最終更新日: 2020年11月16日
SNSで話題性が絶えないNetflix(ネトフリ)の新作ドラマ『エミリー、パリへ行く』(Emily in Paris)。今回は、このドラマは一体何を語ろうとしているのか?どうして世界的現象となっているのか?などの理由を深掘りながら、意味深なセリフを4つ厳選して紹介したいと思います!
目次
『エミリー、パリへ行く』のセリフから学ぶ英語
1. The French are romantics, but they’re also realists.
(フランス人はロマンチストでありながらも、現実主義者である。)
アメリカの映画はハッピーエンドで終わることが多いので、観客はしばらくの間は現実から逃避することが許されますが、フランス映画の場合は悲劇で終わることが多いです。
英語解説:
The French は the France people の意味で、英語でよく使われている形容詞 romantic(ロマンチックな)はもう皆さんご存知ですよね。しかし、名詞として使われる時は「ロマンチスト」を意味します。また、 realist は「現実主義者」を意味します。
2. When two things are next to each other, we’re forced to compare them.
(二つの物事を一緒に並べた途端、どうしても比較せざるを得ない。)
アメリカでマーケティング会社に勤めるエミリーは、急遽フランスに赴任することになり、 初めてフランスに到着した彼女は、アメリカと異なる職場や生活に適応するのが難しいことに気づくのでした。
英語解説:
Force は名詞として使われる時、「力」を意味しますが、上記のセンテンスでは「~を強いる、~を強制する」を意味します。またイディオムの be forced to は「~を強いられる、~を強制させられる」を意味します。もし「誰かを~させる」を表現したい場合は force sb.’s hand を使うことができます。
3. I’ve spent my entire life wanting to be liked.
(ずっと、好かれたいと思って努力してきた。)
カルチャーショックの日常で、自分の情緒を一切隠さないフランス人を前にしたエミリーは、自分の掟を守り、嫌われる勇気を持ちながらも、自信を持って何事にも向き合っていくのでした。
英語解説:
Spend の使い方は「人+ spend + 時間/お金 + V-ing」であり、主語は必ず「人」出なければなりません。類似語は cost、take 、 pay などがあります。Cost の使い方は「物 + cost + 人 + 時間/お金」もしくは「It costs + 人 + 時間/お金 + to + V」になります。Take は「時間が掛かる」を意味し、使い方は「It takes 人 + 時間 + to + V」もしくは「V-ing(動名詞が主語なる)+ takes + 人 + 時間」になります。
4. Perfume is like in life, one has to balance the sweet with the stinky.
(香水は人生を映すそのものであり、甘さは苦みによってしかバランスをとることができない。)
香水を取り扱っている社長が取引先にある香水を紹介をしますが、後味には汚物と共通の化学成分が!?とエミリーは驚きますが、 エミリーのショックを受けた表情を見て、社長はエミリーにこのような言葉を返したのです。
英語解説:
Balance は動詞で「バランス」という意味で使われるときは二つの意味合いで使われることがあります。一つ目は、「ある状態においてのバランス」で、balance…with で言い表すことができます。2 つ目は、「重さ、水平上でのバランス」で、balance…on で言い表すことができます。また、balance が名詞として使われる時は「残額」という意味もあります。
いかがでしたか?職場や恋愛、さらに異文化に対するセリフなど、心に刺さるものがあるのではないでしょうか?是非お役に立てれば幸いです。
楽しく生きた英語を学びたいなら、VoiceTubeアプリ!
新しい動画を日英字幕付きで毎日更新!ニュース、アニメ、コメディー、教育などチャンネルも豊富で、気楽に楽しく英語を学べるから、毎日の英語学習が楽しくなる!
翻訳 / Yuka
画像 / Unsplash