最終更新日: 2024年10月19日
毎年10月31日はハロウィンの日!日本でも「ハロウィン」はクリスマスやバレンタインデーと同じくらい…いや、それ以上?に盛り上がります🎃!
しかし、ハロウィンの起源はあまり知られておらず、日本では「仮装を楽しむ日」として認知されています。そこで今回は、お決まりのフレーズ”trick or trear” (トリック オア トリート)の意味や、ハロウィンに関する英単語や英語フレーズなど紹介していきます👻 もちろんハロウィンの起源についても解説します!
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目次
ハロウィンの起源は?
ハロウィンの起源は、約2,000年以上前に遡ります。現在のアイルランドに住んでいた「古代ケルト人」のお祭り「サフィン祭」が起源とされています。当時のケルト人にとっての新年の始まりは11月1日で、この日は死者の世界の扉が開く日ともされていました。
そのため、この日は「死者の魂が人間に対していたずらをする」と信じられており、人々は死者の魂から身を守るため、動物の姿に仮装をしていました。これがハロウィンの日に仮装する風習の起源になっていると言われています!
ハロウィンはいつ?
ハロウィンは毎年10月31日に行われるイベントです。キリスト教ではハロウィンの翌日である11月1日は “All Hallows’ Day”「諸聖人の日(万聖節)」という祝日です。これはキリスト教におけるすべての聖人を記念する日です。
Halloween の英語の由来は?
英語のHalloween(ハロウィン)は”All Hallows’ Day”「諸聖人の日(万聖節)」の前夜 “All Hallows’ Evening” を短縮したものです。ハロウィンは英語では「ウィン」にアクセントをおいて h`æləwíːn(ハロ・ウィン) と発音します。
ハロウィン定番英語フレーズ7つ
ハロウィンの日にネイティブが使う定番挨拶や英語フレーズをまとめました!
- Happy Halloween!「ハッピーハロウィン」
- Trick or Treat!「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ)」
- Enjoy a spooky night!「不気味な夜を楽しんで」
- Have a spooktacular night!「不気味な夜を」
- Nice costume!「素敵な仮装だね」
- Boo!「ばあ!わぁ!」
- Halloween is a real treat.「ハロウィンは本当に楽しい」
1. Happy Halloween!
ハロウィン定番の挨拶で「良いハロウィンを!」ような感じで使われます。楽しい雰囲気を表す言葉ですね🎃
2. Trick or Treat
仮装をした子供達が、ご近所を” trick or treat”と行って周っているイメージがありますよね?これは、「ご褒美 (treat)がもらえれば、子供はいたずら(trick)をしない」=「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味です👻🍬
このフレーズはケルト人ではなく、アメリカで生まれたと言われています。ケルト人発祥のハロウィンの風習は移民と共にアメリカに伝わりました。アメリカでは、徐々にハロウィンの宗教的な要素は薄れていき、各地域のコミュニティでダンスや歌を歌ったり、お化けの話をするパーティーを行う日として変化していきました。
その後、1950年代ごろに現在のような「子どもたちが主役のイベント」として定着しました。なので実は、子供たちが仮装をして Trick or Treat(トリック・オア・トリート)というフレーズを言いながら、食べ物やお金を求めて近所の家を訪ねる…というハロウィンの風習は、まだ歴史的には70年ほどしか経っていないのです!
Trick or Treat(トリック・オア・トリート)と言われたら英語でなんと返す?
– Treat, of course.「もちろん、お菓子よ」
– Here you are.「どうぞ」
– Happy Halloween!「ハッピーハロウィン」
– Come again next year!「来年も来てね」
…と言ってお菓子を渡してあげるのが一般的です🍬
3. Enjoy a spooky night!
” spooky”は「不気味な」という意味ですが、いわゆる” Have a good day!”のような感じで「ハロウィン楽しんでね!」というニュアンスで使います👻
4. Have a spooktacular night!
アメリカではよく” Halloween Spooktacular”と書かれたイベントや宣伝を見かけます。実はこれ….“spectacular”と”spook”をもじった造語なんです!
- spectacular:すごい / 素晴らしい
- spook:不気味な
そのため、“Have a spooktacular night”は、”Enjoy a spooky night!”と似たような意味合いで「素晴らしいハロウィンを!」のような感じで使われます。
5. Nice costume!
「素敵な仮装だね」という意味で、ハロウィンといえば「仮装」なので覚えておきたいフレーズです!
6. Boo!
これは「ばあ!」という表現で、まさに「いないいないばあ」も”peel a boo!”と言います。ハロウィンと言えば、お化けやゾンビなどホラー系の仮装をするのが定番。この”Boo!”もよく登場します👻ただし!動詞として使うとよく聞くブーイングの「ブー👎」になってしまうので注意しましょう⚠️
7. Halloween is a real treat
“treat”は、”trick or treat”にも登場しましたが「ご褒美』 ( = trick or treatではお菓子)を意味します。そのため、”Halloween is a real teat”を直訳すると「ハロウィンこそがご褒美だ!」となります。それが転じて「ハロウィンはとっても楽しい!」というニュアンスで使われます🎃
ハロウィンの風物詩!カボチャ「ジャック・オー・ランタン」は英語でなんという?
ハロウィンといえば顔をくりぬいたカボチャのランプを飾るのが定番ですが、このカボチャは英語で “Jack-o’-Lantern”(ジャックオーランタン)といいます。英語を直訳すると 「ジャックのランタン」という意味になります。「カボチャをくりぬく」は英語で “carve a pumpkin”といいます。crave は「削る、刻む」という意味です。
- Let’s make Jack-o’-Lantern! 「ジャック・オー・ランタンを作ろう!」
他に” hollow out a pumpkin”とも言います。hollow out は「えぐって穴をあける」という意味です。
- The kid is hollowing out a pumpkin to make a Jack o’-lantern.「子どもはカボチャをくりぬいてジャック・オー・ランタンを作っている」
実は怖い!?「ジャック・オー・ランタン」の由来
もともとケルト人は、実はカボチャではなく「カブ」で作ったジャック・オー・ランタンを飾っていました。カボチャに変わったのは、ケルト人がアメリカへ移住したことが理由とされています。アメリカでは、かぼちゃの方が手に入りやすく、ランタンに加工しやすかったためカボチャが主流になりました。しかし、スコットランドでは今でもカブのジャック・オー・ランタンを飾る地域もあるそうです。
ジャック・オー・ランタンには実はちょっとゾッとする由来があります。昔、酒好きで、ずる賢く乱暴なジャックという男がいました。あるハロウィンの夜、ジャックは泥酔して歩いていると、なんと悪魔に遭遇しました。悪魔はジャックの魂を奪い取ろうとしますが、ジャックは「魂をあげるから最後に酒を飲ましてくれ」と頼みます。
悪魔はその願いを受け入れ、コインに化けて酒代を払おうとします。しかし、ずる賢いジャックは十字架でコインを押さえつけ、自分の財布の中に悪魔を閉じ込めてしまいます。降参した悪魔は、10年間は魂を取らないと約束します。
そして10年後、悪魔は再びジャックの前に現れます。魂を取ろうとする悪魔にジャックは「最後にりんごが食べたい」と言います。悪魔は木に登りジャックにりんごを渡そうとしますが、ジャックはその隙に持っていたナイフで木の幹に十字架を刻み、悪魔を木から降りれないようにしました。悪魔はもう2度魂を取らないから許してくれと頼みます。
やがて時が経ちジャックは寿命でこの世を去ります。日頃の行いが悪かったジャックは、天国には行けず地獄へ行きますが、そこであの悪魔が現れてジャックに言います。
「君の魂は取らないと約束したから、地獄には連れて行けない」途方にくれたジャックは生き返ることも地獄へ行くこともできず暗い暗い道を彷徨い続けます。ジャックは悪魔に灯をくれと頼み、悪魔は地獄の小さな炎を分け与えました。
この灯りが消えてはいけないと思ったジャックは道端に転がっていたカブをくりぬき、その中にこの火を灯し、ランタンにしました。これがジャック・オー・ランタンの由来と言われています。
「仮装」に関する英語フレーズ6つ
ハロウィンの日には、仮装をしてイベントに参加する人も多いと思います。そんな仮装イベントなどでよく使われるフレーズをご紹介します。
- What are you going to be? 「何になるの(何の仮装するの)? 」
- I’ll dress up as 〜「〜の仮装をする」
- How do I look? /How does it look on me?「似合う?」
- It’s good on you. / It looks good on you.「似合うよ」
- Nice costume!「素敵な仮装だね」
- You look so scary!「とても怖い」
- You scared me!「びっくりした!」
「ハロウィンの仮装」は英語で Halloween Costume
英語で「仮装」は costume(コスチューム)と言います。友達が素敵な仮装をしていたら “Nice Costume! “と褒めてあげましょう。
1. What are you going to be? 「何になるの(何の仮装するの)? 」
相手にどのような仮装をするのか聞きたいときはこのフレーズを使います。
- What are you going to be for the Halloween party this weekend?
(今週末のハロウィンパーティーは何の仮装をするの?)
2. I’ll dress up as / wear a XX costume/ I’ll be 「~の仮装をする」
「~仮装をする」のいい方は様々ありますが、よく使われるのはこの3つです。dress up は普段着ではなく、何か特別な洋服を着るときに使われます。
- I’ll wear a monster costume for Halloween.
(ハロウィンはモンスターの仮装をします。) - I dressed up as a princess on Halloween last year.
(去年のハロウィンの日にはプリンセスの仮装をしました。)
* dress up in a princess costume も同じ意味で使われます。 - I’ll be a witch this year.
(今年は魔女の仮装をします。)
3. How do I look? / How does it look on me?「似合う?」
相手に自分の恰好が似合っているか聞きたいときはこれらのフレーズをよく使います。
- How do I look?
(似合う?) - How does this costume look on me?
(この仮装似合ってる?)
4. Nice costume / It’s good for you. / It looks good on you.「似合うよ」
相手の仮装に「似合う!」と言いたいときはこのフレーズを使ってみましょう。
- Nice costume!
(素敵な仮装だね) - Wow, it’s good on you!
(わあ、よく似合うね!) - The costume looks good on you.
(その仮装あなたに似合ってるよ。)
5. You look so scary!「とても怖い」
You “look”なので、見た目が「とても怖い!」という時に使います!
6. You scared me!「びっくりした!」
こちらは物理的に「驚いた時」に使います!まさに”Boo!”など急に驚かされた時に使いましょう👻
ハロウィンコスチュームの定番を英語でチェック
ハロウィンのコスチュームとしてよく使われるものの英単語をまとめてみました。
- Witch「魔女」
- Ghost「おばけ」
- Monster「モンスター・怪物」
- Zombie「ゾンビ」
- Bat「コウモリ」
- Jack-o’-lantern「カボチャ・ジャック・オー・ランタン」
- Black cat「黒猫」
- Spider「蜘蛛」
- Skeleton「ガイコツ」
- Dracula「ドラキュラ・吸血鬼」
- Frankenstein フランケンシュタイン
- Mummy「ミイラ男」
- Werewolf「オオカミ男」
- Princes「プリンセス」
- Pirate「海賊」
- Goblin「ゴブリン」
- Wizard「魔法使い」
その他「ハロウィン」に関する英単語
- Halloween Treat「ハロウィンのお菓子」
- Tombstone「お墓」
- Haunted House「お化け屋敷」
- Spooky night「不気味な夜」
- Coffin「棺桶」
- Apple Bobbing(アップルボビング)
ハロウィンの日に行う水の上に浮いているリンゴを口で掴む伝統的なゲームです。 - Spider Web「蜘蛛の巣」
- Skull「頭蓋骨」
- Halloween Spooktacular(ハロウィーン・スプークタキュラー)
Spooktacular はハロウィンイベントの宣伝などでよく登場する単語で、「不気味な、幽霊のような」という意味の spooky と形容詞で「豪華な、壮大な」や「豪華ショー」という意味を持つ spectacular を組み合わせた単語です。
「怖い・気味が悪い・びっくりした」を表す英語
ハロウィンの日はドラキュラやスケルトンなど、怖い仮装をする人も多いですよね。そんな仮装をする人を見かけた際に使える様々なフレーズをご紹介します。
- You look scary! 「(人の仮装などを見て) 怖い!」
- You scared me! 「びっくりした !」
- I am scared! 「恐ろしい、怖い!」
- It’s spooky/sreepy. 「不気味、気味が悪い 」
- I have goosebumps. 「鳥肌が立った」
- You scared me to death「死ぬほど怖かった」
1. spooky「不気味な、気味が悪い」
spooky はお化けが出てきそうな不気味な感じや気味の悪さを表します。他に creepy と言ったりもします。
2. scary / scared「怯える、怖い」
何かに怯えて怖い気持ちを表します。何かが「こわい」ときは「scary」、「こわい」と感じているときには「scared」を使います。You scared me to death! であなたは死ぬほど私を怖がらせた=「死ぬほど怖かった・びっくりした」という意味になります。
3. terrifying / terrified「ぞっとする、かなり怖い」
scary よりも更に怖い、ぞっとするような、とても怖い気持ちを表す時に使います。
4. frightening / frightened「びっくりする怖い」
不気味なというよりはギョッと驚くような怖い気持ちを表します。
5. goosebumps「鳥肌」
英語で「鳥肌」は goose bumps と表します。goose は「ガチョウ」、bumps は「こぶ」など表面の突起やデコボコを表します。なので goose bumps は直訳すると「ガチョウのこぶ」という意味になり、鳥肌の肌の表面がボコボコしている様を表します。日本語の鳥肌と同じく恐怖や感動で立つ鳥肌だけでなく「寒さ」で立つ鳥肌もこの goose bumps で表すことができます。「鳥肌が立った」と言いたい場合は動詞の get の過去形 got をつけて got goose bumps「鳥肌が立った」と表します。
最後にボイスチューブの動画で今日ご紹介したハロウィンの歴史やハロウィンで使われる単語などをおさらいしましょう!
誰かに教えたくなる!ハロウィンや仮装、カボチャの由来を英語で聴いてみよう!
ハロウィンのイベントに参加する人も少なくないはず!ぜひ今回ご紹介したフレーズを覚えて、当日自分の仮装について英語で説明したり、相手の仮装に英語で反応したりできるよう、しっかり確認しましょう!
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