【ディズニー英語】『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』名言・名セリフ10選

最終更新日: 2025年09月25日

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、「ハロウィン・タウン」の住民たちが作り上げる奇妙で面白い「クリスマス」を描いたストップ・モーション・アニメーション映画です。日本でも、ハロウィンからクリスマスにかけて東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」がこの映画をテーマにした「ホリデーナイトメアー」バージョンになり、多くの人に親しまれています。奇才ティム・バートンが描く少し怖いけどかわいい「ハロウィン・タウン」の世界にぜひ浸ってみませんか?今日は名作ディズニー映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のセリフで英語を学びましょう!

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の英語版タイトルと歴史

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の英語タイトルは “The Nightmare Before Christmas” です。nightmare は「悪夢」という意味で直訳すると「クリスマスの前の悪夢」です。このタイトルはアメリカでよく知られている詩『クリスマスのまえのばん』(The Night Before Christmas)を倣ったものです。night を「悪夢」を意味する nightmare に替えることで、ハロウィンの不気味さを表現しています。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』あらすじ


ハロウィン・タウンの王様、ジャック・スケリントンは、毎年同じハロウィンを繰り返すことに飽き、虚しさを感じていました。ある日、森の奥で偶然「クリスマス・タウン」への扉を見つけ、華やかで楽しげなクリスマスの世界に心を奪われます。ジャックは、自分たちでクリスマスを再現しようと決意し、ハロウィン・タウンの住民たちと共に準備を始めます。しかし、彼らは本当のクリスマスの意味を理解できず、計画は徐々に狂い始め、混乱を招くことに。

サリーは不安を感じながらもジャックを止めることができず、ついにジャックはサンタクロースを誘拐して、自分がサンタの役を引き受けます。そして、世界中に恐ろしいプレゼントを配り始めるのです。

ハロウィンで成功を収めたジャックが、未知のクリスマスの世界を探求することで自分を見つめ直し、成長していく姿はとても魅力的です。好奇心旺盛なジャックは本当に愛らしく、また、ハロウィン・タウンの住人たちが見よう見まねで作るクリスマスの世界は、不気味ながらもどこか可愛らしく、心惹かれるものがあります。

監督はティム・バートンじゃない?!


多くの人が『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督をティム・バートンだと思っていますが、実際には監督はティム・バートンではなく、ヘンリー・セリックです。ティム・バートンは原案・原作を担当し、一部制作にも関わりましたが、監督はしていません。当時、ティム・バートンは『バットマン・リターンズ』や『エド・ウッド』などの作品で大変人気があり、注目度を高めるために彼の名前がタイトルに使われたのです。

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『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』はディズニー映画じゃない?


『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』にはホラーや残虐なシーンが多く、「これが本当にディズニー映画なの?」と思った人もいるでしょう。実際、この作品を制作したのはディズニー本社ではなく、子会社のタッチストーン・ピクチャーズです。

ティム・バートンはディズニーに在籍していた頃にこの企画を提案しましたが、不気味でダークすぎる内容がディズニーのイメージに合わず却下されました。その後、彼が退職した後に、タッチストーン・ピクチャーズと彼のスケリントン・プロダクションが共同で制作を実現させました。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の英語名言・名セリフ10選

ここからは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の英語名言・名セリフを10個紹介します!

1. Life’s no fun without a good scare.


「恐怖がなければ人生は楽しくない」

重要英語表現

  • without「〜なしに」

ハロウィンタウンの住民たちが映画冒頭で歌う「This Is Halloween(ハロウィーン・タウンへようこそ)」の歌詞です。「恐怖がなければ人生は楽しくない」と、ハロウィンタウンの住人たちが大好きなハロウィンや怖がらせることの魅力を歌っています。

「ハロウィーン・タウンへようこそ」は個人的に本当に大好きな曲です!お化けたちの歌い方や歌詞にそれぞれの個性が反映されていて、聴いているととてもワクワクします。

2. I am the who when you call, “Who’s there?” I am the wind blowing through your hair.


「背中に気配を感じる?君の髪をゆらす風さ」

重要英語表現

  • blow「(風が)吹く」

こちらも「This Is Halloween(ハロウィーン・タウンへようこそ)」の歌詞からです。この表現がなんだか文学的で好きです。夜中にふと感じる気配、髪をゆらす風、それは僕だよ!っていう歌詞。ホラーで怖いはずなのに、ちょっぴりロマンティックに聞こえて、なんだかオシャレに感じちゃいます!

【英語・和訳歌詞】This is Halloween(ハロウィーン・タウンへようこそ)

3. There’s only 365 days left until next Halloween!


「あと365日で次のハロウィンだ!」

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重要英語表現

  • until「〜まで」

ハロウィンタウンの住民たちはハロウィンの成功を祝った後、早くも次のハロウィンの準備に取り掛かろうとしています。彼らは1年中ハロウィンのことを考え、次のイベントに向けて常に計画し、楽しみにしているのです。私も毎年1月2日に「今年もあと364日しかない!」と同じようなことを言ってしまいます笑

4. And I, Jack, the Pumpkin King, have grown so tired of the same old thing.


「僕はジャック、カボチャの王様、同じことの繰り返しにはもうウンザリだ」

重要英語表現

  • tired of 「〜にうんざりする」

1年中ハロウィンのことしか考えていない住民たちと違って、ハロウィン・タウンの王様であるジャックは同じことの繰り返しにマンネリを感じ、新しい何かを探し始めています。わたしはずっとジャックはガイコツだと思っていたけど、カボチャの王様なんですね🧐

5. What’s this? There’s color everywhere! 


「これは何だ?あたり一面に色が溢れている!」

重要英語表現

  • everywhere「至る所で、どこでも」

「What’s this?(クリスマスって何だ?)」の歌詞からです。ハロウィン・タウンからやって来たジャックは、クリスマス・タウンの明るく鮮やかな色彩と雰囲気に驚き、感動します。クリスマス・タウンの風景は、暗く不気味なハロウィン・タウンとはまったく違っていて、その美しさにすっかり魅了されます。初めてクリスマスを目にしたジャックが目を輝かせている姿は、まるで少年のようで本当にかわいいです!

6. Just because I cannot see it, doesn’t mean I can’t believe it!


「見えないからといって、信じられないわけじゃない!」

重要英語表現

  • It doesn’t mean「〜というわけではない、〜という意味ではない」

ジャックは森を歩いているとホリデーに繋がる木を見つけ、クリスマスの世界に吸い込まれます。初めて見るクリスマスに魅了されながらも、完全には理解できないジャック。「見えないからといって信じられないわけじゃない」未知への好奇心や可能性を信じる勇気を表しています。

7. We’re his little henchmen and we take our job with pride.


「僕たちは彼(ウギー・ブギー)の小さな手下で、この仕事に誇りを持っている」

重要英語表現

  • henchmen「手下」
  • with pride「誇りを持って」

ジャックはハロウィン・タウンでクリスマスを実現させるため、サンタクロースを捕まえることに決めます。そして、ロック、ショック、バレルという3人の手下に、サンタクロースをさらう任務を与えます。彼らがサンタクロースをさらいに行くシーンで歌っているのが「Kidnap the Sandy Claws(サンディ・クローズを誘拐しろ)」という曲です。この3人はウギー・ブギーの手下で、サンタクロースを誘拐する計画を楽しそうに歌っています。この曲は、東京ディズニーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション・ホリデーナイトメアー」でもアレンジされて使われています。

この歌の歌詞は、ディズニーらしからぬ過激さがあり(例えば「棒で叩いて90年間閉じ込めちゃおう!」など)、それに対して曲調は子供っぽく無邪気で明るいのが特徴です。このギャップがクセになります!

8. The sound of rolling dice to me is music in the air, ‘cause I’m a gambling Boogie Man, although I don’t play fair! 


「サイコロの転がる音は僕にとって空気中の音楽のようなものさ。僕はギャンブル好きのブギーマンだけど、公平にプレイなんかしないさ!」

重要英語表現

  • roll dice「サイコロを振る」
  • fair「公平な」

この作品のヴィランズであるウギー・ブギーが歌う曲「Oogie Boogie’s Song(ウギー・ブギーのうた)」の歌詞です。捕らえられたサンタクロース(サンディクローズ)に対し、脅しながら自分の邪悪な本性を見せつけます。ウギー・ブギーはギャンブル好きなので、歌詞の中に「サイコロの転がる音」や「公平になんてプレイしないさ」という表現が出てきます。

個人的には、ディズニーヴィランズの中でウギー・ブギーが1番好きです。他のヴィランは悲しい過去を持っていて、「悪に走ってしまうのも仕方ないかも」と少し許せる部分があるのに対し、ウギー・ブギーはただ楽しいから悪いことをしている感じがして、まさに根っからの悪役!それでも、冒頭ではちゃんとハロウィンに参加しているところも憎めない感じで好きです。

そして美声すぎる歌声!サンタクロースを脅しているはずのシーンは本来は怖いはずなのに、その歌声に魅了されてしまいますし、なぜか少しセクシーにも感じてしまいます…

9. I sense there’s something in the wind that feels like tragedy’s at hand.


「風の中に何かがあって、それが悲劇を予感させる」

重要英語表現

  • sense「〜を感じる」
  • tragedy「悲劇」

いつもジャックを優しく見守っているサリーが劇中で歌う曲の歌詞です。サリーは、クリスマスに夢中になっているジャックの行動が、今後悲劇を招くのではないかと不安を抱いています。

サリーは控えめな性格に見えますが、実はとても心が強く、誰よりもジャックのことを理解しているんですよね。まさに理想的なヒロインです!他の住民がジャックに対して「イエス」しか言わない中で、サリーだけは常に冷静に物事を客観的に見ています。サンタクロースも、ハロウィンタウンで唯一まともな人だと認めているほどです。

10. I’ve been too close to see, the answer’s right in front of me.


「近づきすぎて見えなかった、答えはずっと目の前にあったんだ」

重要英語表現

  • too~to…「〜すぎて…できない」
  • in front of「〜の前」

ジャックはハロウィン・タウンの住人として、クリスマスを奪おうとしますが、結果的に大混乱を引き起こしてしまいます。しかし彼は、「答えはずっと目の前にあったんだ」と気づき、その経験を通じて「自分を見失わないこと」の大切さを学びます。最終的に、自分の役割であるハロウィン・タウンのリーダーとしての責任を改めて自覚します。

最高のハロウィン・クリスマス映画

今回は、ティム・バートンの代表作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の名セリフを英語でご紹介しました!個人的に大好きな映画の1つなので、つい愛が溢れてしまいました(汗)ハロウィンにもクリスマスにも楽しめる、2度おいしい映画です。主人公ジャックの葛藤や成長に注目しながら観ると、何度見ても新たな学びが得られる作品です。劇中の曲もすべて素晴らしいので、ぜひ注目してみてください。東京ディズニーランドのホーンテッドマンション「ホリデーナイトメアー」に乗る前に、原作の映画もぜひ観てみましょう!

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