【2020年】英検準1級のリスニング勉強法!試験構成や点数の目安、おすすめ勉強法も紹介

英検準1級になると、実用会話レベルのリスニング力が求められます。今回は英検準1級のリスニングパートで高得点を取るための対策法おすすめ学習法、出題内容、試験構成などをご紹介します!英検準1級を受ける多くの方にとってリスニングパートは大きな得点源になります。

英検準1級のリスニングパートの試験内容

英検準1級のリスニング問題はリーディング+ライティングの90分を終えた後に始まります。リスニングパートはおよそ30分です。TOEICはリスニングが先になので、集中力のある状態で受けられますが、英検はリーディングとライティングでクタクタになった後に聞くことになります。

下記では英検準1級の出題内容や試験構成を紹介するので、ぜひ試験対策にお役立てください。

・英検準1級の出題内容

英検準1級に求められる基準は、「大学中級程度とされています。社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できる」とされ、リスニングも社会性の高い幅広い内容を理解することが求められます。

・英検準1級の試験構成

英検準1級のリスニングパートは以下の3つのパートで構成されており、全部で29問です。

パート1:会話の内容一致選択(12問)

「会話の内容に関する質問に答える」

男女2人による会話になっています。パート1での特徴は会話のやり取りの回数が多いことです。

2級のリスニングパート1では、各スピーカーが2回ずつ、合計4回発言するという流れでした。しかし、準1級のリスニングパート1では、発言の回数は問題によって異なり、合計4回だったり、5回、7回だったりと固定されていません。

そのため、そろそろ終わるだろうと思って気が緩んでしまい、最後まで聞き取れなかったということが起こり得るのです。なので、パート1では思ったよりも会話が長く続くことをあらかじめ想定し、最後まで集中して聞き続けるようにしましょう。

パート2:文の内容一致選択(12問)

「パッセージ(説明文など)の内容に関する質問に答える」

パート2はスピーカー1人によるナレーションです。

音声の流れは以下の通りです。

①ナレーション

②ナレーションの内容に関する質問(2問)

問題数が12問なので、6つのナレーションを聞くことになります。

2級のリスニングでも「文の内容一致問題」はありましたが、準1級リスニングパート2の大きな特徴は1つのナレーションに設問が2つ出題されるという点です。

ナレーションも非常に長く、質問内容がわからない状況で、ナレーションの内容全体を記憶しておく必要があります。そのため、2級に比べてかなりの練習が必要になるでしょう。

しかし、質問はそこまで細かい内容は問われません。ですので、内容の大枠を掴むことを意識して聞き取るようにしましょう。

パート3:Real-Life形式の内容一致選択(5問)

「Real-Life形式の放送内容に関する質問に答える」

この問題形式は2級リスニングでは出題されません。準1級で初めて出題される問題形式になります。そのため、問題傾向を理解し、演習をこなしてしっかりと問題に慣れておきましょう。

パート3は以下の流れで解いていくことになります。

① 問題用紙に書かれた”Situation”と”Question”を10秒間、読む

② スピーカー1人による説明音声を聞く

③ 最も適切な選択肢を選び、マークシートを塗る

パート1とパート2との大きな違いは、シチュエーションと質問があらかじめ問題用紙に記載してあり、最初に10秒ずつそれらを読む時間が与えられている点です。解答時間は他のパートと同じく10秒ずつあります。

音声に対して質問は1つで、聞き取るべき内容が分かった状態で聞くことができるので、油断しがちですが、高得点を狙うなら必要な情報を絶対に聞き逃さないように注意が必要です。

・英検準1級の合格ライン

英検準1級は大学中級程度レベル、必要な語彙力は約7,500〜9,000語。リスニングのCSEスコアは29問で750点となっています。英検協会による英検準1級のCSEスコアの合格ラインは、一次試験全体で1792点とされており、この合格点は各技能の得点の合計ですから、リスニング単独での合格ラインを断言することはできません。英検協会は、「各技能7割程度の正答率の受験者の多くが合格した」と発表しており(2016年度第1回試験)、今後も7割程度の正答率が合格ラインとして維持されていくと思われます。

TOEICやTOEFL、GTECとのレベル比較

ここでは、英検準1級がTOEICやTOEFL、GTECなどの他の試験と比較するとどのくらいのレベルなのか比較してみたいと思います。

・英検準1級とTOEICとの比較

TOEIC(Test of English for International Communication)は、世界的にスタンダードな英語試験の一つです。英語を母国語としない人たちの英語力を測定するために生まれた試験で、TOEICではリスニングとリーディングの問題が各100問ずつ出題されます。英検と異なるのは、ビジネス英語でのコミュニケーション力の測定に特化している点です。英検準1級は、TOEICの990点満点中740-820点に相当するレベルです。

・英検準1級とTOEFLとの比較

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、母国語が英語でない人の英語力を測定するために誕生した英語試験です。英語圏の大学や大学院に留学する際の合否基準に使用され、主にアメリカやカナダなどの大学で取り入れられています。英語圏の大学に合格するためには、最低61点は得点する必要があります。英検と同様に英語4技能が測定され、出題される内容も環境や科学に関するものなど、学術的なものが多いです。一般的にTOEFLといえばTOEFL iBTを指します。英検準1級は、TOEFLの80-90点に該当するレベルです。

・英検準1級とGTECとの比較

GTECは、通信教育事業のベネッセコーポレーションが主催する英語検定です。英検と同様に英語4技能を測定し、年間90万人を超える受験者がいます。GTEC CBTであれば自宅でのオンライン受験も可能です。私立中・高一貫校の多くでGTEC採用しているため、受験者は中高生が多いです。英検準1級は、GTECの1400点満点中1,190~1,349点に相当するレベルです。

英検準1級で合格点を取るための3つのコツ

ここからは英検準1級で合格点を取るためのコツをご紹介します。

コツ1:選択肢や問題文を先読みする

英検準1級では、筆記試験(リーディングとライティング)の時間が終了すると、続けてリスニングの試験に進みます。しかし、問題冊子は筆記試験もリスニング試験も全て1冊にまとまっています。そのため、筆記試験の途中でもリスニングの選択肢を先に見ることができます。

なので、筆記試験を早めに終わらせて、余った時間でリスニングの選択肢を先読みしておきましょう。

パート1と2は会話やナレーションの内容、質問される内容がリスニングが始まるまで分かりません。なので、選択肢からそれらの内容を想像しながら読むようにしましょう。

パート3は問題用紙にシチュエーションと質問が書かれています。そのため、条件となるキーワードに下線を引いておきながら読みましょう。そうすることで、音声を聞く前に問題用紙を見れば、すぐに意識すべき条件を思い出すことができます。

コツ2:音声を聞く時は、和訳せずに内容をイメージしながら聞く

特にパート2のナレーションは非常に長く、日本語に訳しながら聞いていると音声についていけなくなってしまいます。

今まで和訳しながら英語学習をしてきた人は、「内容をイメージする」と言われてもすぐにできない方も多いかと思います。ですが、意識して練習を繰り返すことで、英語を聞いてそのままストーリーの流れをイメージすることができるようになってきます。

そうすることで、和訳せずに全体の内容を把握することができ、もしも知らない単語が出てきた時もストーリーの流れから意味を推測することができます。

コツ3:リスニングの音声を聞きながら消去法で消していく

特にパート3は問題用紙に質問があらかじめ書かれているので、音声を聞きながら解答として相応しくない選択肢を除外しながら聞くことができます。

シチュエーションと質問を読む時間で聞き取るポイントをしっかりと頭に入れ、手を動かしながら聞くようにしましょう。このやり方も練習問題や過去問を解く時に練習しておくと本番でもスムーズにできると思います。

英検準1級対策におすすめの教材3選と学習方法

・問題集:【CD2枚付】英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版 (旺文社英検書)

練習問題92問、模擬テスト58問というかなり多くの問題が収録されており、カテゴリーごとの抑えておくべきポイントもまとめられています。「準1級の単語も覚えたし、リスニングの練習を繰り返しおこないたい」という方におすすめです。

参照元:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094854

・過去問

英検のサイトには、過去3回分の過去問が無料公開されています。しかも、本番と全く同じ音声も入手できるのです!

解答には英文のスクリプト付き。間違えたところでも、スクリプトを読めば理解できると思いますし、リスニングに関しては、これがあれば過去問の問題集はいらないと思います。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_p1/solutions.html

無料公開されている過去問は英検準1級を志した瞬間からダウンロード&保存しておいていただきたいのですが、知らなかった、数ヶ月で英検準1級を目指す方は過去6回分の問題集を買うのもありだと思います。スピーキングの過去問も手に入りますし、買って損はないと思います。

参照元:https://www.obunsha.co.jp/product/detail/094922

・動画で英語がを学べるアプリ「VoiceTube」

エンタメ、科学とIT、社会、ビジネス、暮らし、スピーチなどのカテゴリーからいくつでも好きな動画が数十秒お試しで観られます。(英語・日本語字幕付き)

そこから気に入れば(続きが気になれば)一日3本までなら、チケットを使って無料で最後まで観ることができます。そして一度チケットを使って観た動画は、その後も好きな時にフルで観られます。

海外のニュースやテレビ番組、TEDも観ることができ、生の英語に触れることで英語教材よりも上のレベルのリスニング力が身に付きます。また、世界の出来事やトレンドなどを学ぶことができます。

動画は初級〜上級にレベル分けしてあり、字幕のオン/オフや音声のスピードが調整できます。わからない単語は単語を長押しすると辞書機能でその場ですぐに意味を確認できます。イギリス英語にも触れられるのも嬉しいポイントです。

ドキュメンタリー系の動画はアカデミックさとエンターテインメントのバランスがちょうどよく、楽しく見れるかと思います。また、ドキュメンタリーからはライティングやスピーキングの時に使えるネタ収集にも役立ちます。

まとめ

英検準1級を受ける多くの方にとってリスニングパートは大きな得点源になります。

今あなたがどんなにリスニングが苦手でも、きちんと対策すればリスニングで合格点を得ることができるようになります。体が覚えるくらい何度も繰り返し練習するようにしましょう。

もし、「解き方を意識して何度も問題演習をしているのに点数が取れない・・」ということがあれば、英検準1級合格に必要な語彙力が不足している可能性があります。リスニングの解き方をマスターするのは、合格に必要な英語力を養ってからになりますので、並行して磨いていくようにしましょう。