「abroad」と「overseas」と「foreign」の違いとは?「海外」を意味する英語表現

最終更新日: 2025年12月15日

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海外を表す英単語の「abroad」と「overseas」と「foreign」。意味はなんとなく理解していても、いざ使おうとすると迷う方も多いでしょう。そこで本記事では、これらの単語の違いと気をつけるポイントをわかりやすく解説します!

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「abroad」と「overseas」と「foreign」の違いまとめ表

単語 品詞 意味・ニュアンス 使い方例
abroad 副詞 / 名詞
  • 海外へ行く/滞在することを表す(副詞)
  • 海外という場所自体(名詞)
  • 国や地域に限定せず、一般的に「外国全般」を指す
I want to go abroad next summer.
overseas 副詞 / 形容詞
  • 海を渡る海外を表す(副詞)
  • 海外に関連する物や活動を表す(形容詞)
  • 陸続きの隣国には使わず、必ず海を越える国に対して使う
He worked overseas for three years.
foreign 形容詞
  • 「外国の」という意味で、特定の国以外を指す
  • 物や人に使えるが、人に使うと排他的に聞こえる場合がある
  • 国家や文化が自分の国と異なることを強調する
She is studying a foreign language.
international 形容詞
  • 「国際の」「国家間の」という意味
  • 2つ以上の国が関わる事柄に使う
  • 外交・イベント・組織などで中立的・公式に使いやすい
I attend international conferences every year.

「abroad」と「overseas」と「foreign」は、大きな意味で海外を意味する英単語ですが、文法的な使い方や意味が異なります。

文法的な使い方の違い

「abroad」は副詞で「海外へ」と名詞で「海外」として使われます。「overseas」は副詞で「海外へ」と形容詞で「海外の」として使われます。「foreign」は形容詞「外国の」のみで使われます。

I want to go abroad.
私は海外へ行きます。

I’ve worked overseas.
私は海外で働いていました。

I want to go to a foreign country.
私は外国に行きたいです。

意味の違い

「abroad」と「overseas」はほぼ同じ意味を持ちますが、「overseas」は海を渡った場合に使われます。例えば、フランスからドイツへ渡った場合は「overseas」は使えません。日本から外国へ行く場合は、必ず海を越えるので「overseas」が使えます。

英語例文

I made tons of new memories during my time abroad in Australia.
私はオーストラリア留学中にたくさんの新しい思い出をつくった。

He was stationed overseas when he was in military.
彼は軍隊にいたとき、海外で駐留していた。

My father is a foreign diplomat.
僕のお父さんは外国の外交官です。

Studying a foreign language can broaden one’s mind.
外国語を勉強することは視野を広げる。

stationed:駐留した
broaden:広げる

「foreign」は使い方に要注意!「international」との違いも説明

「foreign」は時に排他的な印象を与えるため、使う際は注意が必要です。外国人を表す「foreigner」を使うと、人によっては差別的に感じることもあります。賛否両論があるので神経質になる必要はありませんが、気に留めておくと安心です。

「国際の」を表す形容詞の「international」は「国家間の」という意味を持ち、2つ以上の国を表す時に使われます。

I go to international language exchange events in order to improve my English skills.
私の英語のスキルを向上するために、国際言語交換イベントに行っています

まとめ

今回は「abroad」と「overseas」と「foreign」の意味や文法的な違い、気をつけることをお伝えしました。これらの単語と合わせて、「international」の意味合いも覚えておくと便利です。ご自身でも例文を作っていただき、ぜひ使い方を極めてくださいね。

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