「ハイフン」と「ダッシュ」の意味と使い方を徹底解説!

ハイフン, 英語, ダッシュ, 英語

英語の句読点である「ハイフン」と「ダッシュ」。「見たことはあるけど使い方がわからない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、これらの記号の意味と使い方を、わかりやすく解説します。英語のスキルアップをしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

「ハイフン」の使い方と英語例文

英語の「ハイフン」は、二つ以上の単語をつなぐために使われる句読点です。

1. 接頭辞とあわせて使う

「ハイフン」は接頭辞の後によく使われます。「接頭辞」とは、「impossible」の「im」や「refresh」の「re」など、単語の頭に使われる文字のことです。接頭辞はハイフンを使う場合と使わない場合があります。

①後ろの単語が「大文字」から始まる場合(例:「non‐American」「un‐Japanese」)

②接頭辞と後ろの単語の始まりが同じ母音の場合(例:「re‐entry」「anti‐aging」

③接頭辞「ex-」「all-」「self-」「ill-」を使う場合(例:「ex‐boyfriend」「self‐esteem」

④ハイフンをつけないと意味が変わってしまう場合

The students recreated famous movie scenes at a school festival.
文化祭にて、生徒たちは有名な映画のシーンを再現した。

This hotel is a good place for recreation because it’s near a lot of nature.
このホテルはたくさんの自然が側にあるので、気晴らしするのにいい場所です。

2. 語句と語句をつなげて使う

複数の語句をつなげて、一つの単語として用いるときにもハイフンを使います。このような複数の語句は「複合語」と呼ばれるもの。ハイフンを使う複合語は「複合名詞」「複合動詞」「複合形容詞」の 3 種類です。以下の例文ではハイフン(-)を使って複合修飾語を作るのが正しい使い方です。

The author is also a well‐known artist in her native France.
その作者はフランスでは有名なアーティストです。

well-known の正しい発音をボイスチューブの動画で確認しよう!

爆笑!ディズニーのプリンスたちを現実化してみたwell-known

3. 数字を表現するときに使う

21 から 99 までの数字を表現する時にハイフンを使います。ただし 20 や 50 などは 1 単語で完結するので使いません。

She turned twenty‐two years old today.
彼女は今日で 22 歳になった。

VoiceTube 英語学習 アプリ

ダッシュには 2 種類ある!ハイフンとの違いに注意しよう

英語の「ダッシュ」には「エム・ダッシュ」と「エヌ・ダッシュ」の2種類があります。「ダッシュ」と言えば、一般的には「エム・ダッシュ」を指します。

  • エム・ダッシュ「 —」
  • エヌ・ダッシュ「–」
  • ハイフン「‐」

「ダッシュ」は「ハイフン」に似ているので、使う際は注意しましょう。

エム・ダッシュの意味と使い方

「エムダッシュ」は文章に情報を追加するときや強調するときなどに使われます。「括弧」や「コロン」「コンマ」の代わりとしても使用可能です。ただし、くだけたイメージを与えやすいため、正式な文書では括弧を使わない方が無難です。

1. 文中の語句に補足情報を足すときに使う

「ダッシュ」は文中に使い、その前の語句に補足情報を足す場合に使われます。この場合では、ハイフン(-)よりも長いエムダッシュ()を使用します。 また、2 つのハイフン (–) を使用してエムダッシュを表示する人もいます。

My friend—an Italian girl—made a homemade pasta.

友達のイタリア人の女の子が作った自家製パスタ。

この場合は、ダッシュを使うことで「イタリア人の女の子」という補足情報が足されています。

2. 関連情報を追加するときに使う

前の語句に関連する情報を追加する場合も、文中に「エムダッシュ」を使います。「コロン」と同じような役割です。

My son can’t eat two things—carrots and tomatoes.

息子はニンジンとトマトの 2 つが食べられない。

ダッシュを使って「にんじんとトマト」という具体的な情報を示しています。

3. 余韻を持たせるときに使う

文章に余韻を持たせたり、感情を表現したりするときにも「エムダッシュ」を使用できます。

How terrible.
なんてことだ。

エヌ・ダッシュの意味と使い方

「エヌ・ダッシュ」は 2 通りの使い方があります。

1. 範囲を表すときに使う

「エヌ・ダッシュ(–)」は、年齢や日付などの範囲を表すときに使われます。(例:「18-22 years old」「Feb7-March12」)これは、ハイフンより長くてもエム・ダッシュより短いエヌダッシュを使用する必要があります。

Today’s homework is pages 82–85.

今日の宿題は 82 ページから 85 ページまでです。

2.二つのものの関係性を表すときに使う

スポーツ試合のスコアや国と国など、2つのものの関係性を表す場合にも「エヌ・ダッシュ」を使用します。(例:「Japan-China relations」)

The team won 2016.
そのチームは 20 対  16 で勝利した。

まとめ|「ハイフン」と「ダッシュ」を使いこなして英語スキルアップ!

今回は、英語の「ハイフン」と 2 種類の「ダッシュ」の意味と使い方についてご説明しました。日本人にとっては馴染みのない句読点ですが、覚えておくとリーディングやライティングをする際に役立ちます。ぜひこれらを使いこなして、英語の更なるスキルアップを目指しましょう!

楽しく生きた英語を学びたいなら、VoiceTubeアプリ!

新しい動画を日英字幕付きで毎日更新!ニュース、アニメ、コメディー、教育などチャンネルも豊富で、気楽に楽しく英語を学べるから、毎日の英語学習が楽しくなる!

↓↓VoiceTubeアプリのダウンロードはこちらから↓↓

VoiceTube 英語学習 アプリ

ライター/ Yuka Kaneda
画像/Thought Catalog, CC Licensed