最終更新日: 2024年01月24日
英語の「have 過去分詞」(現在完了形)が「なんだかわかりにくい」と感じていませんか?過去形と混同する方も多いでしょう。「have 過去分詞」を使った文章は、ネイティブの会話の中でもよく出てくるため、しっかりと覚えておく必要があります。こちらの記事では、3 つの使い方から、過去形との違い、実用的な英会話例文をご紹介。ぜひ最後までご覧ください。
目次
現在完了形「have 過去分詞」の使い方
現在完了形とは「過去から現在まで続いている状態や動作」を説明する時制で、「have + 過去分詞」の形で表します。現在過去形には3つの使い方があり、「経験」「完了」「継続」があります。
1. 過去の経験を表す場合
「〜したことがある」といった経験を表す場合に、「have 過去分詞」を使います。
I‘ve been to Spain two times.
スペインに 2 回行ったことがあります。
例文のように、「have 過去分詞」を使うと、過去から今までに「した経験がある」という意味となります。
2. 継続していることを表す場合
過去から今まで「〜している」といった経験を述べるときにも、「have 過去分詞」を使います。
I have worked for this company since 2017.
私はこの会社で 2017 年から働いています。
こちらの文には、2017 年から「今まで継続して」働いているというニュアンスが含まれています。
3. 完了したことを表す場合
「have 過去分詞」で完了したことを表すときは、「〜したところだ」という意味を指します。
I have finished my assignment.
私は宿題を終えたところです。
単に宿題を終えたわけではなく、宿題が終わった状態が「今も続いている」というニュアンスがあります。
「have 過去分詞」の実用英会話例
「have 過去分詞」の実用的な英会話例文をご紹介します。
I have visited the museum in New York a few times.
私はニューヨークにある美術館に数回訪れたことがあります。She‘s played piano for ten years.
彼女は 10 年間、ピアノを弾いています。We‘ve known each other since childhood.
私たちは子供の頃から知り合いです。I’ve just cleaned up and tidied the kitchen.
私はちょうどキッチンを掃除したところです。
現在完了形「have 過去分詞」と「過去形」の違い
現在完了形「have 過去分詞」と良く間違えられるのが「過去形」です。
「過去形」は、過去のある一点の事柄を指します。それに対して、現在完了形は「過去から今につながっている」というイメージです。
過去形:I had a headache yesterday.
昨夜、私は頭痛がした。現在完了形:I’ve had a headache since yesterday.
私は昨夜から頭痛がしている。
現在完了形「have + 過去分詞」と過去完了形「had + 過去分詞」の違い
現在完了形の時間の基点は現在です。過去から現在まで続いてる状態を表します。いっぽうで過去完了形の時間の基点は過去です。過去から過去のある時点まで続いていた状態を表し、現在は続いていません。
I have lived in Tokyo for five years. 現在完了形
「私は東京に5年間住んでいます」(5年前から現在までも住んでいる)I had lived in Osaka before I moved to Tokyo. 過去完了形
「私は東京に引っ越してくる前、大阪に住んでいました」(東京に来る前に住んでいた、今は住んでいない)
上記の例文の場合、過去形の文は「昨日」だけ頭痛だったことを表しています。一方、「have 過去分詞」を使った現在完了形は、今も頭痛が続いている状態。過去形は「今」とつながりを持たないのが特徴です。
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まとめ|現在完了形「have 過去分詞」を使って英会話してみよう!
今回は、現在完了形「have 過去分詞」の 3 通りの使い方についてご説明しました。現在完了形は難しいと感じる方も多いですが、ニュアンスを覚えればそれほど複雑ではありません。英語に触れる機会があれば、ぜひ積極的に使って会話してみましょう!
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ライター/ Yuka Kaneda
画像/ Annie Spratt,CC Licensed