最終更新日: 2022年05月31日
海外を表す英単語の「abroad」と「overseas」と「foreign」。意味はなんとなく理解していても、いざ使おうとすると迷う方も多いでしょう。そこで本記事では、これらの単語の違いと気をつけるポイントをわかりやすく解説します。
目次
「abroad」と「overseas」と「 foreign」の 違い
「abroad」と「overseas」と「foreign」は、大きな意味で海外を意味する英単語ですが、文法的な使い方や意味が異なります。
文法的な使い方の違い
「abroad」は副詞で「海外へ」と名詞で「海外」として使われます。「overseas」は副詞で「海外へ」と形容詞で「海外の」として使われる英単語です。一方、「foreign」は形容詞「外国の」のみで使われます。
I want to go abroad.
私は海外へ行きます。I’ve worked overseas.
私は海外で働いていました。I want to go to a foreign country.
私は外国に行きたいです。
意味の違い
「abroad」と「overseas」はほぼ同じ意味を持ちますが、「overseas」はその名の通り、海を渡った場合に使われます。例えば、フランスからドイツへ渡った場合、陸続きの場所なので「overseas」は使えません。日本から外国へ行く場合は、必ず海を越えるので「overseas」が使えます。
「abroad」と「overseas」と「foreign」の英語例文
次に、「abroad」と「overseas」と「foreign」の英語例文をご紹介します。
I made tons of new memories during my time abroad in Australia.
私はオーストラリア留学中にたくさんの新しい思い出をつくった。
He was stationed overseas when he was in military.
彼は軍隊にいたとき、彼は海外で駐留していた。
My father is a foreign diplomat.
僕のお父さんは外国の外交官です。
Studying a foreign language can broaden one’s mind.
外国語を勉強することは視野を広げる。
stationed 駐留した
broaden 広げる
abroad の正しい発音をボイスチューブの動画で確認しましょう。
「foreign」は使い方に要注意!「international」との違いも説明
「foreign」は時に排他的な印象を与えるため、使う際は注意が必要です。外国人を表す「foreigner」を使うと、人によっては差別的に感じることもあります。賛否両論があるので神経質になる必要はありませんが、気に留めておくと安心です。
「国際の」を表す形容詞の「international」についてもご説明します。
「international」は「国家間の」という意味を持ち合わせているため、2 つ以上もしくは多くの国を表す時に使われる英単語です。
I go to international language exchange events in order to improve my English skills.
私の英語のスキルを向上するために、国際言語交換イベントに行っています。
まとめ|「abroad」と「overseas」と「 foreign」の使い方を極めよう!
今回は「abroad」と「overseas」と「foreign」の意味や文法的な違い、気をつけることをお伝えしました。これらの単語と合わせて、「international」の意味合いも覚えておくと便利です。ご自身でも例文を作っていただき、ぜひ使い方を極めてくださいね。
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ライター/ Yuka Kaneda
画像/Kyndall Ramirez, CC Licensed