purple? red? 色を使った英語のイディオムを学びましょう!

最終更新日: 2020年06月18日

日本語の中では「真っ赤な嘘」や「青天の霹靂」など色を使った慣用句が多いですね。
実は英語でも色を使ったイディオムがたくさんあります。
今回は『色』にまつわる慣用語を紹介していきたいと思います。
様々な慣用句を覚えて、よりネイティブスピーカーのような英語力を身につけましょう!

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今回は、色にまつわる英語表現をみていきます!
日本語では馴染みがありますが、英語でも色の慣用句があるんです!
日常会話でも使われるので、ぜひいくつかお気に入りを見つけ使ってみてください!

redを使ったイディオム「 be in the red」

赤はアジア文化で縁起のいい色とされていますが、英語では戦争、危険、血を連想させる色です。ただ、イディオムの be in the red の「赤」の意味合いは世界共通で、「(会計における)赤字、欠損」とのことです。会計簿に借方を赤字で記入することから、欠損と言うようになりました。

The company has been in the red for two quarters, I reckon it won’t last until the end of the year.
会社は 2 期連続で赤字決算でしたので,年内に潰れると思います。

orangeを使ったイディオム 「(compare) apples and oranges」

orange は形容詞で「オレンジ色の」を意味する同時に、「オレンジ」(みかんとは違います。みかんの英語は tangerine です。)を指すときにも使います。イディオムの compare apples and oranges を直訳すれば「りんごとオレンジを比べる」ですが、「比較にならないものを比較する」という意味があります。

You can’t compare a hamster to a dolphin; that’s like comparing apples and oranges!
ハムスターとイルカを比較するのは、りんごとオレンジを比較するようなものです。

yellowを使ったイディオム「yellow dog」

黄色は西洋文化で「希望、エネルギー、プラス思考」を代表する一方で、「臆病な、卑怯な」という全く逆なイメージをも持ちます。例えば、イディオム yellow dog は「卑怯なもの」を指して意味します。

Most politicians are  yellow dogs; you can’t fully trust them.
政治家は大体卑怯者なので、言うことを鵜呑みしてはいけません。

greenを使ったイディオム「green with envy」

envy とは「羨ましい、嫉妬」の意味で、 green with envy とは「嫉妬している」の慣用表現です。緑と嫉妬に結び付けるきっかけは古代のギリシャ人が病気にかかる原因は体内の 4 つの液体のバランスが取れていないという考え方から来ました。「嫉妬」は体内の胆汁の過剰な分泌による病気だと思われたので、嫉妬すると「顔が青ざめる」ということです。

Tommy was green with envy that his little brother got a bigger slice of cake than him.
トミーは弟が自分より大きなケーキをもらったことに嫉妬していました。

意外と知らない!瞳の色の秘密 (10 Things Your Eye Color Reveals About You)

blueを使ったイディオム「out of the blue, into the blue」

out of the blue は like a bolt coming out of the blue sky (晴れた青空に突然の雷) の略語で、「予想外の出来こと、何の前振れもなく突然起きたこと」を意味するイディオムです。日本語の「青天の霹靂」ということわざに似ているので、ぜひ覚えてくださいね!

When I was looking for my sunglasses in the garden, it started to rain out of the blue.
庭でサングラスを探していた時、突然雨が降り始めました。

into the blue とは「消え失せる」の意味を持ち、よく vanish や disappear と一緒に使います。。

All my worries vanished into the blue when I saw my boyfriend at the airport.
空港で彼氏に会った途端に、悩みがすべて吹き飛ばされました。

purpleを使ったイディオム「born in the purple」

紫は高貴な色だとされていますので、 born in the purple は「王室、貴族に生まれる」という意味を持つ慣用句です。

The princess is born in the purple, so she will never lack anything.
王室に生まれたお姫様は一生裕福な生活を送れるでしょう。

国旗に紫が使われない理由ってそれだった?(Why Don’t Country Flags Use The Color Purple?)

 

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文/ April Lu
翻訳/ Courtney
画像/ Steve Johnson, CC Licensed

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