deal with / It’s deal! など|英語「deal」7つの意味と使い方を例文と紹介!

最終更新日: 2022年09月27日

「deal」という英単語を辞書で調べると、「取引」「契約」「対処する」など、ビジネスの場面でよく使われるような意味が出てきます。もちろん、deal はビジネスのシチュエーションでよく使われる単語の一つですが、実はカジュアルな日常会話でもよく使われ、スラング的な意味もある、とても用途が多い単語なんです!

今日はそんな幅広い使い方ができる便利な英単語「deal」の意味や使い方を、日常会話とビジネスシーンに分けて、例文と詳しい解説付きでご紹介します!

「deal」 (発音 díːl ディール) 基本的な意味や使い方

まずは「deal」(発音 díːl ディール)の最も基本的な意味を確認しましょう。

まず、最も一般的に浸透して使われている意味に「取引(名詞)」や「取引する(動詞)」があります。日本語でもビジネスにおいて契約や売買、取引のことをディールと言ったりします。deal with「(人・会社と)取引する」という形で使われることが多いです。

This company basically doesn’t deal directly with general customers.
「この会社は、基本的に一般のお客さんと直接取引はしません。」

また、そのほかに deal with で「対処する」「対応する」という意味もあります。

I’ll deal with this issue.
「この問題はわたしが対処します」

また少し変わった使い方で「(トランプなどのカードを)配る」という意味もあります。カジノでカードを配る人のことを dealer(ディーラー)と言ったり、car dealer 「車を販売する人」、drug dealer「麻薬密売人」といった表現もこの「分配する、配る」という意味の単語 deal から派生した名詞 dealer を使っています。

Please deal the cards.
「カードを配ってください」

deal の正しい発音をボイスチューブの動画で確認しましょう!

「不安」と上手に向き合う10の方法(10 Ways To Deal With Anxiety)

基本的な意味を抑えたあとは会話で使われるスラング的な表現や、ビジネスシーンで使われる意味などを、例文と一緒に確認しましょう!

日常場面1:Deal! / It’s a deal. 「決まり!」「オーケー」

相手からの提案や誘いがあった際、「Deal!」や「It’s a deal.」 と返すことで、「Okay」「 Let’s do it!」「Sure.」などと同じようなニュアンスで同意を表現することができます。

A: Can you help me fix the computer? I’ll buy you lunch.
B: Okay, deal!
(A: パソコン直すの手伝ってくれない?ランチおごるよ。B: オッケー!)

A: Let’s go shopping next weekend!
B: It’s a deal.
(A: 来週買い物に行こうよ! B: いいよ!)

日常場面2:great / good deal 「お買い得」「お買い得品」

セールや割引でお買い得に買い物ができたときに「お買い得 (品)」のような意味使われる表現です。

The bag was a good deal.
(このかばんはお買い得だった。)

I got a lot of good deals today.
(今日たくさんのお買い得品を買えました。)

I got a greal deal on this shoes!
(この靴お買い得だったの(安く買えた)!)

日常場面3:big deal 「大事・重大なこと」「大したことではない」

「big deal」は注意が必要なフレーズで、文脈によって意味が大きく異なります。相手から重大な話を聞いて、It’s a big deal というと、「すごい!」「一大事だ」という驚きや喜びを意味する表現になります。一方、「It’s not a/no big deal」だと「大したことない」「問題ない」という意味になります。さらに、相手の言った事が大したことないと感じた際に「Big deal」と言うと、皮肉がこもった「重大だ(本当は重大と思ってない)」「だから何」というような皮肉が含まれたニュアンスになります。

A: Listen. He asked me to marry him.
B: Wow, it’s a big deal!
(A: 聞いて、彼にプロポーズされたの。B: うそ、それは一大事ね!(喜びや驚き))

A: I’m sorry for being late.
B: It’s not a/no deal!
(A: 遅れてしまいすみません。B: 問題ないですよ!)

A: I got a 1% pay rise!
B: Big deal.
(A: 1%給料が上がった! B: すごいね(たった1%で本当はすごいと思ってない))

A: My bother finished the marathon in 4 hours.
B: Big deal. I did it in three hours.
(A:兄が4時間でマラソンを走り切りました。B: (皮肉を込めて)すごいね、私は3時間で走り切りましたが。)

日常場面4: a great deal of 「たくさんの」

「a lot of」「many」と同じ意味で「たくさんの」という意味です。

Children have a great deal of energy.
(子供は元気いっぱいです。)

The person has a great deal of money.
(その人はお金持ちです。)

日常場面5: What’s the deal? 「どうしたの?」

問題等が発生したときに「どうしたの」「何が起きたの」と聞く際は、このフレーズが使われます。「What happened?」や「What’s the problem?」と同じ意味で使うことができます。

She is crying! What’s the deal?
(彼女泣いてるよ!何が起きたの?)

What’s the deal with this laptop? I bought it only a week ago, but it doesn’t work well.
(このパソコンはどうなってるんだ?先週買ったばかりなのに調子が悪い。)

ビジネス場面1: deal 「取引」「契約」

ビジネスのシチュエーションでの「deal」は、「取引」「契約」を意味します。

The company rejected the deal with us.
(その会社は我々との取引を拒否した。)

After a few month of negotiation, the both sides finally agreed to make a deal.
(数カ月の交渉後、双方はついに取引をする合意に至った。)
* make a deal: 取引をする

We have to close the deal by the end of this month.
(今月末までに取引を結ばなくてはならない。)
*close the deal: 契約を結ぶ

ビジネス場面2: deal with 「対処する」

deal with は日常でもビジネスでも使われますが、仕事上の「問題に対処する」と言いたい場合には、「deal with」が特によく使われます。

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I worked until 11pm yesterday to deal with the problem.
(問題に対処するため、昨日は11時まで仕事をした。)

She is very good at dealing with complaining costomers.
(彼女はクレームを言う客を対処するのがとても上手です。)


今回は日常でもビジネスの場面でもよく使うとても重要な単語「deal」をご紹介しました。この多くの使い道がある「deal」の意味や使い方をマスターすれば、日常会話のみならず、ビジネスでもよりスムーズに会話を進めることができるようになるはずです。解説や例文を何回も確認して、きちんと理解をしましょう!

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