【すぐわかる!】「倒置法」の正しい使い方について徹底解説!

高校時代の英語はたくさんの文法を 1 年で詰め込むので挫折した方もいるのでは?その中でも多くの人が躓いてしまうのが
「倒置」。「倒置」を攻略して、言葉に気持ちを乗せられるようになりましょう!!

英語の倒置法とは?倒置法の正しい文法表現

rarely や never などの「否定」などの意味をもつ副詞が強調のために文頭に押し出され、その結果「疑問文」と同じ形を取ります。疑問文はもちろん、主語と助動詞( be 動詞含む )の語順をひっくり返して作ります。助動詞が無いときは、 do (does, did 含む)を主語に合わせて文頭に置くのでしたね。

文の形は (否定の副詞) + 助動詞 + 主語 + 動詞 です。

強調するために、英語表現で「倒置法」を使う!

そもそも、「なぜ倒置にするんだ?」と思いますよね。
英語は元々 主語 – (助動詞) – 動詞 の形で話されるものですが、倒置形はその安定した語順を崩していると考えます。そこには「気持ちの高まり」という概念があり、それに伴ってネイティブたちは結果的に語順を変えています。疑問文の Do you ~ ? もこの発想から考えると、「疑問が湧いていて、質問しているんだ。」こう考えると、自然と話せそうに思えてきませんか?
当たり前ですが、必ずしも高校で習う「否定の倒置」だけが倒置表現ではありません。ブログ後半で紹介したいと思います。

まずは、動画を見て理解を深めましょう。

【BBC】副詞の倒置表現解説 (BBC English Masterclass: Inversion 1: After Negative or Limiting Adverbs)

倒置法の種類

1. 感嘆文

最も簡単な倒置文は、主語と動詞の順番が入れ替わっているものです。 もしも動詞を強調したい場合は、助動詞→主語→動詞の順になり、「形容詞」を強調したい場合は、「形容詞→動詞→主語」の順になります。

主語と動詞の転換

通常文:

主語 + 動詞
Subject + verb


I (subject) + am (verb) + glad to see you.

I am glad to see you.
会えてうれしい。

倒置文:

動詞 + 主語
Verb + subject


Am (verb) + I (subject) + glad to see you!

Am I glad to see you!
会えてうれしい。

副詞がある場合は、主語と動詞の位置をチェンジ!

通常文:

主語 + 助動詞 + 動詞
Subject + auxiliary verb + verb


It (subject) + is (auxiliary verb) + raining (verb) cats and dogs outside.

It is raining cats and dogs outside.
外は大雨だ。

倒置文:

助動詞 + 主語 + 動詞
Auxiliary verb + subject + verb


Is (auxiliary verb) + it (subject) + raining (verb) cats and dogs outside.

Is it raining cats and dogs outside.
外は大雨だ。

形容詞を強調する場合は、形容詞と主語の位置をチェンジ!

通常文:

主語 + 動詞 + 形容詞
Subject + verb + adjective


The scenery of the Taipei 2010 Flora Expo (subject) + was (verb) + so beautiful (adjective), the visitors were moved by the dazzling flowers.

The scenery of the Taipei 2010 Flora Expo was so beautiful, the visitors were moved by the dazzling flowers.
台北国際花の博覧会の風景はこんなにも美しいが故、参加者は華やかな花を目の前にして感動した。

倒置文:

形容詞 + 動詞 + 主語
Adjective + verb + subject


So beautiful (adjective) + was (verb) + the scenery of the Taipei 2010 Flora Expo (subject), the visitors were moved by the dazzling flowers.

So beautiful was the scenery of the Taipei 2010 Flora Expo, the visitors were moved by the dazzling flowers.
台北国際花の博覧会の風景はこんなにも美しいが故、参加者は華やかな花を目の前にして感動した。

2. 時間の概念を表す倒置法

時間副詞 (time adverbial) は通常主語と動詞の後に付け加えられます。もし一番前に持ってくると、時間の概念を強調することにフォーカスされます。何かについて物語っているときに使う「決して」「よく」「まれに」「今更」「こんな時だけ」は、聞いている人に深い印象を与えることができます。

 “only after” を強調する文

通常文:

主語 + 動詞 + 時間副詞
Subject + verb + time adverbial


A session of yoga practice (subject) + is (verb) + completely finished only after (time adverbial) +the corpse pose (final relaxation).

A session of yoga practice is completely finished only after the corpse pose (final relaxation).
ヨガのセッションは、「死体のポーズ」(大休息)の後でないと完了しません。

倒置文:

時間副詞 + 動詞 + 主語
Time adverbial + verb + subject


Only after (time adverb) + the corpse pose (final relaxation) + is (verb) +session of yoga practice (subject) + completely finished.

Only after the corpse pose (final relaxation) is a session of yoga practice completely finished.
死体のポーズ(最後のリラクゼーション)の後にしか、ヨガのセッションは終了しません。

 “around the clock” を強調する文:

通常文:

主語 + 動詞 + 時間副詞
Subject + verb + time adverbial


The web developer (subject) + worked (verb) + around the clock (time adverbial) + to attract more viewers.

The web developer worked around the clock to attract more viewers.
ウェブ開発者は、より多くの視聴者を集めるために、24 時間体制で仕事をしていました。

倒置文:

時間副詞 + 動詞 + 主語
Time adverbial + verb + subject


Around the clock (time adverbial) + the web developer (subject) + worked (verb) + to attract more viewers.

Around the clock the web developer worked to attract more viewers.
24 時間、ウェブ開発者はより多くの視聴者を集めるために働いていました。

 “until after” を使って文の時間の順序を整理する:

通常文:

主語 + 助動詞 + 動詞 + 連接詞 + 主語 + 助動詞 + 動詞 + 時間副詞 + 関連する事件
Subject + auxiliary verb + verb + conjunction (that) + subject + auxiliary verb + time adverbial + related event


I (subject) + didn’t (auxiliary verb) + realize (verb) + that (conjunction), + I (subject) + didn’t (auxiliary verb) + have (verb) any money + until after (time adverbial) + I ordered coffee at the corner coffee shop (related event).

I didn’t realize that, I didn’t have any money until after I ordered coffee at the corner coffee shop.
路地裏のカフェでコーヒーを注文して、お金がないことに気づいた。

前者の例文は “I didn’t”で始まり、時間副詞 “until after” 文の途中で現れます。後者の例文と比べると、時間副詞の前に表す事柄というのは、当時まだ起きていないことである。(realize that I didn’t have any money)。

倒置文:

時間副詞 + 関連する事件 + 主語 + 動詞 + 助動詞 + 主語 + 動詞 + 連接詞 + 主語 + 助動詞 + 動詞
Time adverbial + related event + subject + verb + auxiliary verb + subject + verb + conjunction (that) + subject + auxiliary verb + verb

(Example)
Not until (time adverbial) + I (subject) + ordered coffee at the corner coffee shop (related event) + did (auxiliary verb) + I (subject) + realize (verb) + that (conjunction), + I didn’t (auxiliary verb) + have (verb) any money.

Not until I ordered coffee at the corner coffee shop did I realize that, I didn’t have any money.
路地裏の喫茶店でコーヒーを頼むまで、お金がないことに気づかなかった。

上記の例文は、時間の副詞 “until after”で始まり、中間は “did I realize”となっています。 I didn’t have any moneyは時間の副詞の後に表示され、 元の文章と比較してみると違いがわかりますが、両者の意味は全く同じです。 この微妙な比較は、英文法のストレートな論理を浮き彫りにしており、英語学習者の注目を集める価値があります!

3. 場所副詞を強調する倒置法

場所を表す副詞 (place adverbial) は、通常主語や動詞の後ろに現れます。文の前に持って来ることで、注意力を「事件が起きた場所」にフォーカスされます。

“under the stairs”を強調する文:

通常文:

主語 + 動詞 + 場所副詞
Subject + verb + place adverbial

(Example)
The homeless kittens (subject) + slept (verb) + under the stairs (place adverbial).

The homeless kittens slept under the stairs.
野良猫は、階段の下で眠っていた。

倒置文:

以下の 2 種類とも倒置法を使って表現することができます:

場所副詞 + 動詞 + 主語
Place adverbial + verb + subject

場所副詞 + 主語 + 動詞
Place adverbial + subject + verb


Under the stairs (place adverbial) + the homeless kittens (subject) + slept (verb).

Under the stairs the homeless kittens slept.
階段の下には、野良猫が眠っていた。

 “onto my memory” を強調する文:

通常文:

主語 + 動詞 + 場所副詞
Subject + verb + place adverbial


The image of him laughing (subject) + imprinted (verb) + onto my memory (place adverbial).

The image of him laughing imprinted onto my memory.
彼が大笑いした情景は、私の記憶のなかに止まっている。

倒置文

場所副詞 + 動詞 + 主語
Place adverbial + verb + subject


Onto my memory (place adverbial) + imprinted (verb) + the image of him laughing (subject).

Onto my memory imprinted the image of him laughing.
私の記憶のなかに、彼が大笑いした情景が止まっている。

4. 倒置法のもう一つの形

Ifで始まる様々な条件文は、英文法を学ぶ方にとっては必見です。 しかし、「had」や「should」を文章の先頭に移動させると「if」が出てこないことに気づかない人が多いです。 一般的な使い方ではないので、ちょっとシリアスな感じもしますが、ライティングの時に使える文型がまた一つ増えるのでおすすめです!

“Should” を “if”の代わりに

通常文:

もし + 主語 + 現在形
If + subject + simple present

(Example)
If + you (subject) + need (simple present) any assistance, please call customer service.

If you need any assistance, please call customer service.
もしご協力が必要でしたら、カスタマーサービスの方にご連絡ください。

倒置文:

もし + 主語 + 現在形
Should + subject + simple present

(Example)
Should + you (subject) + need (simple present) any assistance, please call customer service.

Should you need any assistance, please call customer service.
もしご協力が必要でしたら、カスタマーサービスの方にご連絡ください。

 “had” を前に持ってくると “if”はいらない

通常文:

[A事件]
もし + 主語 + 過去完了形
If + subject + past perfect

[B事件]
主語 + 仮定法過去完了 (もしも〜だったら) + 過去分詞
Subject + perfect conditional (would have) + past participle

(Example)
If + I (subject) + had known (past perfect) everyone in Taipei would be dinning out on Friday night, I (subject) + would have (perfect conditional) + called (past participle) the restaurant to make a reservation.

If I had known everyone in Taipei would be dinning out on Friday night, I would have called the restaurant to make a reservation.
金曜の夜に台北のみんなが外食することを知っていたら、電話で予約したのに。

倒置文:

[A事件]
もしも〜だったら + 主語 + 過去完了
Had + subject + past perfect

[B事件]
主語 + 仮定法過去完了 (したのに) + 過去分詞
Subject + perfect conditional (would have) + past participle

(Example)
Had + I (subject) + known (past perfect) everyone in Taipei would be dinning out on Friday night, I (subject) + would have (perfect conditional) + called (past participle) the restaurant to make a reservation.

Had I known everyone in Taipei would be dinning out on Friday night, I would have called the restaurant to make a reservation.
金曜の夜に台北のみんなが外食することを知っていたら、電話で予約したのに。

「倒置文」のいろいろな例文

元の文と倒置文を併せて紹介していくので倒置文を使う時の気持ちを想像してみてください。

Long time no see, Taka. I am happy that I see you again.

久しぶりに会った Taka に対し、少し形式的な感じもしますね。これに倒置表現を加えると…

Long time no see, Taka! Am I happy that I see you again!

「久しぶり、タカ!また会えて嬉しいよ!」

いかがでしょう?興奮して気持ちが乗っていることを感じられていますか?

I have never heard such an entertaining person like you.

この文を倒置文に変えてみると…

Never have I heard such an entertaining person like you.

「お前みたいなおもしろいやつ、今まで見たこと無いよ!」

倒置の文章にしたことで「めちゃくちゃ面白いやつ!」という感想を持っていそうですね。

You not only arrived late, but you came in the wrong attire.

こんな風にはあまり言いませんね。気持ちを乗せないと。

Not only did you arrive late, but you came in wrong attire!

君は遅れてきただけじゃ飽き足らず、さらに間違えた服で来るなんて!

この話者はどうでしょう?イライラしていたり、呆れているのが感じられます。

見ていただいたとおり否定の副詞と倒置の表現は相性が非常に良いのですが、それは否定的な事を言う時にネガティブな「気持ちの高まり」や動きがあるからなんです。「否定の語+倒置」の順番は否定的な気持ちを強く表しているんです。だから最初に否定の語句を頭に置く。そしてさらに文章に抑揚をつけるために 「助動詞 + 主語」の形に直す。これが正体です。

どんどん行きましょう。

Had I planned a little bit better, everything would be fine.

もう少しマシな計画をしていたら、今頃全部うまくいっていただろうになあ。

この形に見覚えはありませんか?そう、仮定法です。仮定法については、1月31日のブログで取り扱っているのでぜひ見てみて下さい。

If I had planned a little bit better, everything would be fine.

もう少しマシな計画をしていたら、今頃全部うまくいっていただろうになあ。

元々はこの文章なのですが、上記に挙げてきた文章ほど「気持ちの高まり」が感じられません。 If が消えて、 had や were が文頭に出てくる形です。 仮定法の倒置に関しては、定型文なので文章にはずみや勢いを付けるものという認識で構いません。しかし、試験にはいつ出てくるかわからないので参考にしていただければと思います。

If you should have further questions, do not hesitate to ask me.

もし質問がございましたら、遠慮なくお尋ねください。

Should you have further question, do not hesitate to ask me.

万が一ご質問がございましたら、遠慮なくお尋ね下さい。

Should が前に出てきて、ビジネスシーンでよく見かける表現になりましたね。

If you should need to cancel the reservation, make sure you do so at least 24 hours before you arrive.

キャンセルされたいときには、少なくともご到着の 24 時間前にお願い致します。

Should you need to cancel the reservation, make sure you do so at least 24 hours before you arrive.

キャンセルされたいときには、少なくともご到着の 24 時間前にお願い致します。

お客さんに対するホテル側の丁寧さが存分に表れた表現となっています。

今すぐ使える!倒置法の定形表現

⑥  I love Post Malone. – So do I!

ポスト・マローン好きなんだ。 ー おれも!

⑦  I have not seen DEAN FUJIOKA’s latest movie yet. – Neither have I. I don’t have time to see the movie.

ディーンフジオカの最新映画未だ見れてないの。 ー 私も。映画館まで行って見る時間がないわ。

主語 + 動詞に too をつければ確かに「私ポスト・マローンが好きだよ。」と言えるかもしれませんが、勢いを付けるには倒置を使って So ( Neither )  V + S にして即返答。会話の速度感が感じられる表現となっています。

以上、いくつか仮定法を紹介してきましたがいかがでしたか?一見すると複雑で難しいですが、実は非常にシンプルなんです。使いこなすのは簡単ではありませんが、ぜひ倒置の意味を理解して、少しずつ使ってみてください。

英文法 – 逆転”Had I know…”, “Should you need…”

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文/ Shinichiro
画像/Green Chameleon , CC Licensed