「incorrect」と「erroneous」はどちらも「間違った」を意味する単語ですが実は場面によって使い分けが必要です。今回はそれぞれのニュアンスの違いを例文とともに解説します。
目次
類似英語!「incorrect」と「erroneous」の違いと意味とは?
「incorrect」は日常的に使用される頻度の高い単語ですが、「erroneous」は聞いたことがないという方も多いと思います。
まずは、それぞれの意味をおさらいしましょう。
「incorrect」の意味
「incorrect」の意味は「不正確な」「間違った」「誤った」という意味の英単語です。「correct」の対義語となります。
incorrect(不正確な、間違った)←→ correct(正確な、正しい)
「erroneous」の意味
「erroneous」の意味は「間違った」「論理性に欠ける」「誤った」という意味です。基本的には「incorrect」と同様の意味ですが、使用する場面が異なります。
「incorrect」と「erroneous」の違い
同じ意味を持つ2つの英単語は、場面によって使い分けます。
「incorrect」は日常会話で頻繁に使用するように、カジュアルな場面との相性が良いです。
一方で、「erroneous」は会話の中にはほとんど出てくることはなく、書面上で使用する改まった言葉、文語です。つまり、かしこまったフォーマルな場面との相性が抜群です。
「カジュアル」な場面で使う|incorrectの用法と例文
incorrect の用法
「incorrect」は形容詞なので用法は2つあります。
1 つ目に、名詞を修飾するパターンです。
この場合「incorrect+(名詞)」となり、意味は「間違った〇〇」になります。
2 つ目に、述語を作るパターンです。
この場合は、「(人 or もの)+be動詞+incorrect」で意味は「(人orもの)が間違ってる」です。
例文を使って詳しく見ていきましょう。
incorrect を使った例文
まずは、名詞を修飾する「incorrect」の例文です。
名詞の前に形容詞の incorrect が挿入されています。
That is an incorrect answer.
それは間違った回答だよ。The doctor made an incorrect diagnosis.
医者は誤った診断を下した。
次に「(人 or もの)+be 動詞+incorrect」での例文です。
I was incorrect.
わたしが間違っていたよ。It is probably incorrect to pronounce her name like that.
彼女の名前をそう発音するのは、たぶん間違っているよ。
フォーマルな場面で使う|erroneousの用法と例文
「erroneous」は歴史書、論文、新聞などフォーマルな書面上で使用されます。
erroneousの用法
「erroneous」の用法は「incorrect」と全く同様です。
形容詞なので、「erroneous+(名詞)」で名詞を修飾するパターンと、「(人orもの)+be 動詞+erroneous」で述語を作るパターンの 2 種類です。
例文で詳しく見ていきます。
erroneousを使った例文
まずは、形容詞として名詞の前に挿入される用法です。
「erroneous」は主に書面で使われるので、例文も難しそうです。
It is an erroneous conclusion.
それは間違った(論理性に欠けた)結論だった。An erroneous figure was input to the computer program.
間違った値がコンピュータ計算機に入力されていた。The erroneous assumption that individuals of African descent were more resilient to yellow fever was used to justify slavery.
アフリカ人は黄熱に対してより回復力があるという誤った仮定は、奴隷制を正当化するために使用されました。
次に、「erroneous」が述語を形成する用法の例文です。
It is erroneous to link these two point of view together.
その見解と結びつけることは誤りだ。It would be erroneous to interpret this distinction as an opposition.
この区別を対立のように解釈するのは重大な誤りです。
まとめ| 「incorrect」と「erroneous」を使い分けよう!
「incorrect」と「erroneous」の違いは、それぞれ使用場面が異なるということでした。
基本的に日常会話で間違っている点を指摘したいときには、「incorrect」。
本や論文を執筆する際には「erroneous」を使用することで、英語ができるかっこいい人になれますよ!
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ライター/ Yuka
画像/Siora Photography, CC Licensed