I did not go anywhere today.
(とても暑かったので、今日はどこにも行きませんでした。)

上の程度用法と結果用法の例文の中にもいくつかありますが、この2つの用法の文は、どちらの訳にも訳せる場合もあります。その際は文脈などに合わせて、適した訳をする必要があります。

She is so popular that what she wears are immediately sold out.
→ 程度用法:彼女の着る服はすぐに売り切れてしまうほど、彼女は人気だ
→ 結果用法:彼女はとても人気なので、彼女が切る服はすぐに売り切れる。

程度「~なほど…だ」・結果「とても~なので…だ」:言い換え

程度用法と結果用法の「so that」は主に、下の3つのフレーズに置き換えることができます。

  • 形容詞 + enough to + 動詞:「~なほど…だ」「とても~なので…だ」
  • such + 形容詞 + 名詞 + that:「~なほど…だ」「とても~なので…だ」
  • too + 形容詞 + to + 動詞:「~過ぎて~できない」

「enough to」は「enough to」の前に形容詞を置くこと、「such that」 を使う際は、形容詞の後に必ず名詞を付けるのを忘れないようにしましょう。「too…to 」は結果用法の意味だけを持ち、また、否定したい時のみで言い換えが可能です。

This drama is so interesting that I have watched it many times.
→ This drama is interesting enough to watch many times.
(程度用法:このドラマはもう何回も見るほど面白い)
(結果用法:このドラマはとても面白いので、何回も見た。)

Time in Paris was so great that I do not want to leave.
→ I had such a great time in Paris that I do not want to leave.
(程度用法:パリを離れたくないほど、パリでの時間は素晴らしかったです。)
(結果用法:パリでの時間はとても素晴らしかったので、離れたくありません。)

This box is so heavy that I cannot move it.
→ This box is too heavy to move.
(この箱はとても重いので動かせない。)

⑤様態「~ のように…だ」

最後の意味は、主語の様子・状態を表現する様態用法です。

様態「~のように…だ」:文法ルール

これまでの4つの用法と大きく異なるのは、様態用法では、形容詞や副詞ではなく、動詞の過去分詞を文の中に置くことです。

  • so + 動詞の過去分詞 + that

様態「~のように…だ」:例文

The toy is so designed that even one-year children can use safely.
(このおもちゃは1歳の子どもでも安全に使えるように設計されている。)

The world is so made that equality can never be achieved.
(この世界は、平等が達成されないように作られている。)

This article is so written that the readers can easily understand the envirionmental issues.
(この記事は、読者が環境問題を簡単に理解できるように書かれている。)


今回は、日常会話でも文面でもよく使われるとても重要な文法「so that」をご紹介しました。5つも意味がある「so that」の意味や訳し方、使い方をきちんと理解するのは少し大変ですが、きちんとマスターできれば、英語表現の幅を広げることができます。解説や例文を何回も確認して、この「so that」構文を学び直しましょう!

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