【2020年】英検1級のリスニング勉強法!試験構成や点数の目安、おすすめ勉強法も紹介

英検の最もレベルの高い1級の試験にこれから臨まれる方は今まで通りしっかり対策と学習をし合格を目指す方が少なくないと思います。今回は英検1級のリスニングパートで高得点を取るための対策法おすすめ学習法、出題内容、試験構成などをご紹介します!

英検1級のリスニングパートは多くの方にとって重要な得点源になります。ぜひ本記事を英検1級の試験対策にお役立てください。

英検1級のリスニングパートの試験内容

英検1級のリスニングはリーディングとライティングの100分間を終えた後に始まります。リスニングパートはおよそ35分間です。TOEICはリスニングが先なので、集中力のある状態で臨むことができますが、英検はリーディングとライティングが終わった状態でおこなうことになるので、いかに集中力を保つかがポイントになります。

下記では英検1級の出題内容や試験構成を紹介するので、ぜひ試験対策にお役立てください。

・英検1級の出題内容

英検1級に求められている基準は「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる」とされており、リスニングに出てくる話題やシチュエーションも日常的なものからアカデミックなものまで非常に幅広いです。

・英検1級の試験構成

英検1級のリスニングは、以下の4パートで構成されており、全部で27問です。

リーディングの41問に比べるとかなり少ないので、高得点を目指すには1問1問が大切になります。

パート1:会話の内容一致選択(10問)

「会話の内容に関する質問に答える」

9問が男女2人、最後の1問が男女3人による会話になっています。職場や学校、家庭など、さまざまなシチュエーションでの会話なので、1問ごとに頭を切り替える必要があります。

解答時間は10秒なので、筆記試験を早めに終わらせて選択肢を先読みしておくか、音声が始まる前に目を通しておいたほうがいいです。

ただし、細かなポイントについて質問されることはほとんどないので、会話全体の内容を掴むことが大切です。

パート2:文の内容一致選択(10問)

「パッセージ(説明文など)の内容に関する質問に答える」

パート2を苦手とする方も多いかと思います。200単語くらいの文章が、1分半程度で読まれます。

主なテーマは、医療。健康、科学、社会、テクノロジー、歴史などのアカデミックな内容になっており、文系・理系の両方の知識を押さえておく必要があります。

1つのパッセージに対して質問は2つずつ、それぞれ解答時間は10秒です。

英検はメモを取ることが許されていますが、実際はなかなかメモを取っている暇はありませんので、聞くことに集中し、内容を覚えて解答するのがいいと思います。

パート3:Real-Life形式の内容一致選択(5問)

「Real-Life形式の放送内容に関する質問に答える」

このパートはシチュエーションと質問があらかじめ問題用紙に記載してあり、最初に10秒ずつそれらを読む時間が与えられます。解答時間は他のパートと同じく10秒ずつあります。

アナウンスは、カウンターでの説明、留守番電話、ラジオ、館内放送など、日常生活や外出先などで起こるシチュエーションになっています。

シチュエーションと質問が分かった状態で聞くことができるので、油断しがちですが、必要な情報を絶対に聞き逃さないように気を引き締めて臨みましょう。

パート4:インタビューの内容一致選択(2問)

「インタビューの内容に関する質問に答える」

最後のインタビューは放送時間が一番長く、およそ3分半の放送を聞いて質問に答えます。

この問題は音声速度が他の問題に比べて速いことが多く、さらに読まれる分量も一番多いです。内容はビジネスや学術研究などのインタビューです。

1つのインタビューにつき質問は2つ。それぞれに解答時間が10秒ありますが、最後の1問は10秒経過した時点で鉛筆を置かなければなりません。選択肢もわりと長いので、問題を先読みしておかないと解答できずに終わってしまいます。

またこのパートは、リアルな英語でのやり取りに近付けるために言い淀みや言い直しが度々あり、口語も多く使われているため、慣れないと聞き取りにくいです。

英検1級リスニングに求められるレベルとは?

英検1級そのものはCEFR (Common European Framework of Reference for Languages/ヨーロッパ言語共通参照枠)でC1レベルとされています。ブリティッシュカウンシルによると、C1は以下のようなレベルです。

C1:熟達した言語使用者

「いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。」

つまり、理解できる話題の難易度、分量共に高度なレベルを期待されています。

確かにパート2は専門的な話題も多く、難易度は高いです。ですが、全体として準1級からかけ離れたレベルというわけではありません。順調に英語力を付けていれば、リスニングを恐れる必要はないと思います。

一次試験合格を目指す上で基準となるCSEスコアは2028 / 3 = 676。素点では19/27(70%)付近となります。

とはいえ、リスニングは問題の数が少ないので1問1問が勝負、出来るだけ失点を防ぐ必要があります。高得点を目指すのであればなおさらです。

・英検1級と準1級の一番大きな差は必要とされる語彙数

英検準1級でおよそ8,000語、1級で12,000語と言われています。その差4,000語のうち、半分くらいは語彙問題以外にも普通に出てきます。

単語がわからないと正確に聞き取ることができなくなってしまうので、英検1級のリスニングで高得点を目指すのであれば、10,000語レベルくらいまでの単語は、考えなくてもすぐに意味が理解できるようにしておくと良いでしょう。

英検1級対策におすすめの教材4選と学習法

ここからは、おすすめのリスニング対策教材を紹介したいと思います。最近ではインターネットやアプリなどの普及によって英語の音源を手軽に入手でき、リスニング対策がしやすくなっています。上手に活用して高得点を目指しましょう!

・単熟語:英検1級 文で覚える単熟語

英検1級で出題される問題には、日常生活ではほとんど使わないような専門的な英単語や見たことのない英単語が次々と出てきますので、高得点を獲得するためには単語練習は必須です。

また、使われている英文には、リスニングの過去問も含まれています。その他の英文もリスニング対策、特にパート2対策に最適な長さ・レベルの英文ばかりです。

テーマも医療・健康、科学、社会、テクノロジー、歴史など、英検で扱われる分野のものですので、リスニング対策にぴったりです!パート2対策にちょうどいい教材はなかなかないので、文単で繰り返し練習してみましょう。

参照元:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094574

・過去問

英検のサイトには、過去3回分の過去問が無料公開されています。しかも、本番と全く同じ音声も入手できます!

解答には英文のスクリプトも付いているので間違えたところは、スクリプトを読んで確認ができます。リスニングに関しては、これがあれば過去問の問題集を買わなくても十分練習できます。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html

無料公開されている過去問は英検1級を受験すると決めた瞬間からダウンロード&保存しておいていただきたいのですが、知らなかった、数ヶ月で英検1級を目指す方は過去6回分の問題集を買うのもありです。スピーキングの過去問も含まれているので、買って損はないと思います。

参照元:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094921

・動画で英語がを学べるアプリ「VoiceTube」

エンタメ、科学とIT、社会、ビジネス、暮らし、スピーチなどのカテゴリーからいくつでも好きな動画が数十秒お試しで観られます。(英語・日本語字幕付き)

そこから気に入れば(続きが気になれば)一日3本までなら、チケットを使って無料で最後まで観ることができます。そして一度チケットを使って観た動画は、その後も好きな時にフルで観られます。

海外のニュースやテレビ番組、TEDも観ることができ、生の英語に触れることで英語教材よりも上のレベルのリスニング力が身に付きます。また、世界の出来事やトレンドなどを学ぶことができます。

動画は初級〜上級にレベル分けしてあり、字幕のオン/オフや音声のスピードが調整できます。わからない単語は単語を長押しすると辞書機能でその場ですぐに意味を確認できます。イギリスやオーストラリアなどの英語にも触れられるのも嬉しいポイントです。

ドキュメンタリー系の動画はアカデミックさとエンターテインメントのバランスがちょうどよく、楽しく見れると思います。また、ドキュメンタリー系の動画はライティングやスピーキングの時に使えるアイディアを集める手段としても役立ちます。

・海外ドラマ

会話に出てくる自然な表現を楽しく学ぶには海外ドラマが一番です!

最近では、動画配信サービスのおかげで海外ドラマを気軽にたくさん楽しめるようになりました。特にNetflixやHuluなどは英語字幕を選ぶことができます。

中でも英語学習の定番は『フレンズ』です。カジュアルで自然な会話の宝庫で、内容も面白いので、楽しくリスニング力をアップさせてくれます。

おすすめの学習法4選

ここでは上記で紹介した教材を使いながら、英検1級のリスニングで高得点を取る方法をご紹介したいと思います。

・教材の英語と話し口調の英語の両方に慣れる

英検1級のリスニングは、教材のナレーションのような聞き取りやすい英語と、インタビュー形式の聞き取りづらい英語が混ざっています。高得点を狙うのであれば、どちらの英語にも慣れておく必要があります。

教材についているCDなどの付属音声をスクリプトを見ながら何度も聞き、細かい部分まで聞き取れる力を養うのと同時に、動画や海外ドラマなどでネイティブ同士の会話を聞く時間を確保し、大事なポイントを聞き取れるようになりましょう。

ただし、話し口調の表現は、正解にたどり着くのに重要な部分ではあまり使われません。出てきたフレーズは覚えつつ、正確に意味がすべて分からなくても、雰囲気は読み取れるくらいの練習で大丈夫です。

・先読みしながら解く練習を積む

どうしても実力のみで勝負したい!という方以外、問題や選択肢の「先読み」はリスニングパートでとても重要です。

英検1級ともなると、選択肢の英文もそれなりに長いです。解答時間は10秒しかないため、いいペースで読まないと時間切れになりますし、迷っている暇はありません。

そのため、過去問や予想問題を使って、あらかじめどのくらいのペースで読まないといけないのか、問題を先読みできるタイミングはどこかといったことを確認し、何度も練習をしましょう。過去問はできるだけ、リーディング、ライティング、リスニングの順で時間通りに通して行い、本番に近い状況で解いてみましょう。

練習問題をする時は先読みせずに負荷を上げて取り組み、過去問を解く時は先読みしながら解いてみるというのも有効だと思います。

・速読力を養う

選択肢や問題を速く読めれば、その分じっくり解答することができますし、先読みやマークミスのチェック時間に充てることができます。

特にリスニングは最後にマークミスを見直す時間がないので、先読みが速くできてマークミスの確認もできればより確実に高得点に近づくことができます。

TOEICと比べると英検のリーディングは比較的じっくり読む時間があるので、精読に力を入れがちかもしれませんが、リスニングのことも考えると、素早く読む練習もおこなっておいた方が得策です。

・体力・精神力を養う

TOEICではリスニングが最初にありますが、英検ではリーディングとライティングの後です。100分間集中してくたくたになった後、数分の合間を挟んでリスニングの放送が始まります。この間の時間にうっかり気が抜けてしまいそうになるので注意が必要です。

英検ではメモを取ってもいいことになっていますが、通訳のトレーニングなどで素早くメモを取るトレーニングをしていない限り、実際にはメモをする余裕はほとんどないと思います。それよりは、ポイントとなる部分を覚えていられるように「情報を保持する力」を鍛えましょう。教材の音声を聞いた後に、要点を頭の中でまとめるように意識するといいと思います。先読みをした際にポイントになりそうな部分に簡単に印を付けるのもおすすめです。

英検1級のリスニング問題は一度しか読まれません。分からなかった問題を引きずっていると、次の問題で重要な箇所を聞き逃してしまいますので、一発勝負のテストでいかに聞き漏らさないようにするかが勝負になります。

まとめ

英検1級のリスニングパートは多くの方にとって重要な得点源になります。教材の英語と自然な会話の英語の両方をバランス良く、とにかくたくさん聞くことが高得点を獲得するカギになります。

また、高得点を目指すなら、細部まで聞き取る集中力と、細かい聞き逃しは気にしない精神力のどちらも必要です。リスニングの対策を行う際は目的を明確にし、メリハリを付けてどちらも養えるように練習してみてください。