最終更新日: 2020年08月12日
日本では古くからうなぎを食べる文化があります。しかし英語圏には馴染みのない食文化であるため説明するときは日本の歴史の背景を知っておくと自信を持ってうなぎのことを語れますね。今回はうなぎにまつわる英語表現を紹介します。
うなぎは日本では古くから食用の魚として食べられてきました。その期限は江戸時代まで遡り、日本人にとってはとても馴染みのある魚です。しかしながら欧米諸国を筆頭とする英語圏では日本と比べると認知度はそこまで高くない魚です。
目次
「うなぎ」を英語で言うと?
「eel」または「freshwater eel」と言います。
freshwater は淡水を表す言葉です。
また国によっては食用の魚ではないため、うなぎを用いた料理名は日本語をそのまま使われていたりします。
例えばうな重や、ひつまぶし、蒲焼などはそのまま英語でも使われます。
メニューの説明として以下のように表現されていたりします。
Hitsumabushi: Finely chopped eel over rice.
ひつまぶし: ご飯の上に細かく刻んだうなぎ。Unajyu: baked eel served over rice in a box.
うな重: ご飯の上にうなぎを乗せた丼。Kabayaki: eel that is filleted, skewered, dipped in soy sauce, then grilled.
蒲焼: ご飯の上によく焼いたうなぎを乗せた
“eel” の発音をボイスチューブの動画でチェック!
【TED-Ed】うなぎイーライの不思議な一生 – ジェームズ・プロセック (Eli the eel: A mysterious migration – James Prosek)
辞書にもひつまぶしはそのまま、「Hitsumabushi」と載っていたりもしますが、上記の説明の「finely-chopped eel over rice」や「hopped kabayaki eel on rice」と表現されることもあります。
また食用ではなく淡水魚として使う場合は基本的に eel と表現され、海蛇の変種として認知されているようです。
I saw a huge eel swimming out of a cave.
大きなウナギがほら穴から出てくるのを見たよ。
「土用の丑の日」を英語で言うと?
土用の丑の日は英語で「the Midsummer Day of the Ox」と言います。日本語に訳すと「丑(牛)の夏日」と直訳できます。日本では伝統的に鰻を食べるのは真夏の土曜の丑の日。という文化がありますが、もちろん海外にはそのような文化はありません。英語で説明するにはどの由来を説明するといいでしょう。
簡単な説明文は以下の通りです。
On the Midsummer Day of the ox, there is an ancient Japanese custom where it is said that eating eel, or eating something with a hiragana “u” in its name will keep you from suffering from the summer heat.
土用丑の日には、古来から鰻を食べる習慣があります。伝承として夏土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べると夏負けしないと言われています。
この日の起源は江戸時代に遡り、学者としても有名な平賀源内が考案したそうです。知り合いの鰻屋が夏に商売がはかどらず助言を彼に求めると、夏に鰻を食べる風習を作ればいいと提案しました。助言を聞いた鰻屋の店主が「土用丑の日、うなぎの日」の張り紙をしたことが始まりだそうです。
以上「うなぎ」や「丑の日」にまつわる英語表現でした。
日本にある伝統的な料理などは専用の言い方やありますが、馴染みのない外国人の方にとっては言葉だけでは意味が伝わらないこともあります。由来や期限を英語で説明できると会話もよりはかどるので、この機会に是非覚えておきましょう。
使いこなせるとあなたの英語の表現の幅が広がることは間違いないので今回紹介した例文を参考にしてぜひ実践の英会話でも役立ててみてください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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文/ Aki
翻訳/ Aki
画像/Richard Iwaki, CC Licensed